MAP OMIYA 2023~大宮見取図を持って大宮を歩こう~

埼玉の玄関口「大宮」。商業・文化施設の充実、都心へのアクセスの良さ、大宮台地で災害が少…

MAP OMIYA 2023~大宮見取図を持って大宮を歩こう~

埼玉の玄関口「大宮」。商業・文化施設の充実、都心へのアクセスの良さ、大宮台地で災害が少ない等、住みたい街ランキングでも注目の街。さいたま国際芸術祭を機に、大宮の街文化を紹介。アート・カルチャー・グルメ等、この街に詰まった魅力を芸術祭とともに観て、歩いて、大宮文化を愉しもう。

最近の記事

大宮見取図#21 コーヒーとタバコの文化をこれからも。令和の“BEANS”はここにあります!

●コーヒーと軽食のある喫茶店~SATEN~  志太 優一(しだ ゆういち)さん 小綺麗な外観&内観に加え、愚直でユニークな店名が目を引く、その名も「コーヒーと軽食のある喫茶店~SATEN~」。 今風のオシャレカフェかと思いきや、なんとそこにはザ・昭和を思わせるメニューがずらりの、まさに喫茶店。 どんな経緯、そして想いがあって、このお店は生まれたのか。 店主の志太さんに、たっぷりお聞きしました! 「私に合うコーヒーを」が頼めるお店。 入店とともに、コーヒーの

    • 大宮見取図#20 大正時代から続く和菓子店。これからもずっと「街のお菓子屋さん」でありたい。

      ●風土菓房 福呂屋(ふうどかぼう ふくろや)  三代目:酒井 正次(さかい しょうじ)さん  四代目:酒井 洋実(さかい ひろみ)さん 「SNS」映えなど、流行スイーツの話題には目もくれず、ただひたすらに伝統の和菓子を地元民に届け続ける……。 そんな職人魂あふれる和菓子屋さんが、1917年(大正6年)創業の「風土菓房 福呂屋」さんです。 長年大宮の人々を魅了してきた味にはどんな秘密があるのでしょうか! そして、これまでの大宮の街の変化をどのように見てきたの

      • 大宮見取図#19 東口商店街から考える、大宮の次のカタチ。

        ●大宮東口商店街連絡協議会  栗原 俊明(くりはら としあき)さん 東日本の玄関口、交通の要衝、商業の街、人種のるつぼ……。 ひと言で言い表すのが難しい大宮。それなら、この街を俯瞰して見る立場の人に聞くことで、より明確なイメージが持てるようになるかもしれない。 そんな期待から、今回は若くして銀座通り商店街の理事長でもあり、大宮東口商店街連絡協議会(東口商連)の会長に就いた栗原さんにインタビューを試みました! 大宮は、生態系が豊かな汽水域。 ボリュームのある

        • 大宮見取図#18 大宮の音楽プレイヤーを支え続けて約半世紀。あなたにぴったりの楽器をご案内します!

          ●下倉楽器大宮店  三田村 純子(みたむら すみこ)さん 大宮駅東口を出て大通りを直進。そのまま髙島屋の前を通過。近代的なビルの並びに突如として、ピンクともオレンジともとれるインパクト抜群の色の建物が現れる。 混沌とした大宮の街にあってもひときわ目立つ、ロックな存在感! そのビルに入るお店が、今回ご紹介する「下倉楽器大宮店」です。 下倉楽器は、本店を“楽器の街”お茶の水に構える、創業85年を超える老舗。大宮店のオープンは1976年と、こちらも50年近い歴史を誇

        大宮見取図#21 コーヒーとタバコの文化をこれからも。令和の“BEANS”はここにあります!

          大宮見取図#17 埼玉には美味しいものがたくさんあるんです!氷川参道近くに埼玉県産を味わうビストロ、ではなく茶店(ちゃみせ)あり!

          ●デリカ  山﨑 暢(やまざき とおる)さん 氷川参道「二の鳥居」から少し裏手へ。 2階建ての民家の1階に入居する「デリカ」は、白とナチュラルウッドをベースとした、誰もがリラックスできそうな小空間。 しかし、ここはただの小洒落たビストロではありません。 なんと、調味料とワイン以外の食材はすべて埼玉県産。 そして店主自ら「ビストロではなく、茶店(ちゃみせ)です」と言い切るほどの、超カジュアルスタイル。 何かとこだわりが詰まっていそうなデリカさんに出向き、店主の山

          大宮見取図#17 埼玉には美味しいものがたくさんあるんです!氷川参道近くに埼玉県産を味わうビストロ、ではなく茶店(ちゃみせ)あり!

