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『造形物のような存在でいたい』

形が変わったものに見惚れて

自分も変わっていきたくなり

尖って丸く所々凸凹したもの

見た目は決して綺麗じゃない

でも愛嬌があり憎めないもの

ひょっとしたら中身も変かな

少し黄みを帯びたクリーム色

口に含むと纏わりつくような

甘過ぎず冷た過ぎず飽きない

喜怒哀楽もはっきりしていて

四季を感じさせて仄かに香る

懐に入れるとほわほわとなり

手で持つとぎゅっとした感じ


今でも飽きずに変化を求めて

何年も掛けて追い求めていく

形や色や中身が常に変化して

食べ頃は毎日で常に旬な状態

そう変わりたくて仕方がない


飽きさせない食べ物のように

いつ食べても美味しいって

言って欲しい



「所詮、一人の人だから」



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