(公社)日本舞踊協会岡山県支部

公益社団法人日本舞踊協会岡山県支部です。岡山🍑に於ける「日本舞踊の普及と伝統芸能の維持…

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公益社団法人日本舞踊協会岡山県支部です。岡山🍑に於ける「日本舞踊の普及と伝統芸能の維持」を掲げて活動しております🪭 日本舞踊って何なのか、まずはそこから楽しく知って頂けるように記事を書いていけたらなと思っています。よろしくお願いいたします😊

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日本舞踊体験ワークショップ開催🪭✨

日本舞踊って何だろう? もしかしたら「知らない」「観たことない」っていう方が多いかもしれませんね。 2月半よりスタートするお稽古と、成果発表を体験できる岡山県では初のワークショップを開催します!! 世界からも注目されている着物や伝統文化を次世代に繋げていきたい! そんな想いから今回の企画に至りました😊 日本舞踊は初めて…という方にこそチャレンジして欲しい体験ワークショップ✨ 岡山県在住のプロの舞踊家さんたちの丁寧な指導で、伝統芸能を一から楽しくやってみよう! お申し込

    • 常磐津 景清

      「景清(かげきよ)」とはとある時代の人物名なのですが、いったいどんな演目なのでしょうか✨ あらすじ 景清こと、悪七兵衛景清は平家の侍大将で源氏にとっての強敵としてその剛勇ぶりが有名です。この舞踊では五条坂の阿古屋という傾城のところへ通う色男に変えられ、廓話になぞらえて合戦の激突を物語るという一風変わった趣向の舞踊です。錣(しころ)を素手で引きちぎったという「錣引き(しころびき)」の逸話や、恋人阿古屋、太鼓持ちなどの人物の踊り分が見どころの一曲です。 景清という人物像 本名

      • 長唄 雪傾城

        雪と傾城、想像するとなんともいえない風情がありますね😊 あらすじ「月雪花名歌姿絵(つきゆきはなめいかのすがたえ)」の「雪」の部にあたる曲です。 雪の降る廓で傾城が禿を相手にはかない女心を踊る情景や、苦界の勤めの中で間夫に逢う夜の嬉しさがやさしく描かれている風情豊かな作品です。 文献が少なく申し訳ありません🙇‍♀️ 立方(たちかた)傾城(けいせい) 藤間勘舟孝(ふじま かんしゅうこう) 禿(かむろ) 藤間勘嗣基(ふじま かんしき)

        • 長唄 俄獅子

          俄獅子は「にわかじし」と読みます✨ 俄とは?どんな演目でしょうか😄 あらすじ江戸吉原の仁和賀(にわか)は廓の秋の行事の一つで、技芸を競いあったものでした。俄にもじって出来た曲がこの「俄獅子」です。吉原情緒がふんだんに描かれており、変化に富んだ名曲と言えます。各流派の振付も様々に廓気分にたっぷりの作品です。 廓の行事冒頭にあるように「仁和賀(にわか)」は毎年9月に吉原で行われた行事で、江戸末期から明治にかけて盛んだったようです。 この「仁和賀」では芸者や幇間(たいこもち)

          清元 扇獅子

          扇獅子「おうぎじし」と読みます🪭 どんな演目でしょうか😆 あらすじ 新年を迎えた江戸の町から見た美しい風景、庭木の梅が咲き鶯の可愛い鳴き声がする新緑の頃、花も若葉となり魚屋の売り声が聞こえる初夏、秋風が吹く季節になっても賑やかな日本橋の様子、そして真っ白な雪景色の冬を迎えます。 四季折々の風情を巧みに描いた舞踊を清元にのせて、江戸の芸者らしい粋な雰囲気で艶やかに踊ります。 曲の成り立ち 明治三十年頃、東京は日本橋の芸者の会のために作られた曲で、日本橋の風景と風物を四季に

          常磐津 千代の友鶴

          千代、鶴、題名からしておめでたさを感じますね㊗️ どのような曲でしょうか😊 あらすじ 別名「広尾八景」とも言われ、東京、麻布の広尾にある祥雲寺には初代常磐津文字太夫の墓があり常磐津ゆかりの地として広尾付近の景色がうたわれています。 めでたい言葉が並べられていることもあって、のちに素踊りの御祝儀曲として振りがつけられ、上演されるようになりました。 まずはじめに、曲の縁となる祥雲寺をよみこんで寺の鐘の音や明け方のさわやかさを述べ、四季それぞれの風景や詩情などが謳われてゆきま

          清元 傀儡師

          傀儡師はくぐつと書いて「かいらいし」と読みます✨いったいどんなお話なのでしょうか! あらすじ 日本舞踊の中でも人気のあるこの「傀儡師」。 傀儡師とは首に吊るした箱の上で人形を廻して見せる町芸人のことです。三人子宝・お七吉三の色模様・弁長のチョボクレ・義経の恋物語など様々な人物を表現した清元独特の楽しい曲です。 傀儡師の歴史 あらすじにもあるように傀儡師(かいらいし)は町芸人の人形まわしの事です。元々はジプシーのような放浪者だった者たちが、今でいうところの大道芸のような事を

          長唄 惜しむ春

          季節の移り変わりって、なんだか少し寂しい気分になることありませんか🥹春は特に名残惜しい… あらすじ1919年に作曲された比較的新しい曲です。 花の散る野辺を背景に、やるせない恋心や千々に乱れる乙女の感傷を、暮れゆく春を惜しむ物憂い哀愁と共に表現しています。 華やかさの中の哀愁 春は心浮き立つ季節でもあり、別れを彷彿とさせる物哀しい季節でもあります。 そんな変わり目の憂いのある季節がしっとりと表現された詩情が美しい作品です。 どの世代でも経験したことがあるのでないでしょ

