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今は3児の母。 過去の私は一体何者だったのだろう。 徒然なるままに そこはかとなく書…

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今は3児の母。 過去の私は一体何者だったのだろう。 徒然なるままに そこはかとなく書き綴る。

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親子で参加❗英会話、プログラミングの無料体験レポート in 佐世保

私も含め子育て中の方の悩みの一つに『習い事』があります。 お勉強はデキなきゃ!スポーツは必須!個性を伸ばしたい! 考えれば考えるほど決めかねますよね。 2020年から小学校でも英語・プログラミングが必修化されましたね。 昨今の人気ランキングでも常に上位にあるこの2つ… 実際、私の7歳の息子に体験してもらい、講師の方にもお話をうかがいました。 ■英会話のAEON 佐世保校■ 担当してくださったのは、とても明るい女性講師(日本人)です♪ 現在は中国語とロシア語も勉強中な

    • 象徴

      先日、ひょんな事から『天皇論』を読むことになった。 著者の知識量さながら、書き上げるまでに費やされた時間や熱意を想像すると溜息さえ出る。 その反面自分がどれほど無知であるかを思い知らされた。 何気なく過ごす日常生活の中に、神や天皇と密接に関わる機会が思いのほか多くあることを知った。 天皇の歴史や、古来からの文化など当前だと思っていたことの殆どが上辺だけの知識や誤認であり、半可通な自分を恥じた次第だ。   天皇については、立憲君主制から象徴天皇制に変わり長きを経た今でも、そ

      • 重鎮

        いつの世も“先人”とは貴重な存在だと思う。 自分より長く生きている人からは、大なり小なり何かしらの教えを得ることができる。 師は答えを教えてはくれない。 ヒントを、道しるべを示して下さるのだ。 先日、新地時代のママとお客様がお声をかけて下さった。 『大阪に戻っているのなら、顔を見たい』 上がってから5年経つ…そのお気持ちがとてつもなく嬉しい。 当時 ママ67歳、A氏75歳とB氏73歳… 実はお話するのも恐れ多いくらいの“各業界の重鎮”なのである。 勤めていた頃、A氏の

        • 女衒

          女衒さんは色々な仕事を斡旋してくれる。 大阪の中心部。 商店街のドン突き、決して綺麗ではなく人通りも少ないそのお店、セクキャバ。 入店してみると、やはり“雑居ビルの一部屋”という汚さだった。 入店して暫くした頃、ご新規様のご指名を頂いた。 入り口に一番近い席、そこに車椅子に乗った彼が居た。 直ぐにその障がいは重度だと解かり、正直動揺した。 ん?ごめんなさい。もう一度お願いします! 何度も聞き返した。 これですか?お茶?お絞りですか? 何度も間違った。 次は指名はもらえ

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          壮途

          『痛いとか恥ずかしいとか怖いとか、そーゆーのはどうにか耐えれたんです。 その5年間で一番辛かったのは、それでも親を憎めなかったことです。』 整理をするために開けた引き出しの中。 内容には似つかわしくない 美しい字が踊っていた。 日本の西。 長閑で美しい海に囲まれたその島の孤児院に、彼女は居た。 この手紙をくれた時は、18歳の冬。 高校を卒業する3月には孤児院を出て行かねばならない、そんな不安と期待の入り交じっている時だと文面はいう。 この孤児院の誰とも何の面識もな

          離別

          不倫や浮気は決してお勧めしない。 それは、私が幾度となく繰り返した常習犯だからである。 9年続いた同棲生活の中で、仕事も含めると数え切れないほどのセックスをした。 対価を得るため 憂さを晴らすため 流れにのっただけ 言い訳の数も数多。 相手がどれだけの人柄でも 入る場所と入れられるものは変わらない。 些か躰が湿るだけの、極めて退屈な時間なのである。 強いて言えば “悦んでいただければ結構” 小瓶に入った変な液体を呑まされた事もあれば 2時間ひたすら足の指を舐めさせ

          懇願

          四季により変わる様相の中、時に大きく手を広げ歓迎してくれる大自然。 その美しく雄大な姿に、多くの人が魅了される。 日常で“地球”を深く考える事なんてそうそう無い。 しかし、神代や太古などという言葉じゃ言い表せないほどの遙か昔から 地核は脈々と波打ち生き続けている事実。 考えると、身震いさえする。 その大自然に牙を剥かれると、人は泣き狼狽え跪き命を乞うことしかできない。 その時に改めて、抱かれ生かされている事を再認識するのだ。 そして人間は弱い… 所詮は小さく脆い生き物

