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ピーマンのはずがトウガラシが生えてきた

今年はウイルスの関係もあり小学生はトマトや朝顔などを育てられなかったのでは、なんてことを考えてしまいます。

元々興味は無くても、必然的に育てることになるその環境下も時には役立ちます。
私は小学生の頃、自分が育てたプチトマトをきっかけにトマトが食べられるようになったので、機会があればご家庭でもたまに植物を育ててみるのもいいかもしれません。

前置きが長くなりましたが、今回は私が今年育てている「トウガラシ」の説明から入ります。
トウガラシの収穫方法や乾燥方法などについても調べたので、興味のある方は参考にしてください。

理由あってピーマンのことについても最後に触れています。


トウガラシとは

トウガラシ(唐辛子)とは香辛料として料理によく用いられるあの赤くて辛いおなじみの果実のことを指します。

「トウガラシ」という名は唐(中国)から伝わった辛子という意味を持つようです。

ルチンという毛細血管を強く丈夫にする作用を持つ成分に加え、ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類がまとめて摂れるので、夏バテ予防に効果的なのだとか。

その他、防虫効果もあるため米びつの中にトウガラシを入れておくことで米の保存に役立ったり、トウガラシを焼酎に漬け込んだ自然農薬を作る菜園家もいるなど、トウガラシは何かと万能のようです。

参考⇒ トウガラシ


トウガラシの収穫方法と乾燥方法

トウガラシを収穫するにあたり私自身が最も気になり調べる必要があると思ったのは、収穫方法と乾燥方法についてです。
4月~6月に植えつけを行い、6月~10月あたりには収穫可能のようで、我が家のトウガラシの苗もそろそろ収穫しようかなと考えているところです。

※トウガラシは品種が多いので、育てている植物に沿った収穫方法を再度調べることをおすすめします。今回はノーマルな赤い果実のトウガラシについてご紹介しています。

①トウガラシの収穫方法
素手で触るとピリピリと刺激を受けるので、必ず手袋を装着し収穫することを勧められています。(その手で目など他の粘膜や肌にも触れないように気をつけましょう)。

カット方法は実の根元から、もしくは株ごと引き抜いて収穫します。

株ごと引き抜いた場合、一部青いトウガラシがまだ残っていることもあるかと思いますが、青トウガラシとして食べることができる他、「葉」も綺麗であれば食べることが可能だそうです。

参考⇒ 唐辛子の収穫葉唐辛子と唐辛子の違い

②トウガラシの乾燥方法
あちこちのサイトでトウガラシを乾燥させている説明や画像が出回っているので、乾燥方法の選択肢はいくつかあります。

ですが私は海外でトウガラシを育てている方々の画像などを拝見し、麻紐で吊るした乾燥方法に憧れがあったので、今回は麻紐を用いた乾燥方法を試してみようかなと考えています。

風通しの良い場所でトウガラシを麻紐で吊るし、様子を見ながら2週間~1ヶ月干します。(※完全に乾燥させなければ後にカビが生えるそうなので要注意)

トウガラシを冷凍保存する方法もありますが、乾燥させると長く持ちます。

参考⇒ 鮮度を長く持たせるの保存法とは?唐辛子を乾燥して保存するメリット・デメリット


予想外のものが生えてきた

なぜトウガラシを育てることになったのかについて。実はこの話が今回のポイントでもあります。

元々は母親が買ってきた苗がはじまりでした。

「今年はピーマンとアイコ(トマトの品種)とカゴメが出していたミニトマトの苗を植えようかな〜」などと言い、5月頃にいくつか苗を買ってきて自宅の庭で育てていました。

やがて7月に入った頃だったと思うのですが
ピーマンのはずが、なぜか細長いものが生えてきた...!」とわけのわからないことを言うのです。

どうやらその話は本当のようで、いつピーマンらしく幅が出て来るのか疑問の、ヒョロヒョロとした細い実がたくさん生えてきました。

やがて実は赤くなりトウガラシであることを認識しました。これはどう見てもピーマンではない。

レシートや苗に挿してあるネームカードのようなものが証拠として残っていればよかったのですが、何も残していませんでした。
母親は「間違いなくピーマンを買ったはず」と話しています。

「もし」ですが、販売元か店員さんが間違えてトウガラシの苗をピーマンの苗として売ってしまったのであれば、近場のご家庭のあちこちで、今頃同様の現象が起こっているのかと思うとちょっと面白いです。

トウガラシは多年草なので、冬場は室内に入れるなど3~5℃程度までの気温を保てば、翌年もまたトウガラシの果実が実るそうですよ。
参考⇒ 唐辛子の栽培方法


トウガラシは育てやすく素人でも失敗が少ないそうです。
確かに我が家のトウガラシの苗も、初めて育てたにしては非常に綺麗で元気です。アブラムシ類やハダニ類などの害虫が寄ってきて葉っぱが傷んだりすることもあるそうですが、どういうわけかほぼ傷むことなく収穫時期まで来ることができました。(ちなみに同時期から育てていたトマトの葉っぱはほとんどが傷んでしまいました)

できるだけ失敗しにくく食べられる植物を育てることをお考えであるという方に、トウガラシはおすすめできるのではないかと思います。





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