学生です。さまよってます

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最近の記事

枯れない花

花は、心の余裕である。とは、我が祖父の思想であった。 部屋に常に花を置くこと。それは水換えや、落ちる花びらの処理など、煩わしさも併せ持つ。時間が経って枯れれば、それを手折ってゴミ箱に向かい、そしてまた新しい花を買う。生花だって、買い続ければそう安くはない。 人間の三大欲求に直結しない、必須ではないものの代表格。私にとってそれが花だった。 それでも祖父は、居間に花を切らすことを非常に嫌った。花が盛りを過ぎたと見るや、次の花を買いに行かなければとそわそわしだす。体を壊して、

    • 「お土産のお菓子」

      「一番好きな食べ物は?」という世界一の難問には、「そのとき食べているもの」と答えることにしている。 そのくらい、日本中の食べ物は甲乙つけ難いくらいなんでも美味しい。 苦手な食べ物はわかっているから口にしないし、花粉を食べない限りアレルギーもない。 そんな私の今日の好物は、海外旅行のお土産でもらったお菓子である。 中国土産でもらった「半边梅」なる、お菓子、らしきもの。私が梅が好きだと思った友人が買ってきてくれたものであるが、私は小梅ちゃん・ねりり・男梅と一通りの梅スイーツ

      • 「田ぐちの栗子餅」

        「一番好きな食べ物は?」という世界一の難問には、「そのとき食べているもの」と答えることにしている。 そのくらい、日本中の食べ物は甲乙つけ難いくらいなんでも美味しい。 苦手な食べ物はわかっているから口にしないし、花粉を食べない限りアレルギーもない。 そんな私の今日の好物は、田ぐちの栗子餅である。 玄関のチャイムが鳴って、今年も秋が到着した。 栗子餅、読み方はそのまま「くりこもち」。 じいちゃん子の私の秋と、いつも共にあるお菓子である。 そう秋の定番、秋といえばこれ、これ

        • 「母のおから」

          「一番好きな食べ物は?」という世界一の難問には、「そのとき食べているもの」と答えることにしている。 そのくらい、日本中の食べ物は甲乙つけ難いくらいなんでも美味しい。 苦手な食べ物はわかっているから口にしないし、花粉を食べない限りアレルギーもない。 そんな私の今日の好物は、母のおからである。 曲がりなりにも「一番」と選んだものに「母の」がついているのは、おふくろの味補正がかかりまくっているからではないかと思われるかもしれない。 …痛いところである。 いやだがしかし、それな

        枯れない花

          「フレンチトースト」

          「一番好きな食べ物は?」という世界一の難問には、「そのとき食べているもの」と答えることにしている。 そのくらい、日本中の食べ物は甲乙つけ難いくらいなんでも美味しい。 苦手な食べ物はわかっているから口にしないし、花粉を食べない限りアレルギーもない。 そんな私の今日の好物は、フレンチトーストである。 私は甘党である。 それもあまり健康的でない部類の。 今日のお昼がこれであったと言えば、その意味はお察しいただけるだろうか。 朝・昼・おやつが、100%甘味で構成されることも珍し

          「フレンチトースト」

          「空也もなか」

          「一番好きな食べ物は?」という世界一の難問には、「そのとき食べているもの」と答えることにしている。 そのくらい、日本中の食べ物は甲乙つけ難いくらいなんでも美味しい。 苦手な食べ物はわかっているから口にしないし、花粉を食べない限りアレルギーもない。 そんな私の今日の好物は、空也もなかである。 家族の仕事の関係で、うちはお菓子をよくいただく。 ネット上で買えないものの方が珍しい昨今。そんな中で、店舗でしか買えないお菓子をいただくと、それだけで幸せになる。 どなたかがわざわざ

          「空也もなか」

          「焼きたてのナン」

          「一番好きな食べ物は?」という世界一の難問には、「そのとき食べているもの」と答えることにしている。 そのくらい、日本中の食べ物は甲乙つけ難いくらいなんでも美味しい。 苦手な食べ物はわかっているから口にしないし、花粉を食べない限りアレルギーもない。 そんな私の今日の好物は、焼きたてのナンである。 焼きたてのナンが私の「一番好きな食べ物」の座に躍り出たのは、何も今日が初めてではない。 日本全国に数多ある、インネパ系カレー屋さんに行くたびにそうなるのだから。 ……本筋から逸

          「焼きたてのナン」

          初めて顔を塗った日

          「化粧」というより、「顔を塗った」と言う方がしっくりくる。 先日、人生で初めて顔を塗った。 昔からメイクをしたいという女の子らしい願望は皆無で、そんなものは時間の無駄だと思ってきた。 面倒であることはわかっていた。 毎朝、10分くらい早く起きて化粧の時間に充てること。 失敗しないよう気を遣って仕上げること。 外出先ではメイクの崩れに注意し、必要に応じて直すこと。 コップに口をつける前に、ティッシュでひそかに口紅を落とすことだって。 全部全部、化粧さえしなければ不要なタ

          初めて顔を塗った日

          カルディにおけるパンダの現状からみる、今後の展望および戦略

          本日、自宅近くのカルディ某店にて、パンダの実地調査を行った。パッケージ中にパンダが使用されている商品の個数を計測。なお、同じシリーズであっても別々の商品であれば個別にカウントした。 結果は14個であった。 空き時間をいいことにカルディ店内を1時間ほど周回してしらみつぶしにカウントしたことから、誤差は限りなくゼロに近いと思われる。なんと暇なことだろう。 パンダがパッケージ中に使用されている商品(以下、「パンダ商品」と呼ぶ)の分布、傾向としては、まずやはり中国がらみの商品に

          カルディにおけるパンダの現状からみる、今後の展望および戦略

          何があったわけでもない

          何があったわけでもない。 何があったわけでもないけれど、noteを入れてみた。 人様にお見せできるような文章を書けるわけではない。誰かに教えられるような知識も、共有すべき豊かな日常も持ち合わせてはいない。 この文章を誰が読むわけでもないのが、心を軽くする。 現実世界でぶつぶつ呟いていたら変な人だし、大声を出せば迷惑だけれど、ここならいくら呟こうが叫ぼうが自由だ。 文章は自由である。 小学校の時は、作文を書く機会がたくさんあった。遠足のたび、旅行のたび、運動会のたび、長期休み

          何があったわけでもない