大島 智宏

企業内で働く皆さん、事業ミッションと個々人の成長目標の狭間で「モヤモヤ」を抱えてたり、…

大島 智宏

企業内で働く皆さん、事業ミッションと個々人の成長目標の狭間で「モヤモヤ」を抱えてたり、将来のご自身のキャリアに不安をお持ちだったりしませんか。私は皆さんのそんな悩みを受けとめて一緒に成長していけたらと考えております。 (国家資格キャリアコンサルタント 大島智宏)

最近の記事

その16 環境理解とアダプタビリティ

 まず、今回のタイトルに含まれている「環境理解」についてご説明したいと思います。 環境理解  環境理解については幾つかの側面があります。マクロ的にはグローバルの政治、経済、スタンダリゼーション(ルール、条約、法令)などがあります。ミドルレンジでは、日本国内のそれらの状況や企業組織の事業領域の市場などがあります。ミクロ的には企業内の事業、顧客、仕入れ、人事、財務等が含まれます。(このスケール感は必ずしも正しくありませんが、イメージとして受け止めていただければ。)  これらの視点

    • その15 キャリアコンサルタントの使命

      校長先生の言葉  小学生のころ、夏休み明けの朝礼の壇上に立った校長先生が、昇降口の左右の壁にある垂れ幕の話を始めました。そこには「元気な声がひびく学校」といった類の言葉が大書されていたと記憶しています。曰く「この垂れ幕を見て、この学校はこういうことができていない学校なのかと思いました」と。私はずっと「元気な声がひびく学校」だと思っていたのに、そういう見方があるのかと印象に残っています。 キャリアコンサルタントの位置づけ  今、私はキャリコンとしても活動しています。キャリコン

      • その14 自己理解_環境理解 Will、 Can、 Must/Mission

         その13で「強み」について書きました。今回は「やりたいこと」、「できること(強み)」、「求められること」の構造について説明していきたいと思います。普段はキャリア研修の題材として取り上げるもので、多少理論的で難解な部分もあるかもしれませんが、頑張ってみます。 仕事のモチベーション 仕事に携わる上でモチベーションを高める要素には 1. やりたいこと「Will」 2. できること「Can」 3. 求められること「Must/Mission」 という3つがあります。 こ

        • その11 自尊心 

          私は自尊心という言葉がよく理解できていません。Webで検索すれば記事が出てきてその意味を教えてくれます。しかし、しっくりこないのです。自らを尊ぶ心。尊ぶとはどういう事か、疑問は尽きません。 「自己効力感」 キャリアコンサルタントの養成講座で習った「自己効力感」は、過去の学習経験が未来の成功予測となるという意味です。アルバート・バンデューラさんという人がまとめた社会学習理論に基づいています。 例えば、私は今PMI(Post Marger Integration:経営・業務統合)

        その16 環境理解とアダプタビリティ

          その13 自己理解 「強み」について

          自己理解 強み  キャリアコンサルタントが集まる色々な会合に参加していると、参加されている皆さんが様々な課題を持っているんだなあと、その多様さに驚かされます。結構いい感じに人事施策が効果を見せている企業さんもあれば、離職率の改善に苦労されて企業さんもあります。 スキルマップで活力Up(少々啓発本とかビジネス書臭い副題ですね)  今日は少しだけ、ナイスなフレームワーク取り入れて離職率を下げている企業さんのお話を書いてから今日の本題に入りたいと思います。  その企業さんは、事業

          その13 自己理解 「強み」について

          その12 ライトノベルで気づいたキャリア教育の本質

          ラノベ好きの私 山本周五郎は、「文学には“純”も“不純”もなく、“大衆”も“少数”もない。ただ“よい小説”と“わるい小説”があるばかりだ」と残しています。私自身はライトノベル(ラノベ)が好きで、Audibleに毎月1,500円を支払い、時折、物語の先を知りたくて紙の本を購入することもあります。 (Audibleで音声化されるのは時間がかかる場合もあるようで、今年1月に31巻で完了した作品がAudibleに登場するのはおそらく3,4年後になると思われます。) そのようなラノベ

          その12 ライトノベルで気づいたキャリア教育の本質

          開けゴマ(壁)

