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異なる価値観の発見:自己の固定観念に気づき、オープンマインドな思考を育む

突然ですが、質問です。『あなたは“迷信”を信じていますか?』

迷信とは、例えば、

・くしゃみをすると誰かに噂されている
・チョコレートを食べすぎると鼻血が出る

といったものです。

なぜ、こんな質問をしたかというと、、、先週、朝から雨で会社である人が濡れた傘を開いて乾かしているところを見たんです。この状況を見た時にふと、実は、わたしも過去に同じように部屋の中で傘を乾かすということをしていたなと思い出したんです。

実は『傘を部屋の中で乾かす』にも
迷信があるんです。

これは私がオーストラリアに留学していた時の話なんですが、、、

私が滞在していたのは晴天が年間300日ほどあると言われるゴールドコーストという都市。ですが、その日は珍しく雨が降っていました。
朝、通っていた語学学校に到着し、教室内で傘を開いて乾かしていたら、それを見た友人がすごい形相で、こんなことを言ったんです。

「縁起が悪いから、今すぐやめて!!」


詳しく話を聞くと、「室内で傘を開くと不運をもたらす」というジンクスがあるんだそう。理由は分からなかったのですが、昔からの言い伝えだから、と。

後に調べてみたところ、その理由は諸説あるようなのですが、最も有名な、古代エジプトの時代から伝わる説によると、
日差しを避ける必要のない室内で傘を開くことは太陽神への冒涜となり、災いが起こるとされているそうです。

その時に指摘してくれた友人はチェコ共和国出身だったのですが、どうやらチェコだけでなく、フランスやイタリア、アメリカ等でも有名なジンクスなんだとか。日本にある似たようなものだと『北枕で寝てはいけない』といった感じだと思います。

こうやって異なる価値観の人に出会うと色んな発見がありますね。
価値観は、育ってきた環境やこれまでの人生経験、今までにどんな人と接してきたかで異なるので、人によって価値観が違うことは当然のこと。
だからこそ、『自分と相手の価値観は違う』とちゃんと知っておくことは
すごく大切だと私は思っています。家の中でも靴を履いて過ごすのが
当たり前の人がいたとして、当然のように、あなたの家の中を土足で歩き回ったらどう思いますか?きっと嫌ですよね^^;

でも、こういったことは、“自分にとっての当たり前”と“相手にとっての当たり前”が違うからこそ起きてしまうこと。イメージしやすいように今回は日本の文化と海外の文化を対比させてみましたが、こういった認識のズレというのは同じ日本人同士でも起きます。

だからこそ、『自分が正しいと思っていることは必ずしも正しい訳ではない』『自分の普通は相手にとっては普通じゃないかもしれない』ということを、常に頭の隅っこに置いておく必要があります。

異なる価値観に触れることは、新たな視点を開拓し、人間関係を豊かにすることに繋がります。私はオーストラリアでの留学経験を通じて、異なる価値観を持つ人々との出会いによって視野が広がり、新たな考え方や文化について学びました。

オーストラリアで通っていた語学学校にはさまざまな国籍や文化背景を持つ人々が学びにきていたので、本当にたくさんの方と交流する機会が多くありました。例えばフランス、スペイン、ドイツ、スイス、イタリア、チェコ共和国、ブラジル、コロンビア、韓国、フィリピン、アメリカ、ウクライナなどなど。それぞれの人が持つ独自の視点や生活様式に触れることで、自分の思考や行動について再度考えることができました。また、自分の持つ価値観や習慣が他の人にとっては当たり前でないことにも気づきました。

留学先の友人たちとの会話を通じて、自分自身の固定観念や偏見に気づくことがありました。これらの出会いや経験は、私が持つべき柔軟性や寛容さ、異なる価値観を受け入れる力を養う機会となりました。

例えば、食事習慣や宗教、性別や社会的地位に関する価値観は、国や地域によって大きく異なる場合があります。異文化に触れることで、それらの違いを理解し、互いの尊重と共存を大切にすることが重要だと学びました。

また、異なる価値観と出会うことは、自己反省や成長の機会を提供してくれます。自分の固定観念や偏見に気づき、それらを払拭することで、よりオープンマインドな思考を持つことができます。自己の成長を促すためには、自分自身を問い直し、常に学び続ける姿勢を持つことが大切です。

自分の価値観を大切にすることはもちろん大事なことですが、私はオーストラリアでの体験から異なる価値観と出会っても柔軟に受け入れ、考えることが大事だと学びました。自分と違う価値観を持っている人と出会うことによって「なるほど!そんな考え方があるんだ!」など、本当に色んな発見があるので今ではそれがすごく楽しいです^^


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