まっさ

元:うつ病、現:自閉症スペクトラム(ASD)/元:生活保護受給、現:コールセンター勤務…

まっさ

元:うつ病、現:自閉症スペクトラム(ASD)/元:生活保護受給、現:コールセンター勤務/「いのちの電話」の相談員/40代男性/就職氷河期世代/世界のどこかにいるはずの、もう一人の「私」にエールを送るつもりで書いているアカウントです。

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  • 生活保護を受給していた頃に書いた記事

    やはり生活保護を受給していた頃と、廃止した今とでは、大きな区切りがあるなと思ったので、マガジンでひとまとめにしておくことにしました。

最近の記事

  • 固定された記事

noteで執筆した「うつががんに連れ添って」の電子書籍を発売しました

電子書籍版には下記の変更点があります。 ・記事を投稿日時ではなく本来意図する順番に並び替えました ・誤字脱字やおかしな日本語を大幅に修正しました ・一人称を「僕」で統一しました ・巻末には大先生マダオ(カリスマSST講師)氏による解説が収録されています Amazonにてお買い求めいただけます。定額読み放題のUnlimitedにも対応しています。なにとぞよろしくお願いします! ---- 「はじめに」よりこの本は僕と母のがん治療の闘病日記です。当初は個人ブログで、その後は

    • 本当にやりたいことから逃げても、ごまかしても、どこまでも追ってくる「自分」。乱暴に軌道修正する「自分」。どうしても職を探すとき、給与などの諸条件ではなく、己の価値観に見合う仕事か、という基準で最後は決断を促されるようになっているようです。なんで俺、正社員の誘い断っちゃったかな~。

      • 私のパートナーにとっては、私が失業して生活費の面で迷惑をかけたりすることなんかより、いつも優しく穏やかに接することのほうが、余程大切らしい。もちろんそういう余裕を持つためにも仕事が安定するに越したことはないのだが、次の仕事が決まらないからといって、優しくできないわけではない。

        • 職場における40・50代の不在問題。本来イキり初めの30代社員への抑止力として期待されるのが40・50代社員だが、氷河期の影響で極端にこの世代は社内に少ない。結果、残念な30代のイキり社員を一定数生み出す結果となり、彼らのパワハラで貴重な20代の若手の流出を促してしまっている。

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        noteで執筆した「うつががんに連れ添って」の電子書籍を発売しました

        • 本当にやりたいことから逃げても、ごまかしても、どこまでも追ってくる「自分」。乱暴に軌道修正する「自分」。どうしても職を探すとき、給与などの諸条件ではなく、己の価値観に見合う仕事か、という基準で最後は決断を促されるようになっているようです。なんで俺、正社員の誘い断っちゃったかな~。

        • 私のパートナーにとっては、私が失業して生活費の面で迷惑をかけたりすることなんかより、いつも優しく穏やかに接することのほうが、余程大切らしい。もちろんそういう余裕を持つためにも仕事が安定するに越したことはないのだが、次の仕事が決まらないからといって、優しくできないわけではない。

        • 職場における40・50代の不在問題。本来イキり初めの30代社員への抑止力として期待されるのが40・50代社員だが、氷河期の影響で極端にこの世代は社内に少ない。結果、残念な30代のイキり社員を一定数生み出す結果となり、彼らのパワハラで貴重な20代の若手の流出を促してしまっている。

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        • 生活保護を受給していた頃に書いた記事
          34本

        記事

          「パワハラを受けた」と相談したら契約解除が決まった話と録画されないオンライン会議は令和の密室という話

          前回の記事からの続き。 私は完全在宅で仕事している。 自閉症スペクトラム障害(ASD)の確定診断を受けていて、完全在宅の仕事は私の生活の生命線だ(それについてはこちらにも書いた)。 ちなみに障害については、職場では伏せている。オープンにしたい気持ちはあるが、そうすると書類選考すら通らないので、聞かれない限りはオープンにはしないことにしている。もし秘匿することが、何らかのコンプライアンス違反になるということであれば、やむなく開示するだろうが、今のところそういう場面に追い込