          その10 開けゴマ(壁)  AIに「壁」のイメージをイラストにしてもらったら、上のようなイラストが出てきました。よくよく文字を読んでみるとOpen Sesame!とか書いてあるではありませんか!「開けゴマ」とは? AIがどこからそんな情報を持ってきたのか? AIに意志があるのであれば確認してみたいものです。(実際には入力者の書くプロンプト(指示書)で動いているんですが。今回は「ゴマ」なんて一言も書いてないんですけどね。) 壁  今回は壁の話を書きたいと思います。これも去年、

          開けゴマ(壁)

          自己理解-ライフ・ライン・チャート

           昨年の別の場所のキャリア研修でライフ・ライン・チャートを紹介しました。簡易版でしたが、参加されたの皆さんから「もっと深く自分を分析したい」など、ご意見をいただきました。今回は改めて皆さんにライフ・ライン・チャートをご紹介してご自身の職場などでの在りようやライフ・イベントを振り返っていただければと思います。 やってみようライフ・ライン・チャート エクセルの作成支援ツール(というほどのモノではありませんが)を準備しました。 何歳くらいの時にどんなことがあったかを思い出してい

          自己理解-ライフ・ライン・チャート

          その8 メタ認知

          前回、「認知について」書きましたので、今回は似たような言葉「メタ認知」について説明したいと思います。 メタ認知とは 「メタ認知」とは、自分が考えていることを認識する能力を指します。具体的には、自己の認知を客観的に見て、その行動や思考を改めて問い直すことです。この能力を高めることで、仕事の効率が向上したり、コミュニケーションがスムーズになったりします。 一時停止違反とメタ認知 去年の3月、私は車の運転中に一時停止違反を犯しました。その場所はT字路で、私の進行方向から突き

          その8 メタ認知

          認知について

          キャリアコンサルティングで色々な皆さんのお話を聴いていると、ひとそれぞれ色々な視点や考え方があって、それから色々な認知の傾向があるなあと思います。今日は少し認知についてお話をしたいと思います。 今日はその7 認知について 朝、家の周りを掃除しているといろんな物が落ちているもんだなあと感心します。1位は枯葉・枯草、2位たばこの吸い殻、3位ペットボトル・空き缶といった感じです。どうにも解せないのは2位と3位ですかね。どうしてポイ捨てするのか、と思ってしまいます。       

          認知について

          特定支出控除

          国税庁HP:No.1415 給与所得者の特定支出控除|国税庁 (nta.go.jp)より 給与所得で源泉徴収で納税して、年末調整を受けている皆さんには中々、縁遠い話ですが、確定申告で申告する特定支出控除についてご紹介します。 特定支出控除というのは給与所得者が、法令で定められた項目について、「特定支出控除額の適用判定の基準となる金額」を超えたときに、確定申告でその超えた部分の金額を給与所得控除後の所得金額から差し引く制度です。 法令で定められた項目の中には図書、衣服、交

          特定支出控除

          教育訓練給付制度(厚労省)

          教育訓練給付制度は、雇用保険に加入している人の学びを援助する仕組みです。皆さんの給与明細にも「雇用保険」の項目がありますよね。 どの様な学びに対して支援があるかというと、厚労省の認定を受けた通信・通学講座での資格取得から大学等での学位取得まで幅広くカバーされています。詳細は厚労省のHPで皆さんの興味がある「学び」を探していただければと思います。 専門実践教育訓練は70%(上限56万円) 特定一般教育訓練で40%(上限20万円) 一般教育訓練で  20%(上限10万円) が

          教育訓練給付制度(厚労省)

          どうしてキャリアコンサルタント?

          1991年 現在在職中のエンジニアリング会社に入社しました。通信機器メーカーの無線技術、通信インフラ整備事業において衛星通信、地上エントランス通信の施工設計、携帯電話基地局建設のプロジェクト・マネジメントに従事しました。 事業部門管理職では自治体向け、放送・ケーブルテレビ事業者向けの営業活動を展開し、顧客および調達先の拡大・拡充と並行してソリューション開発、販売網の開拓を進めました。 現在は経営管理部門でM&Aで取得した会社との事業統合(PMI)、安全・品質管理室、セルフ

          どうしてキャリアコンサルタント?