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分業のメリット、デメリット~勤め人卒業に必要なことは?~

こんにちわ!

勤め人卒業目指して日々勉強中のおぐじゅんです!

世の中「分業」が当たり前になっています。分業とは複数の人が役割を分担して何かを作り上げるシステムのことを言います。

例えば「鉛筆」も分業によって作られています。まず、鉛筆を作るためには「木」が必要で、その木は北カリフォルニアの森から工場に輸送されて使われます。鉛筆の芯はセイロン島というところの黒鉛と、ミシシッピ州の粘土を混ぜて作られています。ほかにも鉛筆の先にある消しゴムも海外から仕入れた材料が使われています。

このように鉛筆1本作るのにもかなり長い工程が必要とされ、1人で作ろうと思うとかなり大変な作業となります。そのため鉛筆を作るのは「分業」という体制がとられています。

鉛筆以外にも世の中のモノのほとんどは「分業」で作られています。

今回はそんな「分業」について調べてみました!分業にはどんなメリット、デメリットがあるのか。また分業について調べたことによってわかった勤め人を卒業するのに必要なことについてまとめていこうと思います!

分業による3つのメリット

1.労働者は得意な仕事に専念できる。

例えば僕が勤めている病院には医師、看護師、薬剤師、理学療法士、放射線技師などいろんな職種の人々が集まっています。彼らは各々、専門の資格を持ち、各々が専門の分野で自分の得意なことを仕事にしています。

また彼らとは別で病院の経営のことを考えたり、会計処理をしたり、する人たちもいます。

このように分業体制がとられていることで各々が自分の仕事に専念することができるようになっています。

2.1つの仕事に集中するとその仕事に習熟しやすい

例えば「看護師」を例に考えてみましょう。看護師さんは毎日、患者さんの腕の血管に点滴を入れたり、注射をします。注射一つにしても若い看護師は血管の細い患者さんに対して何度もミスをして患者さんの腕があざだらけになっていることがよくあります。しかしベテランの看護師さんであればそんな患者さんに対しても注射を一発で決めてしまうというのは医療現場ではよくあることです。

またリハビリでも同じことが言えます。ベテランの先生と若手の先生では知識や技術、また経験にかなりの差があるため、やはりベテランの先生のリハビリの方がいい結果が出ることが多いです。

このように分業体制をとり、一つの仕事に集中して毎日取り組むことで、その仕事に習熟しやすいということがいえます。

3、大量生産によってコストが下がる

例えば「カレー」で考えてみましょう!10人の人が一人ずつ、自分が食べる分のカレーを作るよりも10人分まとめて作った方が値段も安く抑えれるし、手間もかかりません。

もし分業体制がなかったら私たちが暮らす街には小さな工場が乱立し、それぞれで自動車や冷蔵庫、服など世の中にある全てのものを一人一人が少しずつ生産することになっていたと思います。

分業体制がとられることで1つの場所で大量生産が行え、そのおかげで生産にかかるコストや手間を抑えることができます。

このように分業体制をとることによって

1.労働者は得意な仕事に専念できる。
2.1つの仕事に集中するとその仕事に習熟しやすい
3、大量生産によってコストが下がる

という3つのメリットがあげられます。

経済的に豊かな国ほど分業体制が進みやすい傾向にあり、分業が進むことでいろんなメリットが得られるのですが、逆にデメリットもあります。ではどんなデメリットがあるのでしょうか?次は分業によるデメリットについて書いてきたいと思います。

分業により単独で生き延びる能力が低くなる

さて、分業にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

分業が進んだことで現代の人々は自分で農作物を育てたことがなければ、牛や豚、鶏など家畜を飼ったこともありません。また服を作ったこともないし、自分の家を建てたこともありません。

僕のお父さんは普通に会社員として仕事をしていますが、僕が小さい時、自転車のパンクを直してくれたことがあります。しかし、僕は自転車のパンク修理を自分でしたことがないのでたぶん自分で修理することはできません。

このように分業が進んだことで専門分野に特化する人が増え、わからないことは専門の人に任せておけばいいという社会が出来上がりました。それによって人々は自分ができること以外は逆にできなくなってしまったのです。

分業進むことによって専門の分野に特化できる反面、逆に広い分野での対応力が失われてしまうというデメリットがあります。

分業から考える勤め人卒業のためにやるべきこと

私たちが暮らす日本は先進国で世界的に見ても経済的に豊かな国であるということが言えると思います。もちろん分業体制が社会にかなり広がっています。

僕は日々、勤め人を卒業するために勉強していますが、資本主義社会で勤め人をを卒業するためには「自分の商品」を持つことが必須だと考えています。

自分の商品を持ち、スモールビジネスを築き上げ、そしてそのビジネスで利益を出していくことで、自分の労働力を売るという方法以外でお金を稼げるようにならなくては勤め人は卒業できません。そのためにも仕入れから販売まで、ビジネスの最初から最後までの一連の流れを理解しておく必要があると思います。

しかし今の日本は分業体制が進み、勤め人として働いていると専門的な知識・技術は習熟していきますが、ビジネスを最初から最後まで通しで経験するということができません。

ビジネスというのよく「カレー作り」で例えられますが、材料を仕入れて、カレーを作って、売るという一連の流れを通しで行う必要があります。

しかし、分業体制が進むと「材料を仕入れる人」「玉ねぎを切る人」「カレーを鍋で混ぜる人」「カレーを皿に盛りつける人」「カレーを売る人」こんな風に自分に与えられた仕事しかさせてもらえなくなるのです。これは大きな会社に勤めるほどこの傾向は強くなります。

そのため、勤め人卒業を目指すのであればまずは自分一人で自分の商品作りやビジネスを始めから最後まで通しで行えるようになる必要があります。

それがある程度行えるようになってきたら、今度は分業体制をフル活用し、自分の苦手なところは得意な人に任せ、自分の得意な部分をさらに磨き上げるようにしていけばいいのではないかと思います。

こういった経済のことについて勉強したい方はこちらを読んでみてください!

まとめ

分業体制の中で働くことによって自分が働く分野での知識・技術は習熟されるが逆にそれ以外の分野での対応力が落ちてしまう。

勤め人を卒業するためにはビジネスを最初から最後まで通しで行う必要があるが、分業体制の中で勤め人として働き続ける以上その経験はできない。

だからまずは商品作りからスモールビジネスの構築までを進め、ある程度形ができてきたら、今度は分業体制を活かし、自分の苦手な部分は得意な人に任せていくというのがよさそう。










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