          「パワハラを受けた」と相談したら契約解除が決まった話と録画されないオンライン会議は令和の密室という話

          ギブミー合理的配慮

          ああ、わかってくれとは言わないが そんなに俺が悪いのか ララバイ ララバイ … と口ずさみたくなる。 どうやら、また自分は相手をとても怒らせたらしい。 本当に突然(向こうにすれば積もり積もってなのだろうが)職場のメンターから強烈な敵意が込められたメッセージを送り付けられた。社内のチャットツール経由である。 発達障害あるあるなのかもしれないが、どこに行っても、何かのコミュニティに所属していると、まあまあな頻度でこういう経験をする。自分に身に覚えのない角度から、なかなかの

          ギブミー合理的配慮

          ペルソナ3R、どうもPC版が安定しないっぽくCTD多発。仕方ないのでXboxにコンソール版をインストールして、それをPCからリモートプレイで繋いで遊んでいます。クオリティ高いクラウドゲーミングとゲーパスの柔軟性に助けられましたが、もうこれわけわかんねぇなと苦笑いもしてます。

          ペルソナ3R、どうもPC版が安定しないっぽくCTD多発。仕方ないのでXboxにコンソール版をインストールして、それをPCからリモートプレイで繋いで遊んでいます。クオリティ高いクラウドゲーミングとゲーパスの柔軟性に助けられましたが、もうこれわけわかんねぇなと苦笑いもしてます。

          『イーストワード』でまさかのDLCがリリースされて驚きました。即購入してプレイ始めています。いまのところ、本筋とは別のパラレルワールドにしたセンスとか、ジョンとサンの新たな物語として牧場経営はかみ合わせ抜群だな、とかポジティブな感想しか出てこない良作です。

          『イーストワード』でまさかのDLCがリリースされて驚きました。即購入してプレイ始めています。いまのところ、本筋とは別のパラレルワールドにしたセンスとか、ジョンとサンの新たな物語として牧場経営はかみ合わせ抜群だな、とかポジティブな感想しか出てこない良作です。

          「職場の優しい無関心」/うつや非定型発達者で仕事がうまくいかない人は、もう一段階本気で在宅ワークで就業することを検討してほしい

          元うつ病で、一生ASDの自分にとって、在宅で働くことは必須要件であり、生命線である。 “仕事”のストレスが問題なのではなく、“職場”のストレスが手に負えないのだ。 3年前の記事だが、当時も懸念していた通り、うつ病が良くなろうと価値観がアップデートされようと、“職場嫌い”は硬直化した。 仕事は好きだが、“同僚”がどうしようもなく好きになれない。ゆえに、その同僚と関わり合いを持たなければいけない“職場”がおぞましい。 この感覚は、わかる人にはろくに説明しなくても共感しても

          「職場の優しい無関心」/うつや非定型発達者で仕事がうまくいかない人は、もう一段階本気で在宅ワークで就業することを検討してほしい

          世界中のどこかにいるはずの、もう一人の「私」に、がんばれとエールを送るため

          一時は、真剣に福祉の業界で働くことを目指していたし、数か月だけ実際に勤務もしたが、結果的にそれだけだった。 しかし間髪を入れずに、長年勤めていたコールセンターの業界にカムバックを果たし、生活保護を廃止にして半年が経過した。安定軌道に乗った手ごたえがある。 うつ病に関しても、今は何も服薬していないし、精神科のクリニックに通院もしていない。 長年連れ添ってくれているパートナーと暮らすために、新しい部屋を借りて、相手のご両親にきちんと挨拶もした(私の両親は残念ながらどちらも他

