24頁 「言いたいことはそれに尽きる」
Ⅰ
日々のありとあらゆることに
名前を付けたら
それだけで 宝石箱にしまうくらいの ものになるだろう
笑った瞬間や 安らぐひと時は 人生の中の一瞬
だからそれは 流れ星にも似て だから 星に願いをするように
いつか終わるかな
未来のもっと彼方なんて まったく見えない
星が 無数に瞬いている
こんな ふうに どうか美しいものをその目に留めて
いつかのもしもを考えて
今が空にみたいに広がっていて
幸福にも 変えようのない今が
ずっとずっと いつまでも
形を変えながら 続