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詩など・詞など・曲など

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2022年12月の記事一覧

詩を1つ(年末の風)

年末の風年末の風 ヒュウゥと吹いて

喜び悲しみ 載せてどこ行く

いつもの窓辺 木々は静かに

次来る年の幸せを 思っているのかも

詩を1つ(宇宙の花詩)

宇宙の花詩星は跳び 空は踊った
この満天の暗闇に 君は何を想う夜
宇宙に花は咲きほこり レールは屋根を転がり始めた
さあ行こう 満天の夢の花弁

ヒント1、窓は

ヒント1、窓は窓は

中にいるのにじっと外見る。
身体は中で、心は外。

外にいるのにじっと中見る。
身体は外で、心は中。

出窓には、

外に恋する白猫と、
中に恋する黒猫の物語がある。

雨が降れば、

晴れを祈るてるてる坊主もいるし。
雨に生まれる恋もある。

夕方には、

明るかった外は暗くなり
薄暗かった部屋に灯りがともる。

その境目はどこですか。
どうして分けることができますか。

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ナゾナゾ 本質

ナゾナゾ 本質内でありつつ外であり
外でありつつ中である

君でありつつ私であり
私でありつつ君である

光でありつつ闇であり
闇でありつつ光である

丸でありつつバツであり
バツでありつつ丸である

善でありつつ悪であり
悪でありつつ善である

ホッとしつつ緊張し
緊張しつつホッとする

一人でいつつ皆でいて
皆でいつつ一人でいる

色でありつつグレーであり
グレーでありつつ色である

白であり

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詩を4つ(物語ポケット)

詩を4つ(物語ポケット)

言葉と思い言葉があって思いがあるのか

思いがあって言葉があるのか

そんな言葉はナンセンス

そんな思いはナンセンス

物語ポケット物語がつくりたくなって

ポケットをさぐったら

あったはずの夢のかけらが

空っぽになっていて……

空っぽ 心空っぽ 心

のぞいてみたら

ゴッチャゴチャ! ゴチャゴッチャ!

片付けよっと 空っぽ 心

救い悲しいときの涙は癒やしとなるよ

苦しいときの君の

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電車にて:詩

電車にて:詩

電車にて電車の窓に流れる景色
 家のやねやね
 家のかべかべ
 家のまどまど
 家のひとひと

電車の床にこぼれる光
 朝のひかりひかり
 朝のかげかげ
 夕方のひかりひかり
 夕方のかげかげ

電車の椅子にすわる人生
 人生のまどまど
 人生のかべかべ
 人生のひかりひかり
 人生のかげかげ

電車の窓に床に椅子に
 まどとかべかべ
 ひかりとかげかげ

詩:冬の枯れ木は夢を見る

詩:冬の枯れ木は夢を見る

冬の枯れ木は夢を見る

 春の若葉の柔らかさ

冬の枯れ木は夢を見る

 夏の緑は風そよぎ

冬の枯れ木は夢を見る

 秋の紅葉天高く

冬の枯れ木は夢を見る

 去年の冬のマフラーが
 誰かをずっと待っていた

冬の枯れ木は夢を見る

 私は春と待ち合わせ
 いつかはきっと会えるから

冬の枯れ木は夢を見る

冬の枯れ木は夢を見る

冬の枯れ木は夢を見る