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面白い/興味深い/共感するnoteたち

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タイトル通りの基準で素晴らしいnoteたち、何度も見直したくなる、お勧めしたいものを集めました!どうぞフォローして自分にあったnoteと出逢って頂ければ☆
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2018年5月の記事一覧

何よりも引きとめる〔前編〕

      「この世に生を受けたからには、致死率は100パーセント。例え長かろうと短かろうとも。その運命からは、誰も逃れる事は出来ない」    ──曽野木は、もうかなり前から薄々感じていた。自分の身体は、程なく限界を迎えるのであろう、という事を──   *    今後は、単発の仕事以外、継続的なものは引き受けられないと勤め先に伝え、それまでに引き受けていた依頼は完了した。私的な手続きや処理も全て終わらせ、わずかな着替えだけを持ち、曽野木はひとり、この町に降り立った。 (……静

雑誌「走るひと」を、はじめて外側から見て考えたこと

いっとき毎日遊んでいた幼なじみとひさしぶりに会ったら、髪を切って、見たことのない服を着て、全然知らない表情をしている。私が「走るひと5」をはじめて読んだときの感情は、たぶんそんなかんじだった。 私が「走るひと」の副編集長になるまで「走るひと」は、ランニングカルチャーの雑誌だ。速く走るためのノウハウとか、マラソン大会の情報などは載っていない。「僕らを走らせるひと」をテーマに、アスリートでもないのに走る、魅力的なひとたちとその感情に焦点を当てている。 編集長の唯人さんに「ムッ

好きな「精神疾患を公表しているnoteアカウント」4選

昨日・一昨日と、「衝動的な自死の対策」について書いた。 毎日メンタルヘルス関連の記事を書いていると精神状態を心配されてしまいそうだけど(誰も心配してない?)、実は、かなりのん気に生きている。 うつで療養中だけど、のん気なのだ。 先日、5年ぶりに精神科に行ったのだが、待合室でこんなツイートをした。 ただ、思ったままをつぶやいただけだ。補足することも特にない。 なのに、この何のひねりもないつぶやきに、なぜか89人もふぁぼしてくれた。 憶測だけど、多くの人はメンタルを病

賞賛も批判もせずに「解釈」するということ

批判的な文章が溢れているのは学術界ではなく,ネット上だ。 例えば論文では,先行研究のような他の研究者が書いた文章に対し,どの視点が足りないなどと指摘し,自分の観点をその上に重ねる。この過程とネット上の批判は,どのように異なるのだろう。 自分には理解できない出来事に出くわした際に,私たちはどのような態度をとれるだろうか。 3つのアプローチ方法 ある人々の文脈を汲み取ろうとする文化人類学や社会学的な研究では,3つのコアアプローチがあるとされる。〔箕浦 2009: 2-8〕

セカンドキャリアの伴走者としてのパターン・ランゲージ

NewsPicksの副業特集でセカンドキャリアについての話がありました。下記urlから飛べますが、有料会員じゃないと読めないはずなので超簡単に要約します。 人生100年時代になるということは人生の中でできることが増えるということ。これまでは「勉強して、働いて、引退する」という流れが主流だったのが、多様化して「勉強して、働いて、勉強して、働く」、「勉強して、働いて、勉強して、起業する」とかいろいろな道を歩きやすくなる、ということを言っています。 記事の中では上記のことをする

新宿にタヌキ!? 生息地には意外な歴史あり 【連載】『東京いきもの散歩』(川上洋一)その1

舗装された地面と高いビルにおおわれた大都市・東京には、「自然」がほとんどないように見えます。ところが、そんな東京23区にも意外なほどたくさんの生き物がいるんです。新宿でたくましく生きぬくタヌキやカワセミ、下町を彩るカラフルなトンボ、都心の「太古の森」に住むチョウ、埋立地に帰ってきた魚介類などなど。テレビでも活躍中のライターの川上洋一さん(新宿生まれ)のガイドで、東京の生き物と歴史を知る散歩に出かけましょう。 *** (1)山の手タヌキ・ロードを歩こうルート:高田馬場駅

noteが好きだと気づいた話

数年前、幾つかのWEBメディアに月150本前後のコラムを寄稿していた。 月150本という数字がどの程度の量かというと、単純計算で1日5本。1本の文字数は平均1,500文字だったので、つまりは毎日7,500文字=原稿用紙19枚近くの文章を書いていたことになる。 (実際にはライター業がメインではなかった為に執筆日は週3回程度、なので1日2万文字弱=原稿用紙50枚程度だった。) 文章を書くことは言わずもがな好き、だ。 だからその文字量を苦に思ったことはなかったし、タイトルと

