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写真のはなし

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記事一覧

X-T5 で新春のエゾリスを撮る

X-T5 で新春のエゾリスを撮る

2024年はじめての撮影は、エゾリス。可愛い姿を撮影した。
この記事で伝えたいことは、以下のふたつ

(1)X-T5の動物瞳AFの性能について

 エゾリスがいるところは、当然のことながら木々が生い茂っている場所。大きな松があり、そんなに明るくない場所。むしろ暗めの場所と言って良いが、そんな中でもX-T5の動物AFは健闘していると思う。

エゾリスをファインダー内に捉えると、一瞬というわけでもない

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X-T5 Adobeに戻っちゃう?

X-T5 Adobeに戻っちゃう?

いまから約2年前に、以下記事を投稿した。

X-T5向けには、Capture one express for fujifilm、D500向けにはNIKON純正のNX Studioを使っていて、共存させる運用をしてきて特に問題は発生していなかった。

ところが2023年の年末、Capture oneのベンダーから一通のお便りが。

英語のメールだけど、訳すとこんな感じか
「おれたちは、メインのプロダ

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北海道遺産シリーズ(23)〜土の博物館「土の館」

北海道遺産シリーズ(23)〜土の博物館「土の館」

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。
 
24個めの紹介

 上富良野町にある「土の館」は、創業大正6年(1917年)に岩手県から入植した菅野豊治さんが興した菅野鉄工所をルーツとするスガノ農機株式会社が所有・運

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X-T5 でスナップ ETERNA縛り

X-T5 でスナップ ETERNA縛り

フィルムシミュレーションETERNAが搭載されたのは、2018年に登場したXーH1からなので、結構初期から存在しているもの。僕の前の富士機は、2017年登場のXーT20なので非搭載だった。X-T5で初めて使うことができた。

映画専用のフィルムを再現したとある。動画に適しているそうだが、スチル向けでもとてもいい味が出ていると感じた。尚、写真はスクエアにトリミングしてある。
レンズは全て、xf16f

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北海道遺産シリーズ(22)〜路面電車(函館市、札幌市)

北海道遺産シリーズ(22)〜路面電車(函館市、札幌市)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。
 
23個めの紹介

「広域に渡る遺産」馬文化に続く、路面電車。
北海道には、札幌市と函館市で路面電車が走っている。どちらも明治後期の馬車鉄道として開業、大正時代に電車に

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北海道遺産シリーズ(21)〜北海道の馬文化(ばん馬、日高のサラブレッド、北海道和種馬など)

北海道遺産シリーズ(21)〜北海道の馬文化(ばん馬、日高のサラブレッド、北海道和種馬など)

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。

22個めの紹介。

 北海道遺産には、特定の場所や建物などに依存しない「広域に渡る遺産」というジャンルがある。モール温泉、路面電車、ジンギスカン、屯田兵などなど。その中の

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X-T5 でスナップ クラッシックネガ縛り

X-T5 でスナップ クラッシックネガ縛り

 クラッシックネガは、一見すると渋くて、素敵!と思うのだけど、いざ使おうとすると、大げさな感じとなってしまって、何かを表現したいときに使うのは結構難しいと感じる。

ただ、この街を、撮る場合は、ピッタリハマると思った。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

北海道遺産シリーズ(20)〜函館西部地区の街並み

北海道遺産シリーズ(20)〜函館西部地区の街並み

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。

21個めの紹介。

 歴史の授業で習った。幕末にペリーが黒船を率いて来航し、日本が鎖国を解き、開国を余儀なくされたこと。下田と箱館の2つの港を開くことになったこと。嘉永

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北海道遺産シリーズ(19)〜五稜郭と箱館戦争の遺構

北海道遺産シリーズ(19)〜五稜郭と箱館戦争の遺構

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。

20個目の紹介。

五稜郭と箱館戦争については、僕が語るまでもなく、文献やネットの情報がふんだんにある。ということでここは、chatGPTにお願いすることとする。

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X-T5 でスナップ ACROS縛り

X-T5 でスナップ ACROS縛り

 モノクロ撮影にはトラウマがある。モノクロだとなんだかかっこよく感じて、なにも考えずに撮ったモノクロ作品を、とある写真家に見てもらったら、「ただ白黒にしただけの写真はモノクロ作品とは言えない」といきなりダメ出しを喰らった苦い思い出があるからだ。

 X-T5のフィルムシミュレーションには、通常のモノクロと、ACROSというのが搭載されている。僕はフィルムカメラを知らないので、ACROSと言われても

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X-T5 でスナップ ノスタルジックネガ縛り

X-T5 でスナップ ノスタルジックネガ縛り

 XーT5を購入した大きな理由の一つに、クラシカルでコンパクトであるという点。スナップ撮影するときに、カメラがかっこいいと気分は盛り上がるし、軽いと体に負担はかからないし、良いことづくめ。

 X-T20にくらべて増えたフィルムシミュレーション、ETERNA、クラッシックネガ、ノスタルジックネガも魅力的でどれをメインに使おうか悩んでしまう。
そこで、フィルムシミュレーション縛りのスナップを楽しんで

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X-T5とタムロン18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD

X-T5とタムロン18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD

X-T5を導入したら、どうしても使いたいレンズがあった。
それが、タムロン18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD。
単なる便利ズームじゃないか、と侮るなかれ。

予想通り、いや予想以上に使いやすく、写りの水準も高いレンズだった。
ズームリングが重いとか、望遠域でAFなかなか合わないとか、そんな声もあり、実際にそういった面も否めないのも事実だが、レンズ交換なしに、35ミ

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X-T5 で飛行機、電車を撮る!

X-T5 で飛行機、電車を撮る!

被写体認識、動物や鳥はためした。

X-T5の被写体認識は、ほかにも、クルマ、バイク&自転車、飛行機、電車を選択できる。今回は飛行機と電車のお試し。

飛行機

まずは、飛行機。飛行機認識をONにすると、飛行機の全体または、操縦席にAFポイントがくるようになる。飛行機全体は、横長の長方形のAF枠で、操縦席の場合は小さい正方形のAF枠となる。これがちょっとばらつくので、あまり快適な感じはしなかったの

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X-T5 で野鳥を撮る

X-T5 で野鳥を撮る

 以下の記事のように、野鳥を撮るのはやめたはずだが、いまでも風景など撮影中に可愛い野鳥をみると、どうしてもシャッターを切ることも多い。
X-T5には、鳥の瞳を認識する機能がついていて、野鳥に設定すればAFが鳥に合って、追尾してくれる。これは便利なので、ついつい撮影枚数も多くなっている。

 とはいえ、X-T5で、野鳥を撮影するような望遠レンズを持っていないので、あまり参考にならないかもしれないが、

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