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語録と言霊

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思い出したり、眼に留まった「語録」や大切にしたい「言霊」をマガジンとしてまとめてみました。
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記事一覧

言霊3|落ち着く

言霊3|落ち着く

人生今まで2度ばかり、これで詰んだか〜と危機的状況に陥った事あります。皆さんは今度ばかりはやばいというご経験はありますか?

そんな時にある人にこんなことを言われました。

落ちる処まで落ちて初めて落ち着く。
落ち着かないのは未だ落ちていない。

とことん落ちて、どん底について初めて「落ち着く」。
勝負の始まりはそれからだと!

そうなる原因は、政治経済のような不可抗力もあるかもしれません。昨今で

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語録に学ぶ7|縁尋機妙多逢聖因

語録に学ぶ7|縁尋機妙多逢聖因

私の会社名「エンリンクス・パートナーズ」のエンは「縁」から来ていますが、安岡正篤氏の言葉に

縁尋機妙多逢聖因

とあります。

意味は、よき縁がさらによき縁を尋ねて発展していく様は誠に妙なるものがある、よき人に交わっていれば、よき結果にも恵まれるという事だそうです。

善因善果、悪因悪果も「因縁」という真理を言い当てていると思います。

強く思うことは実現していくという意味で「念ずれば花開く」と

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お金の学び

お金の学び

汝の立つ処深く掘れ、
そこに必ず泉がある。

ニーチェのこの「泉」で思い出すのが、チベットのお坊さんの言葉です。

デルを退職後、一緒に働いていたDavidのオースチンの自宅に立ち寄った時でした。

彼はチベット仏教と亡命したお坊さん達をサポートしており、ちょうどお坊さんの1人が彼の家に滞在していました。

食後に彼が離席した時、お坊さんが私にフッと私に漏らした一言を今でも鮮明に覚えています。

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語録に学ぶ1|吉田松陰

語録に学ぶ1|吉田松陰

親思う心にまさる親心
今日のおとづれ何と聞くらん

吉田松蔭が残した一句です。

私の父親はすでに10年前に他界。シアトルから5年前に帰国し、2年前に母親を妹から引き取り、先月無事母親の卒寿の祝いをしました。

年相応の痴呆も始まり、一緒に暮らしていると耳の遠い母親に辛くあたる自分がいます。人は生まれて老いて亡くなるときには再び子供に還るのだろうと母親を観ながら上手に歳を取る難しさを感じるこの頃で

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語録に学ぶ2|生きるとは

語録に学ぶ2|生きるとは

ダライ・ラマは人生について下記のように言われています。

金を稼ぐために健康を害し、
今度は病を治すために、稼いだ金を使う。
将来の心配ばかりをして、
現在を楽しむことをしない。
その結果、人々は現在にも未来にも
生きていない。
あたかも人生が永遠に続くかのように
生きているが、
真の意味での人生を全うすることなく
死んでゆく。

これは

「今を生きる」

大切さを教えてくれています。

不安を

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言霊 1 | 「大変」

言霊 1 | 「大変」

言霊(ことだま)を信じるタイプです。
その前に言霊って何でしょう?

「言霊とは言葉が持っている神秘的な霊力」であり、発した言葉通りの結果が表れる力があると言われています。

言葉はその言葉を発する人の気持ちや想いが波動として乗り、初めて言霊となるのではないでしょうか?

言葉自体に霊力があるのではなく、言葉を発する人の強い気持ちによって言葉に霊力が宿る。

不平不満や悪口を言えば、きっと回り回っ

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語録に学ぶ 3| 勝つとは?

語録に学ぶ 3| 勝つとは?

居合の師匠から頂いた手拭いに書いてあったのが下記の言葉でした。

百戦百勝不如一忍
萬言萬當不如一黙

心にスッと入って来た言葉でした。

今でも自戒を込めて自分に言い聞かせています。

昔と違い命懸けで戦う事はなく、スポーツの戦いは「一忍」でなく、勝ち進むことになります。

しかし、後の言葉は如何でしょうか?

論破する事で自分の正当性を主張する人を見かけますが、さあどうでしょう?

人は感情の

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言霊2 |「お陰さま」

言霊2 |「お陰さま」

お彼岸ですね。幼少の頃は、墓参りしてから祖母が作ってくれるおはぎを食べるのが楽しみでした。

「婆ちゃん、元気にしちょった?」
「ああ〜おかげさまで元気じゃよ。」

「ええ〜天気じゃねえ!」
「おかげさまでのんた〜」

明治生まれの祖母の日常会話にことごとく出でくる一言が「お陰さま」でした。

「お陰さま」って誰のおかげ?

今日も元気なのは家族やご近所さんのお陰から、いい日和という自然など自分を

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語録に学ぶ 4|善因善果  悪因悪果

語録に学ぶ 4|善因善果 悪因悪果

4月8日は、お釈迦さまの誕生日で灌仏会。桜の花が咲く頃なので、「花まつり」と言われているそうです。

そのお釈迦さま(釈尊)の教えの中でも好きな教えが、

善因善果 悪因悪果

これは宗教を超えて、しかも国、人種、性別なども超えて通じる真理だと思います。そういう意味では仏教は本来宗教ではなく、人生哲学ではないかと考えています。

つまり、

因果の法則

です。

ところで広隆寺に在る弥勒菩薩半跏

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語録に学ぶ 5|和して同ぜず

語録に学ぶ 5|和して同ぜず

「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」

大意は

「君子は協力・協調はするが、安易な妥協はしない。逆に小人は、安易に妥協はするが、真の協力・協調はしない。」

孔子の論語、子路に出てくる一文です。

つまり、

人と仲良くしてもむやみに同調はしない。

和やかな人間関係を保つ事は大切に心掛けるが、その場しのぎのような無責任な賛成はしない。

人真似するのではなく、違いを認め仲良くする。

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語録に学ぶ6|人生二度なし

語録に学ぶ6|人生二度なし

「人生二度なし」

森信三の言葉です。

「生きる」ではなく、

「生き切る!」

曖昧を生きるのではない。

宮本武蔵は

「我 事において後悔せず」

と書き残しています。

還暦を過ぎた人生を100年の春夏秋冬に例えるならば、もう冬かと思いきや未だ晩秋に居る事に気付きました。

心身共に健康で頭もしっかりしているのは70代までとすると納得出来る人生はもう10年余。

20-30代の人々は、季

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