          夜虫

          18歳での同棲生活にはどうしてもお金が必要だった。 ・ 夜の街… 覚悟を決めたものの、出勤するのが嫌で夕方になると涙が出るしまつ。 ・ そこは大阪の北新地… プロもアマもなく、新人にも甘くはない。 まずはデニム出勤を怒られ、次に自転車出勤を怒られた。 未成年なので、とお酒を断ると怒られ 帰りには「酔うほど飲むな!」と怒られる。 ・ ・ プライドとステータスを肴に酒を飲む世界で、完全なる迷子。 ・ ・ 唯一の救いは、低額だが歩合も入ってくる事。 折角人参ぶら下げてくれるんだもの

          悔恨

          苦しい時、耐える時、人は思いも寄らぬ力を発揮する。 自分でも、何処に隠し持っていたのかと思うほどの。 26歳の夏、先輩の思いつきでフルマラソンに出る事となった。 運動は出来ないわけではないが、マラソンなど未知の世界。 しかも目指すは12月半ばのホノルルマラソン 勤め先のある北新地はここぞとばかりの書き入れ時だ。 主に“売上げ”要員の私にとって、ママに休みを申し出るのには些か勇気が要った。 一瞬凍り付いたような表情を見せたが『うちのお店らしい話題が増えるわね』 そう言

          狩猟

          私は如何なる時も“雌”の感覚を忘れたくない。 こちらから探すわけにはいかないので 見つけやすいように香りを残す。 こちらからは狩りには行けないので 狩られるように少し油断する。 こちらから誘うわけにはいかないので 誘いやすいように物欲しそうな顔をする。 私は一箇所に留まれないので 相手が見失わないように時々目印をたててあげる。 私は強がられると寂しくなるので 相手の弱くて恥ずかしい所をさらけ出してもらう。 私は追いかけられるのが苦手なので 優しく笑いながら、でもハ

          嘲笑

          “水急にして月流さず” 私の好きな言葉だ。 落ち着いてるね。 何でも解ってそう。 なんか怖い。 中学生あたりから、そんな言葉をよくかけられた。 実際はそんなことはなく、極めてよく居るタイプ。 他人から見る私は真逆なのだが、不思議と悪い気はしない。 騙しているかのような、愉しささえ覚える。 特になにを隠しているつもりもなければ、イメージに近付こうなどと考えた事もない。 そんなこんなで、相変わらずな感じで今も生きている。 泰然自若と言えば聞こえは良いが、結局のとこ

          棚卸

          高齢者介護施設で働いていた時のこと。 1日の殆どを80代90代の方々と過ごしていた。 中には事故や病気で躰が動かなくなったり、痴呆症が進み己が誰かも解らなくなった高齢者も少なくはない。 接する度、話しをする度、愛おしくもあり悲しくもなる。 人が生を受けてから命つきるまでに、その畢生を省みる事が何度あるだろうか。 私は常々思う。 時間・お金・血液など人間が生きていく上で必要不可欠なものの全ては「流れ」によって出来ていると。 大きな時代や歴史の流れの中で万物は進化し知恵を得

          執着

          グランドキャニオンを一望していて、その場から動けなくなった事がある。 日常で“地球”を深く考える事なんてそうそう無い。 でも、神代や太古なんて言葉じゃ表せないほどの遙か昔から、地核は脈打ち生き続けている事実。 そう考えると、身震いさえする。 その大自然に牙を剥かれると、人は泣き狼狽えることしかでない。命乞いさえ聞き入れてはもらえない。 その時に改めて“抱かれ、生かされている”事を再認識するのだ… ・ ・ ・ なんて事を考えていたら、目の前の茶色い固まりがとてつもなく恐ろし

          侵食

          苔(こけ)、その誕生は奇跡に近く3億年…もっと前に遡る。 水中と陸上の何処にでも蔓延り、菌類と藻類から成る生命力溢れる植物。 ある時は美として評価され、ある時は厄介者として排除される。 ・ ・ ・ ハプニングバー。 薄暗く程よく湿ったその場所は、とても居心地が良かった。 ・ そこのスタッフはまた、26歳の私にとって魅力的な仕事だった。 ・ ・ 会員は、幾つかの規約の中で羞恥と恍惚の狭間で微睡む。 その羨ましいほど滑稽な様を見るのが楽しみだったのだ。 ・ ミニスカートに尻を曝し