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観察日記1398

観察日記1398
おはようようございます。
『〈現実〉とは何か』をまとめ中です✋
図書館で借りているので行けるとこまで行く感じです。

■射映−物は現われのなかにしかない
・現象学の「射映」
 ・本を見るとき、その本には裏側があるということも、われわれはすでに理解している
  ・裏側がない本というものは想像できない
 ・「裏側があると思う」ということはすでに「物を物として見る」ということのうちに含まれている
 ・本を裏返してみれば、実際に裏側を見ることができる
  ・「裏返す」という動きには、現われの変化が対応
  ・更に裏返して元に戻すと、現われの変化も元に戻る
 ・本の表面と裏面を同時に見ることができたとしたら?
  ・同じ本の表面と裏面だということを知らない段階で、表面の表れと裏面の現れを同時に与えられたら、それらが同じ本に属するということはすぐにはわからない
  ・本のすべての現われが同時に与えられたとしても、同一の本が同一の本として知られるわけではない
  ・ここで重要なのは、本の個々の現われではない
  ・一つの現れから別の現われへの変化が、視点の変化と対応しているということが重要
  ・この「変化」なしには、「同一の物」が見えてくるということにはならない
  ・「神でさえ物のすべての面を同時に見ることはできない」(フッサール)
 ・全部の現われを同時に完全に見通した場合には、変化というものが意味を失う
  ・映画は静止画の連続でできている
  ・この静止画をひとつの平面に並べて同時に見たとしても、同じ物は見えてこない
  ・特定の順番でコマを映し、その「変化」を示すことで、「同じ一つの物」が見えてくる
  ・現実の知覚においては、この変化を逆回しにしたり、別の変化と合成したりすることが自由にできる
  ・重要なのは個々の静止した現われではなく、つねに「変化」とその様々な対応関係
・「物」は現れの変化のなかにはじめて見えてくる
 ・フッサールは、表れから切り離された「物そのも」があるという考え方を「原理的な誤謬」として斥ける
 ・「物」は現れのなかにしかない
  ・ただし、現われを並べておくだけで、物が見えてくるということもない
 ・「物」は現れの変化のなかにはじめて見えてくる
  ・現われの変化が織りなすシステムをつかんだとき、われわれは「同一の物」をつかんだと思う
(「現れること」の理論)

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