          大宮見取図#16 本を通じて人をつなぐ。「シェア本棚」が話題のユニーク本屋!

          ●CHICACU Design Office & Bookstore ~本と喫茶 夢中飛行~ 直井薫子(なおい かおるこ)さん 氷川参道の二の鳥居の入り口近く。 ここに「シェア本棚」というユニークな取り組みをしている本屋「本と喫茶 夢中飛行」があります。 シェア本棚とは何なのか、そしてどんな想いで本屋が運営されているのか。 店主の直井さんに、お店の、そして本の魅力をお聞きし、その想いに迫りました! 他人の本棚を覗ける「シェア本棚」 ただでさえ、個人がセレクト

          大宮見取図#16 本を通じて人をつなぐ。「シェア本棚」が話題のユニーク本屋!

          大宮見取図#15 大宮を応援する気持ちを、旗に込めて。

          ●辻旗店  辻 益行(つじ ますゆき)さん 「辻旗店」は、その名の通り、旗屋さん。 創業なんと1916年という、100年以上大宮の地を見てきた超ベテラン店舗さんです! 「旗」はそこまで生活に馴染みがなく、イメージがつきにくい人は多いかもしれません。 ところが、辻旗店では国旗や市町村旗から、毎年の氷川神社の祭礼旗、そしてJリーグの大宮アルディージャの大旗などさまざまな旗を手がけており、聞いてみると「あぁ、なるほど!」と思えるはず。 伝統産業としてさいたま市でも認定さ

          大宮見取図#15 大宮を応援する気持ちを、旗に込めて。

          大宮見取図#14 お好み焼き店「人形町」が愛される理由は、店主の粋なおもてなし精神にアリ!

          ●人形町  葛西(かさい)さん 大宮駅東口から南銀座通りを抜けた住宅街にある、大人気のお好み焼き屋さんです! 地元民が「とにかく美味しい!」と口を揃えます。 2023年で39年目を迎える「人形町」がここまで愛され続けてきた理由を、店主である葛西さんのお話から紐解きます! 味の決め手は、作る側の「粋」な心。 人形町の特徴としてまずご紹介したいのが、商品の提供スタイルです。 東京のもんじゃ焼き店では通常、お客さん自らが鉄板での調理を楽しみます。 一方、人形町さんでは、

          大宮見取図#14 お好み焼き店「人形町」が愛される理由は、店主の粋なおもてなし精神にアリ!

          大宮見取図#13 さながら氷川神社の門番。参拝者の幸せを願い続ける川魚料理店!

          ●氷川三神料理かのうや  清水 亮佑(しみず りょうすけ)さん 日本一長い参道とされる氷川参道。その入口、一の鳥居のすぐ横に拠を構えるのが「氷川三神料理かのうや」です。 運営母体の株式会社鯉平は創業1897年(明治30年)という超がつくほどの老舗。 鯉平の代表である清水さんに、その成り立ちやこだわり、そして街を含めた歴史について、お話をお聞ききしました。 幸せを叶える=かのうや。 うなぎ・鯉・すっぽんを三神と称し、本格的な川魚料理を提供する氷川三神料理かのう

          大宮見取図#13 さながら氷川神社の門番。参拝者の幸せを願い続ける川魚料理店!

          大宮見取図#12 時代に、街に合わせて変化。誰もが気軽に立ち寄れるお寺「東光寺」へようこそ!

          ●東光寺  松本 誠諦(まつもと じょうたい)さん 今回は、創建からなんと880年以上となるお寺「東光寺」にやってきました。 大宮駅東口からは徒歩約8分という、アクセス良好の駅前寺院。 普段はお寺に馴染みがないという人も多いと思いますが、開放された空間、仏像、仏教美術の数々、愛嬌たっぷりの住職と、一度訪れるだけで今までのお寺のイメージがきっと覆ります! 地域の皆さんと共生していけるような存在へ。 お話を聞いたのは、東光寺の住職、松本誠諦(じょうたい)さん。

          大宮見取図#12 時代に、街に合わせて変化。誰もが気軽に立ち寄れるお寺「東光寺」へようこそ!