#note が凄い背景・10のポイント。

■追記2(2018年5月31日08:55)しました。noteデザインされている沢登 達也さんの UI Crunchのスライド「noteの過去と、今と、これからのこと。」 ■追記(2018年5月28日15:55)しました。 Yahoo!ニュース 最近のnoteのグロースについて深津さんインタビュー記事 こういうのがあると、法人向けにnoteを説明する時に便利だなと。あ。note社内にはあるのかもしれませんね。自分が知らないだけなので、コメントか、DMとかで教えてもらえると幸

Jリーグ地方クラブとITベンチャー出身の自分がマッチする理由

ガイナーレ鳥取にジョインしてもう少しで1年。鳥取に来た理由は「ITベンチャーをやめてJリーグの地方クラブを選んだ理由」に投稿しました。それからこれまで、新規事業(芝生事業)や運営(試合やイベント)等とにかく全般的に携わってきました。働きずらいとか、もー無理!ということは本当になくて、直面する課題ややりたいことに対して、自分のこれまでの経験やマインドがマッチしていると感じています。でも周りからは「大変でしょ」とか声をかけられることが多く、実はそんなんじゃないと言っても理解が難し

人はなぜ「分かりやすいデザイン」でも失敗するのか

これは私が最近よく訪問する日本橋駅直結の商業ビル、東京日本橋ビル内のエレベーターのボタンです。 唐突に質問ですが、このボタンで操作ミスを起こすポイントがあるとすれば、それがどこだか分かりますか? 説明が必要と思いますが、このビルは7Fがオフィスロビーになっています。駅直結のB1と1Fからは7Fまで直通するシャトルエレベーターがあり、全員7Fで一度降り、セキュリティチェックをし、23Fより上にあるオフィスフロアに入ります。そのオフィスロビーとオフィスフロアを行き来するための

タダで観ることができるYouTube配信のチケットを、わざわざ0円で販売してみた。

こんにちは。 今日、Twitterで面白いツイートを 見かけました。 「売れっ子作家気分を  自分で勝手に作り出す」 的なやつ。 その方は 誰に頼まれているわけでもないけど 連載を2本抱えた 売れっ子作家の気分になって ブログを更新します、と 仰っていた。 いいなと思ったので さっそく真似することにしました。 みなさん、わたしは今日から 売れっ子作家です! (少しばかりの痛々しさには  目をつぶってください…) さて、連載第1回としては まずわたしが何ものなの

退職しました -新卒就活から今までを振り返る-

2018年5月18日を最終出社日に、新卒で入社した会社を退職しました。入社してからたった1年間でしたが、今回は、退職エントリというものを書いてみようと思います。大学時代~就職活動から振り返って、今に至るまでちょこっとメモしておきます。 大学時代僕は高校生のころは先生になりたいと思っていました。そして、大学の4年間は教育学と社会学を専攻しながら塾や教育NPO manavee、教育ITベンチャーで営業やマーケをしたりと多方面で教育分野で学んできました。 まぁずっと教育畑です。

プログラミングのおすすめ学習方法と挫折しないコツ

プログラミングは最初のハードルが一番高く、とにかくわからないことだらけだし、"Hello World"から自分のつくりたいものへの距離は果てしなく遠いし・・・ということで非常に挫折しやすいのではないかと思います。 私はいまでこそエンジニアとして食べて行けていますが、もちろん初学者の頃はわからないことだらけでした。私がiOSエンジニアなのでiOSアプリ開発の話になってしまいますが、最初のハードルを超えるまでの自分の経験と、そこから導き出した「サンプルドリブン勉強法」「挫折しな

UXデザインにおけるストーリー

こんにちは、デザイナーのSasaki(@toshiyassk)です。 学生のときにストーリーテリングのワークショップに参加してから、ストーリーって面白いなと思うようになりました。(ストーリーテリングはストーリーを言葉、音声、イメージなどで伝えるための技法です。) UXデザインのプロセスのなかで、シナリオ手法やストーリーボードなどのツールを使うことがありますが、そもそもシナリオやストーリーとは何なのか、UXデザインにおいてどう活用できるのかということについて、研究されてきた内