三雲さちこ

半生の棚卸しをしています。 じぶんを知り、整頓するため、脈絡なく書きます。 自分をオー…

三雲さちこ

半生の棚卸しをしています。 じぶんを知り、整頓するため、脈絡なく書きます。 自分をオープンにしたら、どうなるのかしら。やって知るしかない。 1000本ノック的に続けて書く、をタスクとしています。

最近の記事

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自己紹介。

自己紹介をします。 人生のうちで、何度も自己紹介をしてきましたが、手応えある紹介ができた試しがありません…。ただ、今回はnote上での自己紹介です。無理なしで、素直な部分で紹介をしたい。を軸に、見失わないように紹介をさせていただきます。 * 名前の「さちこ」は実名でも「さちこ」とひらがなで書きます。 元々は「晶子(あきこ)」ちゃんにする予定だったそうですが、父が初見で「さちこ!」と閃いたそうです。母からは、どんなに頭がフワフワしていても、お名前だけは自分で書けるようにって

    • ひかりをとおす。

      新習慣。 というほどでもないが、最近なんとなくしているのが 『耳に光を通す』という、ささやかなことで。 天気の良い朝。 さんぽの途中で、さんさんとしだした太陽に耳を向ける。 耳の穴から、耳の内に光を通すイメージ。 よく光が届くように、と首をカクカクと微妙にかしげたりしながら、角度を探る。 不思議と「ここだ」みたいなカチリ、とするポイントがあって、耳の底まで陽光が直通しているイメージが湧いてくる。耳の底が「きゅー」と目をすがめてるような。 自然と目を閉じてしまう。 じんわ

      • あしがつめたい、よる。

        真冬の夜のあるあるだけれど。 うとうととはしているけれども、 足先がキンキンに冷えてしまって、全然寝付けない。 あしが、つめたい。 ベッドのなかで 足と足をモジモジと絡ませたり、足先どうしをスリスリと擦らせたり、グーパーグーパーと足の指たちを動かしてみたりしても、びくともしない。 あしが、つめたいよぅ。 お風呂上がりでぽかぽかとしていて、それでも厚めのルームソックスを履いてはいたけれど。明日の準備だ、グラス洗ってなかった、髪の毛乾かさないと…と家中をうろうろ、うろう

        • 「足立市場」取材のせいとん②

          * 「足立市場」取材のせいとん①のつづき * せいせいとした青空を何度仰いでも、吹き抜けていく風を何度吸い込んでみてもドッドッドッド…の心拍は落ち着く事なく、気がつけば【8:15】だ。15分もまごまごとしてしまっている事実にお尻を叩かれて、慌てて1つの食堂の前に立ち、中の様子を伺う。忙しそうだったら、後にしよう。頃合いを見計らわなくては。 カラカラ… お客さんが1組いる食堂の引き戸を開ける。 ありきたりな表現だけれども、昭和〜な店内の佇まいが差し込む朝日と混じって、空

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        自己紹介。

          本当は新年の書き始め、感謝とかあたたかい事を書きたかったが「取材の忘備録を残さないとなんか進めない」という他を書かない理由が湧いてしまって「じゃー書いたら、書くよな?」と退路を断つように取材後記を書いてしまった。なんて生意気な。 今年もあたふたしながら、書きます。

          本当は新年の書き始め、感謝とかあたたかい事を書きたかったが「取材の忘備録を残さないとなんか進めない」という他を書かない理由が湧いてしまって「じゃー書いたら、書くよな?」と退路を断つように取材後記を書いてしまった。なんて生意気な。 今年もあたふたしながら、書きます。

          「足立市場」取材のせいとん①

          スコン!と抜けた青空の下で、 ドッドッドッドッド…と心臓が早鐘みたいに鳴っている。 千住大橋駅を降りてすぐの『足立市場』の正門のすみっこで、胸に手を当てながら何度目かの深呼吸をしている。「だいじょうぶだいじょうぶ」「できるできる」とつぶやいたり、「かえりたい」と心のなかで叫んだりしながら「ええい!」と場内に一歩を踏み入れた。 午前8:00 まだ光がたっぷりとした10月末。少し肌寒いけれど、雲ひとつない青空からの陽光は頬に温かい。朝の空気と視界いっぱいの空に「遠足にきたみた

          「足立市場」取材のせいとん①

          こころの武将。

          今年の10月に発売されたOZ magazineの新宿特集で、身に有り余るほどの機会をいただき、ラ……ライターデビュー(というのにはまだ恥ずかしい限りで)をしてしまったのですが、なんと申しますか、そのノリみたいな流れで12月に発売されたOZ magazineの北千住特集でも記事を書かせて頂いて、しまったのです。 できるか、できないか。 ではなく、 やるっていうしかない。 なんとかなる。 この二度の挑戦で、↑という結論がバッチリと自分のものになりました。 この気づきは実に恐ろ

          こころの武将。

          おとしもの。

          空を見上げながら歩くのが好きだ。 空模様を見上げるのが好きな人は多いと思う。 視界の2/3位が空で占められるような田舎で育ってきたから、上京してきた頃は視界の1/3にも満たない空の割合に、少しの息苦しさを感じていた。 だが、大きな建物たちの影に縁取られた小さな空も、「瞬間」が切り抜かれたようで、それはそれでとても美しい。縦に細長い夏の青空とかはちょっとしたギャラリーの作品みたいだ。 同じくらいに、地面を見ながら歩くのも好きだ。 100円落ちてないかしら、なんて思いながら

          おとしもの。

          いちごがとどいた!