          大宮見取図#11 ドラマチックに変わっていく大宮で、120年間「自然体」を貫く油屋さん。

          ●大宮製油  逸見 裕一(へんみ ゆういち)さん いかにも年季が入ったその建物は、レトロ建築好きの方々にはなかなかの知名度を誇るという。 そこの1階で営まれているのが、今回ご紹介する「大宮製油」という油屋さんです! 1906年(明治39年)創業の超がつくほどの老舗で、ずっと大宮の地で商売を続けてきたそう。 100年を軽々超える年数を続けてこられた油屋さんに、どんな歴史があるのか。 そして大宮のどんな歴史を見てきたのか。 大宮製油合名会社代表の逸見さんに、たっ

          大宮見取図#11 ドラマチックに変わっていく大宮で、120年間「自然体」を貫く油屋さん。

          大宮見取図#10 あなたの「わが家」であるかのようにお酒を楽しめる場所。

          ●串八丁  古川 弘一(ふるかわ こういち)さん 大宮駅東口から南銀座通りを南へ。 看板と提灯が黄色くぼんやりと光り、いかにも呑んべえが吸い込まれそうな景色が現れる。 今回ご紹介するのは、2023年で創業28年目となる居酒屋「串八丁」さん。 営業時間での取材につき、飲みたい気持ちをぐっと抑えながら、串八丁さんが長くこの街で愛される秘密をうかがいました! 営業時間すらもお客さんに合わせる。 お話を聞いたのは、オーナーの古川さん。 気取らず自然体なスタイルで多

          大宮見取図#10 あなたの「わが家」であるかのようにお酒を楽しめる場所。

          大宮見取図#9 「住民による街づくり」で、大宮を内側から盛り上げていく!

          ●久世造花工芸 久世 晴雅(くぜ はるまさ)さん 「人民の、人民による、人民のための政治」 誰もがよく知るアメリカのリンカーン大統領の言葉ですね。 大宮で長く「住民による街づくり」を掲げ、熱心に活動を続けているのが、有限会社久世造花工芸の代表、久世晴雅さんです。 1958(昭和33)年創業の同社は、これまで造花や看板などの製造販売、および街のイベント運営を多く手がけており、大宮の街づくりに深く携わってきました。 久世さんが携わる「住民による街づくり」提

          大宮見取図#9 「住民による街づくり」で、大宮を内側から盛り上げていく!

          大宮見取図#8 心も体も元気になれる自然派カフェは、大宮の隠れパワースポット!

          ●atelier Blue Bird & Blue Bird cafe  櫻庭 亜希子(さくらば あきこ)さん 東武アーバンパークライン大宮公園駅から徒歩約4分。 大宮公園の目の前に、大きなトネリコの木をシンボルツリーにした一軒家風のカフェがあります。 今回ご紹介するのは、体にやさしい食材を使った料理を提供する「ブルーバードカフェ」さん。 美味しい料理はもちろんのこと、オーナーの櫻庭さんは美大出身で、BGMや店内に飾る絵画などにもこだわりがあるのだとか。

          大宮見取図#8 心も体も元気になれる自然派カフェは、大宮の隠れパワースポット!

          大宮見取図#7 服を、人を、街を清めるおもてなしクリーニング店!

          ●まごころクリーニングわが  髙田 智(たかだ さとし)さん 「まごころクリーニングわが」は、2023年で創業60年になる、三世代続く街のクリーニング店。 その技術力はもちろん、髙田さんをはじめとしたスタッフの丁寧すぎるほど丁寧な接客が、ファンと呼べるほどのお客さんをたくさんつくっているそうです。 大宮で生まれ育った髙田さんの言動を介して、大宮の街に息づくおもてなしの精神に迫ります! まるでお医者さんのようなクリーニング店!? お話を聞いたのは、まごころクリーニング

          大宮見取図#7 服を、人を、街を清めるおもてなしクリーニング店!

          大宮見取図#6 レコードを通じて、文化を後世につないでいく。

          ●レコード屋グリグリ  オーナー 現在世界的なムーブメントになっているレコード。 音楽視聴自体はネット上でのストリーミング配信が主流でありながら、一部海外では日本のシティポップが大流行。 山下達郎や竹内まりやといった昭和のアーティストが注目されているのです。 その流れを受けてか日本でもレコードを買い求める人が増加中。 そんな動きを見せるレコードの買取販売店を、ここ大宮で四半世紀以上続けてきたのが、その名も「レコード屋グリグリ」さん。 音楽を、そしてレコードを

          大宮見取図#6 レコードを通じて、文化を後世につないでいく。