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30代のフリーター 現在はネットショップのスタッフ 大阪府在住 思ったことを文章にした…

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30代のフリーター 現在はネットショップのスタッフ 大阪府在住 思ったことを文章にしたい 好きな動物は猫と兎。 趣味はいろいろ。寺社仏閣めぐり行ったり美術館博物館にも行ったり 最近は写真撮影も楽しんでいます

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記事一覧

泉南までバラを見に行きました

 泉南市にある花咲きファームに行ってきました。芝生公園の中にデビッド・オースチン・ロージス社の直営ガーデンがあります。イングリッシュ・ローズの庭園を見て回れるよ…

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2日前
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泉南花咲きファーム

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2日前
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「将軍」(池波正太郎)

 陸軍大将乃木希典のもとに息子である乃木保典少尉戦死の知らせが届いたところから始まります。とても冷静に知らせを受けている様子で冷血な印象があります。将として表に…

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5日前
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「賊将」(池波正太郎)

 桐野利秋はもともとの名を中村半次郎といい、明治維新の時に名を上げて陸軍少将になりました。西郷隆盛に重用されていたこともあり、桐野利秋という名も西郷隆盛につけて…

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6日前

「応仁の乱」(池波正太郎)

 庭師の善阿弥と足利義政の出会いの話から始まり、義政の息子である義尚が征夷大将軍になるまでを書かれています。  善阿弥や雪舟など芸術に携わる人に美徳を見出して羨…

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2週間前
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オリンピック本戦出場決定

 サッカーU23日本代表U23イラク代表に勝ってオリンピック本戦の出場を決めました。  前半のうちに得点できた上にイラク代表の選手が負傷交代して相手のプランが崩れたの…

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3週間前
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長居植物園

 昨日(4/27)のことですが長居植物園に行ってきました。丁度雨があがったタイミングで現地に着くことができました。  バラやネモフィラの開花時期なので見どころが多い…

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3週間前
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特別展「古代メキシコ」

 大阪中之島にある国立国際美術館で行われている「特別展古代メキシコ」に行ってきました。  写真を撮っても良いということで、できるだけ多く撮ってきました。今回の巡…

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3週間前
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特別展「古代メキシコ」

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3週間前
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「動かぬ女」(岡本かの子)

 主人公が鉄道の席で出会った一行に印象的な令嬢がいました。鉄道に乗っている間ずっと令嬢は動くことはなかったようです。疲れや悩みのせいでは無い様子で、何も行動しな…

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4週間前
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「鯉魚」(岡本かの子)

 応仁の乱があった頃の京都で、臨川寺の修行僧昭公は家来に裏切られて館と金目の物を失ってしまった早百合姫を匿います。途中までは昭公が寺から出ていくのかと思いました…

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4週間前
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4/20

 U23アジアカップで日本代表は2連勝で決勝トーナメント進出を決めました。決定機の数に比べて得点は少ないものの、順調と言ってもいいと思います。オリンピック本戦でも日…

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1か月前

「愚かな男の話」(岡本かの子)

 百喩経から抜粋された間抜けな話をまとめたものです。少し冷静になれば思いとどまるだろう、ばかばかしい話が続きます。本人は真面目に考えて頑張っているはずですが、話…

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1か月前
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「星」(岡本かの子)

 昔から文化を問わず星座や流れ星、天体には何かの意味を見出そうとしています。著者の岡本かの子は世界を旅した事があり、行った先々の星空を見て書いています。とても魅…

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1か月前
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「汗」(岡本かの子)

 19歳になる河内屋の娘の浦子は、子どもの頃に病で知的障害になっていました。両親は浦子のためにもエリートの男性と結婚させてやりたいと頑張ったものの、うまくいかない…

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1か月前
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「愛」(岡本かの子)

 のろけ話を聞かされている気分になる文章です。恋心を書いている印象です。会おうとするだけでプレッシャーを感じていたり、会ってからも不思議な苦しみを感じるほどに相…

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1か月前
泉南までバラを見に行きました

泉南までバラを見に行きました

 泉南市にある花咲きファームに行ってきました。芝生公園の中にデビッド・オースチン・ロージス社の直営ガーデンがあります。イングリッシュ・ローズの庭園を見て回れるようになっています。

 バラの花は見頃を迎えていてちょうど良いくらいの開花でした。

 つるバラもあり、フェンスやアーチで誘引されています。

 天気が良かったこともあり、とても楽しめました。

「将軍」(池波正太郎)

 陸軍大将乃木希典のもとに息子である乃木保典少尉戦死の知らせが届いたところから始まります。とても冷静に知らせを受けている様子で冷血な印象があります。将として表に出さないようにしているにしても徹底されています。実際にはとても繊細で、全ての兵の死に心を痛め悲しんでいます。
 乃木希典は西南戦争時に軍旗を奪われてしまうという失態から自決しようとしたことがありました。当時周囲から止められたものの、常に死に

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「賊将」(池波正太郎)

 桐野利秋はもともとの名を中村半次郎といい、明治維新の時に名を上げて陸軍少将になりました。西郷隆盛に重用されていたこともあり、桐野利秋という名も西郷隆盛につけてもらっています。二十五にもなって河童退治に行ったりと変わった所がありますが、貧乏な家を一人で支え、鍛錬も続けるところに周囲の人から評価されています。純真で頑固、御恩と奉公を大事にする昔の侍のような人物です。取り立ててもらった西郷隆盛とともに

