■一般構造
・「数える」とういうこと
　・ものの数を数える場合、ある順序において数えなければなければ数えることはできない
　・しかし、数えられることがわかったら、どんな順序でも数えられるということも同時にわかってしまっている
　・特定の順序のとり方によらないからこそ数えることに意味がある
　・あとになってみれば、「特定の」選択としかいえないような選択にもとづいて、はじめて「数える」ことが成立するが、その「数える」ということは、「その特定の選択に依存しない」ということをすでに含意している
・置き換え可能
　・何らかの記号なしには数学はありえない
　・しかし、数学は特定の記号には依存しない
　・記号を置かないと数学的活動は始まらないが、その記号が他の記号に置き換え可能であることが、同時に見抜かれている
　・「時間的なものと非時間的なもの」、「動的なことと静的なこと」、「出来事と構造」などの対比を前提していては理解できないような「構造＝出来事」が問題になっている
　・静的な普遍性と指定数学的なものが成立しているということ自体が、ある意味で極めてダイナミックな出来事として成立している
　・最初に置くことは「遂行」としてあるが、その遂行性が消える形で、「置き換え可能性が」成り立つ
　・置き換え可能性は、一見すると平面的に同時的に無時間的に成り立っているように見える
　・しかし、置き換えかが可能であるということ自体が、非規準的なものを「消す」という積極的な動的な働きとして成り立っている
(置き換え可能性の成立)