          世界中のどこかにいるはずの、もう一人の「私」に、がんばれとエールを送るため

          レインコート

          約5ヶ月間、障害福祉事業所に通所していた。毎日朝8時半には地下鉄に乗り、ついでに40分ほどのウォーキングも済ませて、10時半からのカリキュラムをこなす。午後もなんだかんだと用事ができて、帰宅は大体16時頃になった。そういう生活を、平日にびっしりと過ごし、土日は集中的に休むというサイクルだった。 その事業所では、比較的な密な人間関係を構築することも拒まなった。 自分と同じような立場で事業所に通所する者は、少ない日で5人ほど、多い日では10人ほどだった。年齢も性別もバラバラだ

          レインコート

          女は照れくさそうにサンドイッチにかぶりついた。「美味しい」と微笑む。男はおしぼりを渡し、指についたソースを拭き取るように促す。女性は誤魔化すようにまた笑う。男の声は、程よく低く、そして優しい。 ふと思う。私はこれまで誰かをこんな風に素敵な笑顔にできたことなどあっただろうか、と。

          女は照れくさそうにサンドイッチにかぶりついた。「美味しい」と微笑む。男はおしぼりを渡し、指についたソースを拭き取るように促す。女性は誤魔化すようにまた笑う。男の声は、程よく低く、そして優しい。 ふと思う。私はこれまで誰かをこんな風に素敵な笑顔にできたことなどあっただろうか、と。

          松本剛選手

          我が地元のプロ野球団である日本ハムファイターズの松本剛選手を見ていて、つくづく思う。人は、勝てる時は勝てる。運や実力差といった多少の負の要素など、はねのける勢いに乗る時がある。 人として差が開くのは、勢いに乗るまでの、勝てない不遇の時をどう過ごすかだ、と松本剛選手は教えてくれる。 彼は今シーズンにブレイクする前も、“名前だけは知っている選手”くらいの位置にはいた。ベンチではよく見る選手の一人だった。 同期の上沢選手や近藤選手が華々しい結果を残すなか、鳴かず飛ばずではあっ

          松本剛選手

          オンとオフ。加速と減速。

          また一段階、体力が回復してきたようだ。 昨日もなかなか取れない疲労感や倦怠感を、どう抜いていこうか試行錯誤していた。 最近ここ札幌では寒暖差がひどく、こういう気候条件が続くと、うつ病でもろくなった自律神経が一発でやられる。 思い切って昼寝をしてみた。 そして目覚めてからは、湯船にお湯を張って半身浴をし、めいっぱい汗を出してみた。 それでもなかなか気持ち悪さが抜けない。 瞑想するかのように、目を閉じて思案した。いつもならここでまた眠りに落ちそうなものだが、そうもなら

          オンとオフ。加速と減速。

          オンラインゲーム

          唯一無二の親友がいる。 数年単位で連絡が途絶えることもあるが、気まぐれなタイミングで酒を飲んだり、車で遠出することもある。 昨日、彼からあるオンラインゲームを始めるとメッセージが届いた。「あ、そう。がんばって」と流しても良かったが、私もそのゲームをダウンロードしてプレイしてみた。 まるっきり気持ちが乗っていなかったので、面白くはなかったが、「あいつとプレイできるなら」というモチベーションがコントローラーを長い時間握らせた。 オンラインゲームにはそういうところがあって、

          オンラインゲーム

          1つのことに集中しろとアドバイスされて

          「1つのことをやりきることに集中してください。他のことは、まあほどほどにやってください」。 よく聞くようなアドバイスだが、これがなかなか響いている。とあるYouTuberの言葉だが、「他のことは、まあほどほどにやってください」が気に 入っているのかもしれない。 1つのことに集中しようと思っても、現実の生活ではそんなこと不可能だ。 仕事が終われば夕飯の献立を考えねばならないし、明日は掃除もしなければならないし、支払いや手続きの期日もすぐそこだ。 “他のこと”の集積が人生

          1つのことに集中しろとアドバイスされて