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双極性障害だけど一人暮らしがしたい

結婚するなら別居婚がしたい。

それくらい一人暮らしがしたい。

現在、同棲しているのだがなんだか人と住むのは私には合わない気がする。

一緒に住んでいる人が嫌なのではなくて、自分だけの時間がほとんどないから。

好きで同棲し始めたのにおかしなことを言っていると思う。

でも、私は「一人になりたい欲」が強い人間なのだ。


子どものときは小学5年生まで6畳二間の団地に家族4人で住んでいた。

小さすぎる家はプライバシーなんてなくて、一人になりたいときは近くの公園のすべり台の下にいた。

その後、一軒家に引っ越して、自分の部屋をもらった。

自分の部屋が好き過ぎて、夏休みは妹を自分の部屋にもてなしてジブリ映画を観ながらオールナイトしてお泊りごっこをしていた。

今思うと妹は妹で自分の部屋があるのに…なんでこんな謎の遊びをしていたのだろう。

中学生になる頃には、ハムスターとクサガメと金魚を飼ったり、大好きな粘土で工作ばかりしていた気がする。

私は家族との距離の取り方が下手くそだったし、言いたいことも言い方がわからなくて言えない子供だったので、家族間でうまく行かないことがあると自分の部屋に逃げていた。

部屋にこもりがちな私を母は少し困っていたみたいだった。

それから、社会人一年目で地方に引っ越すことになり、一人暮らしを始めることになった。

6畳1Kユニットバス(バス・トイレ一緒)で狭いかと思ったけど、実家の自分の部屋も6畳だったしそんなに窮屈には感じなかった。

だんだん仕事も忙しくなったが、観葉植物のお世話をすることで癒やされていた。

家事も面倒だったけど、なんとかこなしていた。

自炊もほとんど毎日やっていた。

一人暮らしを謳歌していた。


でも、それは長くは続かなかった。

職場でパワハラ、セクハラを受けた。

新入社員の私ともう一人の女の子以外みんな男性だった。

尊敬してた上司にストーカー紛いのことをされ、仕事を辞めると伝えたときは夜中も早朝も家の前を車で張られた。

見知らぬ土地で、か寄れる人もいなくて普通に怖かった。

うつ病になった。

今振り返ってみると、一歩一歩うつになっていったんだとわかるけど、当時はうつ病などの精神疾患じゃなくて、何か別の病気になってしまったんだと思った。

自炊できなくなって、お風呂・トイレ掃除ができなくなって、部屋の掃除ができなくなって、洗濯物が干せなくなって、ゴミが捨てられなくなった。

母に泣きながら電話した。

もう家に帰りたいと。

それから私は実家暮らしに戻った。

つい最近まで子供部屋おばさんというやつだった。

本当はすぐにでも一人暮らしを再開したかったけど、うつ病から社交不安障害、双極性障害へと診断が変わったり、お金が無かったり、自分の身の回りのことが出来なかったりで、一人暮らし出来る状態じゃなかった。

一人暮らしでやりたいことがいっぱいあった。


今、体調が回復しつつあり、やろうと思えば一人暮らしは出来ると思う。

でも、双極性障害が寛解したわけではないから、一人でいないほうがいいと言われたし、金銭面でも今一人暮らしを始めても続けられないと思う。


今住んでいる環境はひとりじゃないし、自分で家事ができなくなっても手伝ってくれる人がいるし、金銭面的にも悪いことはない。

それでも一人暮らしがしたい。

一人の空間に憧れる。

誰にも邪魔されず、誰にも気を遣わず、好きな時間に好きなだけ好きなことをしても誰の目にも入らない空間が欲しい。


頑張ってコツコツ貯金して、一人暮らしを再開できたらなと思っていたりする。

彼も別居婚しても良い派なので、全部私の金銭面次第。

それが一番大きなハードルで、多分一人暮らしは出来ないんだろうけど。

一人暮らししたい、一人になりたい欲について書き留めておきたかったので書きました。


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