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「応仁の乱」(池波正太郎)

 庭師の善阿弥と足利義政の出会いの話から始まり、義政の息子である義尚が征夷大将軍になるまでを書かれています。
 善阿弥や雪舟など芸術に携わる人に美徳を見出して羨ましさを持つ場面には、腐敗した政治を疎んでいる様子が出ています。善阿弥は河原者出身ですし、雪舟は武家とはいえ下級武士の家で三男と、幕府の役目には関わることのない家系です。権力を持つ守護大名同士で闘争を続けて幕府の力が弱くなる応仁の乱ですが、

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オリンピック本戦出場決定

 サッカーU23日本代表U23イラク代表に勝ってオリンピック本戦の出場を決めました。
 前半のうちに得点できた上にイラク代表の選手が負傷交代して相手のプランが崩れたので比較的楽に勝てた試合でした。
 早くもオーバーエイジ枠の話題も出てきています。ただしオリンピックは国際Aマッチ扱いではないので、有効に枠を使うためにまずは誰が呼べるのか確認してからにして欲しい。

長居植物園

長居植物園

 昨日(4/27)のことですが長居植物園に行ってきました。丁度雨があがったタイミングで現地に着くことができました。

 バラやネモフィラの開花時期なので見どころが多い時期です。バラは春と秋に開花しますが、やはり春のほうが種類も多くて良い時期です。

 最近は忙しくなってしまっていて遠出できていないのでとても癒やされました。植物園はリラックスできます。

 鴨や鵜などの鳥類もよく見かけました。普段の

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特別展「古代メキシコ」

特別展「古代メキシコ」

 大阪中之島にある国立国際美術館で行われている「特別展古代メキシコ」に行ってきました。

 写真を撮っても良いということで、できるだけ多く撮ってきました。今回の巡回展で初めて「赤の女王(レイナ・ロハ)」を日本で見られるということで、ゴールデンウイークのタイミングで行くとものすごく混んでいました。棺に納められていたときの配置を再現して展示されていたこともあり、人がいないタイミングで写真が撮れないくら

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「動かぬ女」(岡本かの子)

 主人公が鉄道の席で出会った一行に印象的な令嬢がいました。鉄道に乗っている間ずっと令嬢は動くことはなかったようです。疲れや悩みのせいでは無い様子で、何も行動しないので考えていることも全くわかりません。同じ一行の男の子たちは騒いでいたり、蜜柑に興味を持ったりと子供っぽさを出しているので温度差があります。空気に耐えかねて不自然に発言する主人公の行動がリアルで面白いです。

「鯉魚」(岡本かの子)

 応仁の乱があった頃の京都で、臨川寺の修行僧昭公は家来に裏切られて館と金目の物を失ってしまった早百合姫を匿います。途中までは昭公が寺から出ていくのかと思いましたが、そういった展開にはなりません。
 二人が出会ってから一月ほど後に昭公と早百合姫が会っていることが他の僧にバレて法戦になります。法戦の問答が成立していないのにだんだん正しいような空気になっていくのが面白いです。昭公は落髪を許されます。早百

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4/20

 U23アジアカップで日本代表は2連勝で決勝トーナメント進出を決めました。決定機の数に比べて得点は少ないものの、順調と言ってもいいと思います。オリンピック本戦でも日本代表が見たいので、プレーオフに回らないよう決勝まで行ってほしいです。次の試合は出場時間が少ない選手を見てみたい。

「愚かな男の話」(岡本かの子)

 百喩経から抜粋された間抜けな話をまとめたものです。少し冷静になれば思いとどまるだろう、ばかばかしい話が続きます。本人は真面目に考えて頑張っているはずですが、話を読むとそんなことするはずがないだろうと思うほどです。大真面目にばかばかしいことをしているという点では探せば現代での同じような話が見つかるかもしれません。

「星」(岡本かの子)

 昔から文化を問わず星座や流れ星、天体には何かの意味を見出そうとしています。著者の岡本かの子は世界を旅した事があり、行った先々の星空を見て書いています。とても魅力的で、キャンプに行きたくなりました。今の日本では綺麗な星空を見られる地域が限られているので、不自由になるものもあると気付かされました。

「汗」(岡本かの子)

 19歳になる河内屋の娘の浦子は、子どもの頃に病で知的障害になっていました。両親は浦子のためにもエリートの男性と結婚させてやりたいと頑張ったものの、うまくいかないので諦めていました。戦前は結婚が義務のような印象がありますが、それでも諦めるというのはどうにもならないほどなんだろうと思います。そんなところに面白半分で見物に来た松崎という男性は一目惚れします。そのまま半年もせずに結婚するという、面白いめ

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「愛」(岡本かの子)

 のろけ話を聞かされている気分になる文章です。恋心を書いている印象です。会おうとするだけでプレッシャーを感じていたり、会ってからも不思議な苦しみを感じるほどに相手のことが気になっています。そして世間の評価と自分の気持ちにずれがあることに疑問を持っているという、感情のリアルな部分がしっくりきます。