          思いがけないタイミングで「いちご」が届いた。 前職でお世話になっていた方からで、お仕事で向かった先の道の駅で苺を見かけ、わたしのことを思い出してくれたらしい。 苺を見かけて思い出してもらえるような、可愛いさ要素は乏しかったはず…だけれども、苺なんて自分のためには滅多に買わないから、とてもうれしい。 苺の芳香はすさまじい。 箱の蓋を開けた途端にキッチン中に、苺の香りが、むわーんと。 あまい、良い香り。 目を閉じて、すんすんと香りを追いかける。 うーん、これこれ。 なんて

          いちごがとどいた!

          11月とさいしょだけの音。

          カロンカロン。 じゅわじゅわわ… 唐揚げを揚げている。 まだ何も投入されていない熱々の油に、 最初の1つめを落とした時の カロン、という音が澄んでいて好きだ。 口のなかで転がる飴玉が歯に当たった音…でもなく。 バーボンロックの氷が溶けてグラスを鳴らした音…でもなく。 あの油のカロンと鳴る音って、独特だ。 類似した音が思いつかない。 そんなことに気がつく。 途端にじゅわじゅわと揚る音が響きだすとぼんやりしてくる。 「あまおとみたいだ」と思う。 だとしたら、そうとうな土

          11月とさいしょだけの音。

          クルミクッキー。

          先月の半ばに、岩手のお土産だよ〜って、いくつかお菓子を頂いたのですが、その中のひとつにすっかり魅了されてしまいました。 横澤パンさんの「クルミクッキー」 鎌倉紅谷さんの「クルミッ子」をご存知でしょうか。 「クルミッ子」とてもとても…美味しいお菓子です。 思い出すだけで、もうしあわせになってしまうのです、私は。 香ばしいクルミが、ねっちりとキャラメルに絡められて。堅めな食感にふさわしいシッカリとした甘さ……止まらない止まらない……とても危険なお菓子です。 (リスの缶のケー

          クルミクッキー。

          ひがしのよぞらを。

          少しくすんだ。 少しくすんだピンク色の、できたら大きめなマグカップが欲しいと思っていて。バッタリ運命的に出会いたいから、ネットで探すのは禁じている。 かなり具体的にイメージできているだけに、本気で出会えると思っている。 気配めいたものすら感じているから、もうすぐだと思うのだけれど、本格的に寒くなるより前に、手に入れることができたらいいな。 そうしたら、紅茶を飲もう、ココアを飲もう、スープを飲もう、と。 こころを弾ませることができる。 * 赤めな月が、じわり、とされて

          ひがしのよぞらを。

          私と11月。

          いちねんでいちばんスキな月は11月。 理由をつけずに「スキ」と感じてしまうことが、本当の「スキ」なんだろうなぁ。と思っていますので、11月は私にとても、心地よい時期。 だんだんと、時にはグッ!と寒くなって、着るものや、食べるものに工夫をしだすのが好きなのです。小さな工夫をしていると「あ、私、暮らしている」とちょっとしんみり、健気な気持ちに。小さな子どもをふわりと撫でるような、愛おしい気持ちが湧いてくるのです。 とはいえ、日が沈んで暗くなる時間が早まっていることに気づくと、

          私と11月。

          牛乳プリンって こんなに可愛いサイズでしたっけ? 私が大きくなったのだろうか。 あ、3連パックの...? え?違うの?? よ...夜頂くのに、やさしいサイズ。 時代に戸惑ってる、 金曜深夜です。 (賞味期限が私の誕生日...)

          牛乳プリンって こんなに可愛いサイズでしたっけ? 私が大きくなったのだろうか。 あ、3連パックの...? え?違うの?? よ...夜頂くのに、やさしいサイズ。 時代に戸惑ってる、 金曜深夜です。 (賞味期限が私の誕生日...)

          オリオン座とよだかの星。

          昨夜のこと。 帰りが久々に24時を過ぎ、肩を少しすぼめるくらいの寒さにほくそ笑みながら、住宅街を早足で歩いていると、視界の端。 マンションの遮りがなくなった夜空に、オリオン座がくっきりと煌めいていた。 「!」と足を止めて、改めて見上げてみる。 放射冷却みたいなクリアさが感じられる。 まだそこまで寒くないのだけれど。 雲ひとつなく、星座見本表そのままの、 綺麗なオリオン座がそこに。 なんとも言葉にならない感動がここに。 ドキドキしてるのは、早足で歩いていたからだけど

          オリオン座とよだかの星。

          そこはかとない、こと。

          足の爪先がしゅわしゅわと冷たい。 冬用の厚めの靴下を引っ張り出し、 履く前に手指を使って爪先を揉んだり、摩ったり。 先週の内に衣替えをしておいてよかった。 吐く息はまだ白くはないけれど、直にそうなりそうだなぁ。 白くなったら、オイルヒーターを出さなきゃなぁ。 (白くなるまでは、工夫で耐えしのぶのがマイルール) …なんかついこの間、掃除して収納したような気がする。 時の流れは年々、早く。 天井を見上げる。 我が身よに振る、ながめせしまに、だ。 * 新しく、マグカップ

          そこはかとない、こと。