生唾ゴクリ。フードポルノな旦那飯
この記事を完成させるまで約5日かかった。旦那さんが作ってくれた料理のまとめを書いているとお腹がグォ〜っと鳴り、よだれが出そうになる。
「美味しかったな〜。また食べたいな〜。」と何回も画面をスクロールして写真を見るから、書く作業が進まなかった。
日本では美味しいものを見た時「飯テロ」というけれど、英語では「フードポルノ」と言う。美味しいものを見た時には生唾ゴクリ。食欲に抗うのは難しいもんな。
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お互いの得意なところを活かす
2021年のクリスマスからずっと、旦那さんが料理を担当してくれている。
クリスマスに作ってくれたこの唐揚げは、今思い出してもよだれが出るほど美味しかった。盛り付けもキレイだし、味付けもしっかりされているし、丹精込めて作られているのが分かる。
毎日、旦那さんに料理作ってほしい!
私はできるなら料理はしたくない。献立を考えるのも面倒だし、冷蔵庫にある余り物で何かを作るのも苦手。材料を用意して切ったり、剥いたり、煮たり、焼いたり。その間に片付けもして…と、完成までの過程を考えるだけで、キッチンに向かう気が失せる。
新しい料理にも挑戦しないため、レパートリーも少ない。旦那さんに「おいしい」と言ってもらうためだけに何とか頑張る。
反対に旦那さんは料理をするのが好き。最近知ったのは、彼は片付けが超絶面倒だからあまり料理をしなかったそう。でも私は料理より片付けの方が好き。お互いの得意なところを活かすことにした。
これがうまく行っている。
旦那さんは試行錯誤をしながら料理を楽しみ、私はキッチンのシンクに山積みされた器具や食器、キッチンの台がたくさん汚れているとやる気がみなぎる。揚げ物をした後の床掃除なんて、やりがいがある。キレイになった達成感が好きなのだ。
彼はご飯の間はずっと、その日に作ったものへの工夫を話してくれる。好きなものの話って、聞かれなくても自分からたくさん話してしまうよね。私はというと、食べ終わるまで何回も「うまい。無理。幸せ。泣きそう」しか言っていない。
旦那さんなりの料理へのこだわり
旦那さんの得意料理は中華。YouTubeで本格イタリアン動画を見てから、最近はさっぱりとしたイタリアン料理を作るのも楽しいみたい。
料理に対する彼なりの心がけは、自分が「美味しそう」と思えるように作ることらしい。毎晩キッチンから「これはうまいぞ」と聞こえる。そして実際に美味しい!私は毎日晩ご飯が楽しみ。
彼なりの料理へのこだわりは、いかに冷蔵庫にあるもので、別メニューを組めるか。あるものでたくさんのレパートリーを考えるのが好きみたい。料理の完成プロセス、創意工夫がいきるところが楽しいんだとか。
やるならとことん、が我が家のモットー。
彼はいつもプロの料理人のYouTubeチャンネルを観て、色んなメニューに挑戦している。プロの料理人たちが動画で言っている分量や作り方を必ず、守るようにしているんだとか。それが一番、料理が美味しくなるそう。
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嫁の大好物
子供の頃から、惣菜屋さんに行くと必ずコロッケを買っていた。コロッケとご飯があれば幸せ。
でもカナダでコロッケをゲットするのは難しい。日本食レストランで売っているところもあるけど、そのお店を探すのが大変。日本にも4年くらい帰っていないから、長いこと食べていない。旦那さんがコロッケを作ってくれた。
衣はサクサクで、中はポテトの柔らかさとホクホク感がたまらない。至福。満腹。ありがたや。
ソースのかけ方がオシャレ。私ならどーんとお皿にコロッケ乗せて、ソースをドバッとかけて終わり。
カナダではシーフードの値段が高い+冷凍のため、私たち夫婦は滅多にシーフードを食べない。この時はたまたま小さな冷凍エビが安売りしていたので即買い。
早速エビチャーハンを作ってくれた。エビがぷりぷり♡ご飯もパラパラしてて、ネギと卵も上手に絡み合ってる。私は『鬼滅の刃の』の煉獄さんみたいに、「うまい!うまい!」と連呼していた。
彼のチャーハンは絶品。中華料理店の人に作り方を教わったこともあってか、お店にも劣らないほどの味。彼に晩ご飯のリクエストを聞かれると、チャーハンを必ず注文する。
これも子供の頃からの大好物♡自分でもよく作るのだけど、旦那さんに作ってもらったほうが美味しい。
彼の料理でいつも目を引くのは盛り付け方。これも喫茶店や洋食屋さんみたいなソースのかけ方。バジルとこしょうをまぶしているのもいいね。
実はカツ丼って食べたことなかった。こんな美味しい食べ物が世の中にあったんや!
