〜前回までのあらすじ〜

　自身の「好き」と「なりたい」に、初めてじっくり対峙したシマト。無垢な少女性の象徴である「好き」と、富と権力を持つ大人の風格を求める「なりたい」…、正反対の両者を前に、悲しみの中、それらは相容れることはないと悟る。
　しかし、長年の葛藤を抱えたシマトの心情は、そう易々と割り切れるものではなかったーーーー。

↓「好き」の記事はこちら💁🏻‍♀️

↓「なりたい」の記事はこちら💁🏻

　今回はその（？笑）続編です！

　いつにも増してめっちゃボリューミィな記事になりました！！ゼェゼェハァハァ🥵🥵🥵
　長いだけあって、自分的には人生の伏線回収と納得感の深い大作になりました👏

　なるべく綺麗にまとめたつもりですので、流し読みしていただければ嬉しいです💐それでは、どうぞっ🫶

「好き」なものは「好き」なんだもん

　　うっかりXを始めてしまったからさ～～～…。
　Xって、なんかエモくてアンニュイでおしゃれな人の服飾品だのネイルだのの写真がドバドバ流れてくるじゃないですか…。「うっ、やっぱり好き……」って。胸が苦しくなるわけです。

　私の「好き」がハマる系統は、AMBIDEX系とか、B-shopとかのノームコア・天然素材・丁寧な暮らし系なんですけども。
（雑誌で言うとざっくりFUDGE系）

　Xのおしゃれアンニュイ投稿に触発されて胸が苦しくなった結果、「自信持って出かけられないからなぁ」と思って封印していた、それテイストのブラウスを引っ張り出してきて。今週まんまと着てしまっているわけですよ、えぇ。そして案の定、「あぁ、やっぱりいつもの赤文字系フェミニンが無難やったな」と、内心反省するわけです。

　今は客観視して粛々と反省するこの系統ですが、少し昔を思い返してみると、正々堂々「なりたい」でもあったのですよ。

　しかしこの「なりたい」、自信を持って出かけられないことからも分かるように、なんかちょっと屈折した、アブナイ感じの雰囲気だった、当時から。「好き」の方がピュアな分、余計「なりたい」の鬱屈に苦しんでいたかな…。

なんか、似合ってない。
似合ってないっていうか、この格好で実物の人間が垢抜けるの、無理じゃない？
おしゃれなカフェという背景×おしゃれなエモいフィルター付きならいざ知らず……。

みたいな…

「なりたい」のフリをして私を蝕んでいたのは「羨ましい」のエンビィちゃん

　当時の「なりたい」の内実を今因数分解すると、

この手抜きか、変人に見られかねないスタイルを、”おしゃれ”と認められ、おしゃれグラマーとして数多のフォロワーに崇められているところまで込みで、ただただ羨ましかっただけ

……な、気がする……（吐血）。

　なぜなら、私がそこを目指して組んだ「ナチュラルでエフォートレスなおしゃれコーデ🧚🏻‍♀️✨は、当時の彼氏（現夫）に、「え？！？！それ寝間着じゃなかったの！？」と驚愕されたので。（瀕死）

　あと、ああいうファッションの方のパーソナリティ（ほわわ～んとして、俗世の苦悩と無縁そうな感じ。おしゃれなカフェのスイーツとか、作家さんのアクセサリーを眺めてふふふ…ってなってる感じ）が羨ましくて、私もその境地に至りたくて、文章の書き方とかもまねっこしちゃってたんだよねぇ…（演技性パーソナリティ障害ネキのまっくろ黒歴史～）

〇〇（ひらがな）ちゃんと、 café 丁寧な暮らし（仮名）さんへ⚘ *·˚ ༘（ ←絵文字ではなくこの特殊文字達を駆使する）
お目当てのいちごのタルト、・・・
・・・

久しぶりに真似っこして書こうと思ったけど、書けなくなってるぅぅぅ～～～😂😂😂

　まぁ、いくら上部だけ真似したところで、妻の寝巻き（）姿に驚愕する夫に向かって、「あえて！！！これがオシャレなんだヨォ！！！！！」とキレ散らす、ゆるふわのゆの字もない非モテヒステリー女でしたけど…。

　そう。ああいうファッションは、実は「なりたい」じゃなくて、「羨ましい」だったと思う。「なりたい」と「羨ましい」って、これまで一緒くたにしてたけど全く別物だな！？という気付き。

クソデカネガティブ感情「羨ましい」に支配されていた、シマトの生き地獄

　「羨ましい」、こうして掘り下げると圧倒的にネガティブ感情なのよ、私にとっては。
　乱暴に言い切るなら、

「羨ましい」＝「我慢・努力してないのに幸せそうでずるい！！！！」なのよ😅コエェ〜😅💦みんな逃げて〜〜！！😅💦💦

　一番心当たりがあるのは、大人しくて冗談とか全く言えないタイプの女の子が、男子からモテるのがとにかく許せなかったこと。私は周りに気を使って、別に話したいと思ってもない陰キャにも話題を振ったり、したくもないのに変顔とかして面白役になったり、自分を削って努力していたから。なぜそうして頑張っている私ではなく、なんの努力も工夫もしない怠惰な人間が、私より幸せになるの？？と本気で思ってました〜〜〜アアアア〜〜〜
　今から思うと「したいと思ってないことをすな」（千鳥口調）～完～　なんですけどね。頼んでもない自己犠牲して、しかも勝手にそうじゃない子に対して僻み全開の女のことなど、誰が愛すというのでしょう…。

