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作詞に挑戦

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名の通りのーこが作詞に挑戦して書いたものをまとめたもの。いつか本当に曲作りをする時のために色んな種を撒き、芽吹いた言葉たちで花束にできるように。
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のーこなりの歌詞の書き方

のーこなりの歌詞の書き方

上の記事のコメント欄に磯貝さんから「歌詞とか詞ってどうやって書くのですかね」とお言葉をいただいたので、のーこなりの歌詞の書き方をまとめてみました。(まとめたものをそのままコメント返ししようとしたら「長すぎ!」って怒られました)

参考になるのか分かりませんが、のーこは大体こうやって書いてるよーっていうのがなんとなく伝わればいいなと思います。

私は普段の生活から「あっ、この言い回しは歌詞にできそう

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【作詞】カノープス

【作詞】カノープス

僕は知ってる 君がとても弱いこと
僕を見る目が 愛に満ちてること
だから生きたいんだ 君といつまでも
だけどきっと僕は 君より先に

不確定な一秒先と 変わらない現実
僕が欲しい言葉は 「最後まで見届けるから」

ほんの一瞬でも 君の幸せが
延々と続け 時が壊れても
そうしていつか塵となり
星に生まれ変わるなら 一等星になろう
十億年じゃ足りない
もっと永く永く永く
君と一緒に 君と一緒に

不確

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【一行詞】一瞬

【一行詞】一瞬

ほんの一瞬でも 君の幸せが続くようにと

(あるさんの一行詩を真似しました。
このフレーズを基に一つ作詞しようかと思います。いつ完成できるか分からんけどね。)

『ブルー』に形をもたらしてくれた音楽ユニット・coda-nous-qui (コダヌキ)

『ブルー』に形をもたらしてくれた音楽ユニット・coda-nous-qui (コダヌキ)

なんとなんと。
なんとなんとなんと!!

私が書いた詞『ブルー(仮)』にメロディーをつけてくださっている音楽ユニット、coda-nous-qui (コダヌキ)さんがnoteを始められました!!

ぜひ皆様、こちらのリンクから飛んでフォローしてくださいませ。
メンバーのシホさんとnoriさんの音楽愛が存分に語られております。

まずはコダヌキさんってどんなユニットなの?と自己紹介されているこちらの記

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【作詞】夏の終わり

【作詞】夏の終わり

夏の真夜中 湿った風
サンダル履いて 少し遠くへ
二人の足音 蝉の鳴き声
戻らぬ時間を 噛み締めて

何度も繰り返した 夏が終わる
歩くたび遠ざかる 忘れていく
高くなる空 冷えた風
君のいない秋が来る

なんやかんや慌ただしくしておりますが、応募して一番票を集めた詞を無料で楽曲化しますよって企画がありまして。残念ながらそれは果たせなかったのですが、点数では三位、魅力的だと思う歌詞では一位という善戦っぷり。素直に嬉しい!!

https://sakushi-poet.com/2021/05/05/result/

【作詞】白い春

【作詞】白い春

あなたのいない春 花が咲かない白い春
風は未だ冷たく 濡れた頬を刺す
晴れ渡る空 鳥たちの囀り
春の知らせは未だ ここには届かない

長い眠りから目覚めたら きっと驚くのでしょう
勝手に向けられる笑顔に 勝手に拭かれる涙に
あなたがあなたらしく 生きられる世界に
その時にきっと 春の知らせは届きます

作った詞を「無料で楽曲化」にエントリーしてみた

作った詞を「無料で楽曲化」にエントリーしてみた

noteを再び始めてから、作詞というものに挑戦しています。
いくつかアップし、スキをいただいたりして大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

さて、そんな作詞勉強中の身であるのーこの元に、作詞家のための情報サイト「POET」さんからコメントをいただきました。

昨今の曲作りが曲先(メロディーを先に作り後から詞を書く方法)が主流な中、詞先(逆に詞を先に作り後からメロディーをつける方法)の

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【作詞】箱

【作詞】箱

閉ざされた世界で いつもキミと一緒に
届かない虹のような 未来を描いていた
光を反射する水玉 永遠を感じる一瞬 
キミの笑顔だけを 写真にしたいんだ

形がなければ 触れられるのに
形があるから 叶わぬ願い
キミは箱の中 春を咲かせて
私は箱の外 夢を咲かせた

磯貝さんの大作である小説「箱」にインスピレーションが湧き、書いたものです。
磯貝さんに許可をいただく前に書いたのですが、載せても大丈夫で

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【作詞】恋焦がれ

【作詞】恋焦がれ

無駄に湧き出る湿り気 乾く間もなく囁く声
甘くて苦いだなんて そんな優しくもない
幻想の温もりと痛みに 縋る自分が惨めで無様で
だけどそれも悪くないなって 君を思って笑うよ

胸が焦げた匂いに いつまでも慣れやしない
他の誰かと同じように 君を好きな証だから
胸が焦げた匂いが いつまでも消えないように
鼻腔を突き刺す蜜こそが 君がここにいる証だから

【作詞】夢現

【作詞】夢現

「君ってホントにダメだ」って 意地悪に笑いかけて
私の仕草を真似して また私を困らせて
泣いたら慌ててごめんって 焦った顔もいじらしくて
好きと言いそうな口を 結んで堪えたバレないように

夢現と夢のまた夢 天国へ行っても意味がない
あなたがいる世界が全て なんて重いの知ってる
夢現の夢の中の夢 できることなら覚めないで
執着も一生を貫けば 愛になりませんか?

【作詞】サナギ

【作詞】サナギ

あぁまた朝がきてしまう 時間が止まればいいのに
瞼が開かない 指先も動かない
何も考えたくない 布団に張り付くサナギみたい

何もかも変わりはしない 変わるわけがない
何よりも変化を怖がる 臆病な自分がいる

泣いてばかりのあなたへ どうか聞いてほしい
サナギはいつか孵り そして羽ばたいていく
今のあなたはまだ知らない 眩い光が待ってることを
だから今はサナギの中で ゆっくりおやすみ

【作詞】甘き時間

【作詞】甘き時間

夕焼けが照らす廊下 朱色に染まる景色
まるで切り絵のように 浮かぶ二人の影
眼鏡越しに交わる目線 僅かに開く瞳孔
絵画のような一瞬 もう戻らない台詞

大人になってしまった僕らは 思い出たちに埋め尽くされ
掘り返そうとも届かない 愛しき時間
君は笑っていたはずなのに 僕のものではなかったらしい
しがみつくのはもうやめだ さよなら時間 さよなら甘き時間

(あれ以上に綺麗な景色を私はまだ知らない)

【作詞】さよならの挨拶

【作詞】さよならの挨拶

負けたくない 認めたくない
あなたがいない ただの日常
いつか慣れるさって 強くなれたんだって 
ベッドの端っこで 一人ぼやいてみせる

いらない見えない聞こえない
だけどほんとは なんて

心の青さは 涙のためじゃない
裸足で駆け出す 幼き衝動
初めて愛を知り 初めて愛を捨て
初めて自分を抱く さよならの挨拶