齧るとサクっと音が聞こえて、豚肉も柔らかい。脂身のあるところはほっぺたが落ちそうだった。卵と玉ねぎは甘辛い味付けが好み。
旦那飯のレパートリー(カテゴリ別)
丼ものまたはライス系
これは余ったタレに豚肉を入れてコトコト煮込んだそう。
豚肉がホロッと口の中で溶けていくような柔らかさ。醤油とみりんの甘辛さも染み込んで、お米に合う!角煮の濃い味も温玉とネギでさっぱりする。彩りもキレイだな。
旦那さんはチキンが大好きだから、チキン料理も上手。親子丼は卵のトロッとした食感と玉ねぎの甘さが、鶏肉の美味しさを惹き立てる。醤油と玉ねぎの香りにも食欲がそそられる。
お肉はジューシー。肉汁で作ったソースもご飯に絡めて食べると美味しかった。ほうれん草を添えてるから彩りもキレイ。
お腹が弱い私はたまにお腹を壊す。そんな時に彼が作ってくれるのは、卵雑炊。胃腸を休めるために食べるんだけど、ついおかわり。
ダシの旨味と香りがしっかり出ていて、食べると心も胃腸もホッとする。卵のふわっとした食感も好き。ネギの辛味があるから、味にメリハリがついている。旦那さんはこういうバランスが上手やなと感心する。
冷凍ミートボールを細かく切って、ひき肉代わりにして余っていたトマトソースを絡めている。見た感じは味付けが濃いかなと思ったけど、トマトソースがさっぱりしていたから味がケンカしないのが良かった。
これもタコライスと同じく、冷凍ミートボールを細かく切って、余っていたトマトソースを絡めている。チーズをたっぷり乗せてオーブンで焼く。
ご飯とトマトソースを絡めるのかと思ったら、彼はご飯、トマトソース、お肉、チーズと乗せていた。しつこくないからどんどんお腹に入る。お皿の端についたこんがりチーズまで平らげた。
白菜を買ってきて、浅漬けを作ってくれた。旦那さんなりの漬物を美味しく食べる方法がコレ。ご飯の上には浅漬け、温玉と鰹節を乗せる。その後に醤油を自分のお好みの量かける。
これは美味しいし、ご飯が進んで仕方ない。それからの数日、私のお昼ごはんは浅漬け丼だった。
我が家では「ネバ子」と呼んでいる。細かく切ったオクラ、きゅうり、玉ねぎと鰹節が入っている。ネバネバ系は苦手だったはずが、一口もらった瞬間から好きになった。
玉ねぎの辛味、きゅうりのシャキシャキ感、オクラの粘みがまろやかに感じる。ミントを食べたみたいなさっぱりした後味。数日間、ネバ子ランチにハマった。
これも旦那さんの得意料理のひとつ。食べすぎた日の翌日、手軽にご飯を食べたい日によく出てくる。あんかけも甘すぎないし、とろみも強すぎずにサラッと感が残っているのもいい。
最近彼が挑戦したのは自家製チャーシュー。「チャーシューって自宅でできるものなの」って驚いた。数時間コトコト煮込み、ホロホロになっていく。タレもお肉にしっかり染み込んでいて美味しかった。
次の写真は、できたてのチャーシューを切ったところ。
パスタ
旦那さんは、パスタ料理も得意らしい。アラビアータ、初めて食べた。ミートソースをイメージしてたけど全然違った。トマトと塩の味だけでさっぱり。夏のそうめんみたいに、食べた後は爽やかになる。写真がうまく撮れた!
ペペロンチーノ大好き。ガーリック、塩コショウ、オイルで麺を味付けしているらしく、麺にもしっかり味がついているのがいい。ペペロンチーノ写真が以下にも続くよ。
和風パスタはあっさりしていて美味しい。あんかけのパスタも初めて食べた。刻み海苔、ツナだけでも美味しいけど、あんかけがパスタに絡むのもいけるんだな!
カフェメニュー
突然の思いつきで、旦那さんがフライドポテトを揚げた。マクドナルドのポテトとほぼ一緒の味がする!ポテトの種類が似ていたんだろうか。お家で大好きなフライドポテトを山盛り食べられる幸せ!あ。グリルチキンも美味しかったよ。
これはベーコンもパンも自分たちで作ったよ。旦那さんが作っているのを横で見ていたのだけど、ベーコンを作るのって思ったほど難しくはないんだな。
燻製焼きしているからか、バーベキューコンロで焼いたような匂いと味がした。こんがりと焼けていて、ジューシー。噛めば噛むほど味が出てくる。また作ってほしい。
大好きなパンケーキ!なぜか無性にふっくらパンケーキを食べたい日があった。私が自分で作るつもりだったけど、旦那さんがノリノリだったのでお願いした。
YouTubeで「ふわふわホットケーキ」の作り方を見て、その通りにやってみたら成功。ちょっとしたコツだけでできた。うん。できる人の言うことを聞いて良かった。
カナダのカフェメニューでこういうサンド、よくある。残り物でササッと作ってくれた。マヨネーズの量、卵のフワフワ感、パンの厚みも丁度いい。
彼はもっとお皿をオシャレな紙などで装飾したかったらしい。嫁は構わず食い気に走る。
ポテトを消費しないといけない時に作ってくれたハッシュブラウン。家で作るハッシュブラウンも美味しい。塩コショウは自分たちの好みの味付けができるし、好きな形に切ることができるのもいいな。
細かく切る下準備が大変そうだから、どうしても食べたい時にリクエストしている。
その他
人生初の豚骨ラーメン、めちゃ旨い!骨から煮込んで、旨味をたっぷり出し切っている。スープの油はキラキラしていて、美肌効果ありそう。スープも残らず飲み干した。旦那さんは今度は麺作りにも挑戦するそうだ。
思い立ってポテトチップスを作った時の写真。味付けしていなくても、塩っけがあるように感じた。既製品は塩辛く感じていたから、軽く塩を振るだけで充分だった。
芋の味がしっかりあって「これぞポテトからできたチップス」って感じだった。
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旦那飯で私が気に入っているものは、今のところこんな感じ。これからも彼のレパートリーが増えて行くから、好きになった物はここに追加していこうと思う。
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