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私が妊活で実践したこと①薬に関して〜双極性障害と摂食障害が良くなったきっかけ〜

妊活を始めるにあたって私の場合、まず最初にぶち当たる壁というのが

「妊娠に問題のある薬を中止する、減薬する」

ということでした。これは持病をお持ちの方だけではなく、普段飲んでしまいがちな痛み止めや風邪薬なども入ります。

私は第一子を25歳で妊娠し、流産した後になかなか妊娠をすることができませんでした。というよりも、妊娠する身体に自分を持っていく事ができなかったというのが正しいでしょうか。

流産したことをきっかけに、精神的にも肉体的にもショックが大きかったのか、持病の双極性障害の波が結構ありました。
治って来ていた摂食障害も一時悪化しました。

元々躁状態になることは少なかったので、どちらかというとうつ状態がひどくなったり、不安定になることが増えました。

私が流産をしたことを知っている知人が、自分が妊娠したことをやたらに自慢してきて嫌な言葉を吐いたりされたこともあり、精神的に追い詰められたりもしました。

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それから私よりも後に結婚した友達が妊娠していくのをみて焦りを感じたりしてしまい、思うようにいきませんでした。

元々私は自分が2歳くらいの頃から、子供(赤ちゃん)が大好きで赤ちゃんを見るだけで本当に幸せだなぁと思っていました。

「大きくなってお母さんになって子供を産んだら私はこんなことをしてあげたい!」と思う反面、自分が親からされて来た苦しみや痛みや悲しみを、絶対に自分は子供が産まれたらしない!という強い気持ちもこの頃からずっとありました。

そしていつか自分が赤ちゃんを抱っこする日を夢見て、小さい頃からの日々の苦しい生活にも耐えよう!となんとか頑張ってこれたように思います。

その為に本当に物心ついた頃から「子供が欲しい」という事に関して、他の人よりも強い信念がありました。

そのせいでどうしても、「子供が欲しい、早く欲しい、絶対欲しい、今すぐ欲しい、もし授からなかったらどうしよう」そんな強い想いが邪魔をして自分の首を絞めていたようにも思います。

自分は妊娠をすることも許されないダメな人間なんだ・・・というようにマイナス思考にも陥っていたと思います。

そしてその間、自分が流産してしまった子と同じ歳の子供達のクラスを受け持って、その子達の成長を見守ったり、
保育園に入れなかったシングルマザーの友達を助ける為に、自宅で自分でベビーシッターを始めてみたりしました。
ベビーシッターをしていた時は、子供の食事も全部自分で手作りで、栄養や食育に関しても勉強をし直しました。

そこで自分なりに勉強して、成長して、人間的にも精神的にも強くなったような気がしました。なんだか一皮むけたような感じで、

「絶対いつか赤ちゃんはやって来てくれる。今はちゃんと赤ちゃんを育てられるようにお母さんの準備期間なんだな」

と思えるようになりました。そこからは双極性障害もどんどん回復していきました。
摂食障害に関してもだんだんと良くなって行っていたのですが、

「自分がちゃんと健康的にご飯を食べて、運動して、元気でいることが一番妊娠への近道なんだ。それに自分が健康でいないと子供なんて育てられないんだ」

ということをいつも思うようになると、気がついたら自然と治っていました。
「赤ちゃんが欲しい」という気持ちが10年以上戦って来た摂食障害を完治させてくれたようなそんな気がしました。

そして28歳の時に無事に息子を出産しました。

薬は「セロクエル」という薬を50mgだけ飲んでいました。
心療内科の先生と相談してその分量だけは飲んで妊娠出産まで迎えようということで、それも無事にクリアすることができました。

今回の妊娠(現在第二子を妊娠中です)では、産後うつなどの為に飲み始めた「リーマス」という薬をやめるということから始まりました。
第一子の妊娠の時と違って、息子がいるので子育てしながらの減薬、薬の中止だったので少し時間もかかりましたが、なんとかリーマスをやめることができました。

持病があるとまず、妊活を実際に始めるその前にこの壁にぶち当たってしまいますが、特に精神的な病気の方の場合「きっと大丈夫、なんとかなるよ」と思うようにすると、案外うまくいくかもしれません。

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逆に、「私はお母さんになれるのかな、赤ちゃんできないのかな、赤ちゃんこんなに欲しいのに!」と頭の中を巡っている時は、ストレスもかかってしまうので赤ちゃんはできにくくなってしまうような気がします。

私自身の経験談ではありますが、自分と赤ちゃんを信じて、穏やかな気持ちでいることが一番妊娠の近道なのかなと思いました。

私自身の3回の妊娠時も、毎回本当に穏やかで落ち着いていて、赤ちゃんが来てくれることを信じていた時に妊娠をしました。
早く赤ちゃんが欲しい、私ってダメな人間だからかな・・・などと焦ったり不安がっていた時には赤ちゃんは来てくれませんでした。


次回は基礎体温についてなど、より具体的に妊活についてお話したいと思います。

ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

私と同じように病気で戦っている方、妊活がうまくいかない方、子供が欲しくてたまらない方、色々な方の不安が少しでも解消されたら嬉しいです。

それでは次回もお楽しみに〜(´∀`)


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