          清元 旅奴

          旅奴と書いて「たびやっこ」と読みます。何やら面白そうな響き✨ あらすじ 旅奴は、正式には「八段目旅奴」というように仮名手本忠臣蔵の十一段返しの変化舞踊です。旅を行く一人の奴(やっこ)の気ままな道中が面白く描かれており一杯機嫌の奴が状箱を刀に結んで肩に担ぎか走り出て明るく洒落な、そしてリズミカルな踊り、また水たまりに映った自分の影法師に驚くユーモラスな振りは他の奴ものとはまた違った趣があります。 旅奴とはそもそも、旅奴とは武家などのお供で荷物持ちをして従った旅姿の奴のこと。

          長唄 高尾懺悔

          高尾太夫といえば、松の位の代名詞とも言える花魁ですが、、どのようなお話でしょうか…! あらすじ浅間物の傍流を成す舞踊劇の系統。曽我の世界に八百屋お七と高尾とを絡ませて傾城高尾の亡霊が現世に姿を現し、去し日の追憶、今の地獄の責めの苦痛を物語る趣向で凄味の中に派手さもある曲です。 傾城 高尾 「傾城」は「けいせい」と読みます。 漢書に「一顧傾人城 再顧傾人国」と美人を表現したことに基づいたもので 「君主の寵愛を受けて国(城)を滅ぼす(傾ける)ほどの美女」を指しています。 それ

          長唄 島の千歳

          島の「せんざい」と読みます🪭どんな曲なのか題名からでは想像できませんね🤔 あらすじ「島の千歳」とは、女性が武士や男性貴族の装飾を着付けて舞う「白拍子」の事で、鶴亀が遊び、朝日が昇る和田津海に浮かぶ蓬莱島(よもぎがしま)で、千歳がめでたい今様を歌っているという構成です。 変わらぬ御代のめでたさを讃え、中国の水の故事や、水の名所を引いて水づくしとなり、最後は汲んでも汲んでも尽きることのない春の若水でめでたく締めくくられます。 白拍子とは 平安朝末期から鎌倉前期に起こった歌舞で

          長唄 都鳥

          日本舞踊では有名な「都鳥」ですが、都鳥とはいったい?どんなストーリーなのでしょうか🕊️✨ あらすじ春から夏へと移ろいゆく隅田川の情景を品よく唄った名曲です。 「名にしおはば いざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと」で有名になった隅田川の都鳥を題名に、屋形船から見える隅田川の情景や恋人との逢瀬を描いた作品です。 名にし負はば… 「名にし負はば いざ言問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」 一度は耳にしたことのある有名な在原業平の歌ですね。ここにも「都鳥」とい

          長唄 蓬莱

          蓬莱、なんだか響きがよい言葉✨ どのような舞踊か紐解いてみましょう。 あらすじ蓬莱とは、中国の伝説上の島で、仙人が住むといわれる秘境です。日本でもある種の理想郷、桃源郷として知られています。 その蓬莱山を遊郭に例え、遊女を仙女に見立てるという趣向です。初春らしい華やかなで品のよい御祝儀曲です🪭 曲について 御祝儀曲としての品の良さもあり、長唄の独吟ものの秀作としてよく演奏される演目なのですが、作詞者・初演・年代不明なんですね。 作曲者は池の端の六翁になった四代目杵屋六三郎

          長唄 藤娘

          日本舞踊の中でも有名な「藤娘」!踊りをはじめたら一度はやってみたい人気No1の曲といっても過言ではありません😊 あらすじ近江の国、又平が描いた「大津絵」。その中に描かれた「藤の枝を肩に、初々しい艶っぽさ、華やかな愛らしさを漂わせながら踊る美しい娘の姿」を六代目尾上菊五郎が舞踊化したものです。日本舞踊の中でも最も多く踊られる代表的な作品の一つです。 藤の花の精 「藤娘」は、娘形の踊りの代表的な作品であり、舞踊会があれば必ず一曲あるほどに有名な演目です。 元々は【大津絵から娘

          清元 文売り

          文売り…?なんだか現代では聞き慣れない言葉ですよね。いったいどんなお話なのでしょうか✉️まとめてみました。 あらすじ「文売り」とは、正月の季節に代書や懸想文(恋慕を綴った文)を男女に売って良縁を作る商いの女性です。小田巻という傾城とほかの傾城が一人の男性をめぐって大喧嘩を繰り広げ、それを聞きつけた遣り手や座頭等、遊郭中の見物人が大乱闘となって大騒ぎになってしまったという内容を語るという趣向です。 文売りとは 文売りとは懸想文売りのことで、想いをかける文、すなわちラブレター

          長唄 まかしょ

          まかしょ???聞き慣れない、変な日本語ですよね。 いったいどんな演目なのでしょうか👏 あらすじ「月雪花名残文台(つきゆきはななごりのぶんだい)」という七変化舞踊の雪の部にあたる曲です。江戸市中を白い衣を着て「まかしょ まかしょ」と叫びながら鈴(りん)を振って町を歩き、寒参りの代参をする修行者の物乞いをする姿を舞踊化したもので、クドキやチョボクレもあり粋でくだけた曲の面白さと軽快な踊りが見せどころの作品です。 まかしょの由来 寒参りの代行するといって江戸市中を巡り歩いた修行