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教育委員会の人から言われて嬉しかった言葉

定期的に上司が視察に来られるのですが、昨日も教育委員会から私の様子を見に来て下さりました。


私の所に来てくれる子どもたちは全員色々と事情がある子ばかりなのですが、ちょうど見に来て下さった時は4年生が2人来ていました。


いつもその日何をやるかは子どもたちの様子を見て考えています。話しを聞く時もあれば勉強をする時もあります。4年生の2人は計算ドリルがわからなかったと言うことで、「計算の順序」をまず一緒にやりました。四則が混じった計算ですね。その後は今やっている勉強の「垂直と平行」をやりました。三角定規がうまく使えているかを確認しておきたかったので、三角定規をこちらで用意しておいて短時間で確認と練習をしてポイントを伝えます。


その次の時間は5年生が来る予定だったので「平均」のプリントを用意しています。様子を見ながらこちらもやる感じですね。


時間があれば少し遊ぶように迷路や点結びなども用意してあります。柔らかいボールやトランプなども。あとファブリーズとアルコール除菌ですね。


これらを準備してスタートさせるのが毎日の私のルーティーンです。


子どもたちが帰った後教育委員会の方にこう言われました。


「結局は人柄ですよ。先生の人柄が出ていて勉強だけではなく子どもたちの居場所として機能しています。」



っと言って下さりました。続けて、


「色々と子どもたちの事を考えて準備したり用意したりしているのはそれは先生の人柄なのですよ。子どもたちの事こんなに見てくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね。」



っと言われました。「ありがとうございます!ウス!頑張ります!」っと答えた訳なのですが、こう言って頂けて有り難い限りですね。


色々と先の先まで考えて、違うパターンもいくつか考え動いて準備している訳なんです。でも、普段は誰にもこんな所を見せない訳で。初めに書いた通り私にとっては毎日のただのルーティーンなんです。何が有り難かったかと言いますと、こんなの


見る人によってはただの準備な訳なんですよ



それを私の準備を見て教育委員会の方がそれはあなたの人柄と言って下さっている訳なんです。本当もったいない有り難いお言葉ですよ。


私の人柄が良いか悪いかは置いておいて、色々と考えて動いているのをそう評価して下さる方がいらっしゃるのは感謝しかありません。教育委員会の方に言われている訳ですからね。これ以上の評価は中々ない訳で素直に受け取れます。


こう言う時にふと昔の事を思い出すんです。学校も行かず、中学から働いてフランクフルト焼いたりネジ作ったり、家庭環境最悪で、夜の仕事して、そんな自分が


ほんまにここまで来たんやな



と考える訳なんです。もう二十年近く前になりますが、私の仕事を教育委員会の方に初めて褒められた時、私は帰り道公園に寄って1人で泣きました。何だか色々な気持ちが押し寄せて来てね。なんかこうグッと来るものがあった訳なんです。まあ、大人が夜の公園で1人で泣いているものでその後

「お兄さんちょっといいですか?」


って警察に職質されたんですけどね。めっちゃ東北訛りの警察官に、

「お兄さん言葉遣い変だっぺな。」



っと言われたのを今でも覚えています。


(いや、そっちの方が••)



っと内心思っているともう1人の警察官の方が


「自分のその訛りでよう言えましたね!」



っと代弁してくれました。

「そうが?おれ訛ってるが?」



ってめっちゃ言っていました。

感動のちょっといい話しを書いているつもりだったのですが、警察官のこの職質の話しを書きながら思い出してしまいました。思い出してしまうと大阪の血がオタフクソースとなって暴れてしまい我慢出来ずに書いてしまいました。忌々しい関西のノリです。感動の話し1つも書かせてくれません。

人に評価して頂けるのは、自分の道が間違ってなかったと思える瞬間だったりしますね。


自分の道は自分では答え合わせが出来ない  


良い上司に恵まれました。


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