　でも、自己犠牲がデフォルト設定になっていた若い私は、むしろしたいと思えないことの方が積極的にやってました。
　私がしたくないと感じることは、みんなそうなんだと思っていたから。みんなやりたくないことは、私がやらなきゃ…と思っていた。
　逆に、私がしたいことはみんなしたいと思っているだろうから、譲らなきゃ…、とも思っていた。

ハイッ生き地獄♬あソーレッ生き地獄♬

　そんな私のあまりに空虚な自己犠牲は、結局誰のためにもならなかったかもしれないけど、私だけは、あの時の私の頑張りを認めてあげたい。
　すごく他者を思いやって、優しい子なんだね、菩薩なの？ネリちゃん。。ぎゅっ（最近の私、ご自愛力高くてとても良い🫶）

「羨ましい」をろ過して、純粋な「なりたい」を見つける

　さて、過去の私を苦しめたニセの「なりたい」をぶった斬ったところで、改めて真の「なりたい」に迫っていきたいと思います。

　今回は、私が街やお店で実際に見かけて「素敵～～！！」と思った人の特長を、「なりたい」だと仮定して考えてみる。

・ふるまいが優雅（せかせかしていない、落ち着いている、流れるような動き、流麗）
・お金持ちそう（バッグ、靴、）＝大人（少なくとも「子供」ではない）、自立、成熟、社会との調和、成功
・肌がきれい　自然で、お化粧なのか素の肌なのか分からない感じ。
・美しさに隙がない（ネイル、まつ毛、爪先、アクセサリー、毛先・アホ毛）　美は細部に宿る　的な…
　美しさに隙がない前提なら、なるべく薄化粧が理想　手入れが行き届いている感
・姿勢がいい
・贅肉がない（特に肩～腕回りのお肉って、美しく見せるのはすごく難しいと思う…）

改めて思う。全然「好き」の要素ないやんけ。

「なりたい」と「好き」の折衷案を探してみる

　例えば、このイマジナリー「なりたい」さんに、私の最近の怒髪天”好き”・ French Bullの2024ss靴下を履いてみてもらいましょう。

…う～ん…。一気に「なりたい」ではなくなったな。

　靴下自体は、そして足元のコーディネートだけ見たら、誰が何と言おうと超絶可愛いけど。
人間全体で見た時に、私の「なりたい」とはナンカチガウってなる。
　”靴下”というアイテムが、そもそも色気（＝大人の余裕的なもの）を出しにくいせいかもしれない。
　ブローチならわんちゃんありかも？

最近の超ド級「好き」！！可愛すぎて倒れそう…。

でも…
…うう～～～～ん。。。。。。。
…やっぱり、ナシ…か？？？

「なりたい」にブローチをトッピングして、まず、違和感に「んっ？」ってなった。
申し訳ないけど、「なんでそれ付けたんだろ…」って思っちゃった。

　うっすら分かってたけど、やっぱり私の「なりたい」と「好き」、混ぜたらだめになる。「好き」が「なりたい」と混ざらない＝私は「好き」にはなれない…😢→羨ましいぃぃぃぃぃ！！！！👹👹👹…で、エンビィちゃんに唆されて闇落ちするのかな？🤔

　身に纏おうとするとエンビィちゃんに悪用されがちな私の「好き」、あくまで鑑賞物、芸術作品だと思って、距離を保って接した方がいいかもしれない。

というわけで、「好き」は一旦脇に置き、話を「なりたい」だけに集約します。

「なりたい」の、どこが具体的に刺さってるのか？

　ビジュそのものより、「ビジュを完成させるために”好き”を見事に抑え込んだ、自己統制が取れた感じ」まで含めてイイね！と思ってる気がする。
　「好き」という自己満足な個人感情を徹底的に排除し、究極的に見目の麗しさ＝他人から見える外見を追求することは、自分の容姿を通じて他者を喜ばせるための、いわば社会貢献！
そうして他者の目を「美しい」ことによって楽しませることで、自分も丁重に扱われるなどの恩恵を受ける。

正に、これぞwin-win！！
資本主義の原理原則！！

　しかもこのプロセス、結果的に見目の麗しさ、つまり「似合う」の追求に繋がってないか！？

結論　「好き」を自制し、「似合う」を追求できる人に「なりたい」

　なんかめっちゃ腑に落ちた。私の中の”好き”に固執する感情、今スルスル～っと溶けてきたぞ。

「ああっ可愛い…こういうデザイン大好き、似合わないから買わないけど…」
（えっシマトさんめっちゃ綺麗なのにほんとはこういうの好きなんだ…意外…ギャップかわいい…トゥンク）←誰だ
そう思ってもらえる素敵レディになりたい！！！！

…ダラダラ語ったわりに謎に尻すぼみになったww

ではまたっ🧚🏻‍♀️