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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#朝日新聞

能登半島地震報道の局面が変わった話  「北國新聞」2024年1月8日付などを読む

▼能登半島地震が起きてから1週間経った。局面は変わった。以下、引用の太字は引用者。 「北…

SNSと金儲けと編集者と

▼2024年1月1日に起きた能登半島の大地震をめぐるSNS(ソーシャル・ネットワーキング…

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コロナ禍で浮き彫りになった感染症差別の話

▼感染症差別といっても、今号は、新型コロナウイルスの患者が差別される話ではない。 ▼コロ…

朝日新聞が信濃毎日新聞に続いて東京オリンピック中止を訴えた件

▼きのう、信濃毎日新聞が東京オリンピックを中止すべきだと書いた社説を紹介したが、全国紙で…

大阪の医療崩壊が、医療崩壊という言葉を使わずに詳しく解説されている件

▼2021年5月16日付の朝日新聞で、大阪の医療崩壊をくわしく報道していた。ただし、医療…

コロナ感染は1週間前に「第4波」に入っている件

▼2021年4月15日付の産経新聞と朝日新聞の1面トップに、それぞれコロナ感染の最新状況…

すべてが「ハイブリッド戦争」に使われる件(1) LINEの個人情報

▼LINEの個人情報が中国に漏れているかも、という物騒なニュースが流れた。2021年3月17日付朝日新聞1面トップから。 〈LINE個人情報保護 不備/中国委託先で閲覧可に/運用見直し 第三者委設置へ〉 デジタル版によると、記者は編集委員の峯村健司、大部俊哉の両氏。 〈国内の月間利用者が8600万人に上る無料通信アプリを運営する「LINE(ライン)」(東京都)が、中国にある関連会社にシステム開発を委託するなどし、中国人技術者らが日本のサーバーにある利用者の個人情報にアク

「女の子」はIT業界で働こうと思うのに「女性」はIT業界で働かない件

▼これまでIT関係で働こうと思ったことがなかったからか、まったく気づかなかったのだが、I…

日本社会は「新型インフル」の教訓をまったく生かせていない件

▼すぐれた記事、重要な記事を書いたとする。しかし、その後の社会状況をみれば、まったく意味…

「沈黙はあなたを守らない」ーーDV被害者が半年で3100万人増えかねない件

▼今、どれだけ手厚い対策を追加してもやりすぎにならない問題に、児童虐待と家庭内暴力とがあ…

モノ言う女性への中傷は、「議会制民主主義」そのものを否定している件

▼前号で、岡村隆史氏の暴言についてメモしたので、その暴言に対して「抗議する人に対する暴言…

岡村隆史氏の女性蔑視(べっし)発言が日本社会では許される件

▼もうひと月以上経って、忘れている人も多いのでメモしておこう。 2020年5月9日付の朝…

検察の暴走がマスメディアから一時的に忘れ去られる件

▼〈事前に7回面会〉〈黒い箱二つ用意〉 ▼さて、この二つの見出しだけで、何のニュースかわ…

ゴーン氏逮捕の謎ーー有価証券報告書とフランスの国策

▼日産自動車の顔であるカルロス・ゴーン氏がいきなり逮捕されたニュースには、不思議なことが多い。二つメモしておく。まず、2018年11月20日付の朝日新聞から。 〈日産ゴーン会長逮捕 報酬50億円過少記載容疑 東京地検特捜部、司法取引適用/2018年11月20日05時00分〉 〈東京地検特捜部は19日、日産自動車(本社・横浜市)の代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者(64)と同社代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