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鳥かごの鍵

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彼氏がいるのに、7歳下のイケメンに恋してしまう。 揺れる気持ちと罪悪感との闘い。 鳥かごとは? 鍵とは? ドキドキしながら最後まで読んで下さい。
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#恐怖

鳥かごの鍵 26

鳥かごの鍵 26

「ごめん、ここまで来ちゃって、
でも連絡ないから不安で…」

なつが驚いている、そりゃ驚くよね。

私と月の顔を交互の見ている。

「二人で話せるかな?」
と月が聞いて来た。

私は彼がどこかで見ているかもしれないと思い、
「なつごめん詳しい話しは明日する、今日は帰るね。」

そう言って私は月の手を引っ張って走り出した。

走るなんて久振り、
でも彼が見ていたら大変、逃げないと。

私は必死だった

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鳥かご鍵 25

鳥かご鍵 25

私は重い体を引きずり、
仕事に向かった。

なつは私がケガしていること、
元気が無いことを心配していたが、
今はこの状況を人に説明できるほどの元気はなかった。

どうにか仕事をこなして私は家に帰って来た。

彼とどうしたら別れることが出来るのか?

私は月とお揃いで買った三日月の形のキーホルダーを見ながら考えていた。

月に会いたい。

でも彼がどこかで見ているかもしれない、
そう考えると月と会う

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鳥かご鍵 24

鳥かご鍵 24

彼はずっと私を見ていたんだ!

彼を問いただそうとしても、
頭が混乱して言葉が出て来ない、
何が起こっているのか理解が出来ない。

彼はいつから私を監視していたの?

怖い。

私は恐怖で震えた。

今まで感じたこのと無い血の気が引くような、
深い恐怖に襲われた。

「ごめん言い過ぎた。」

そう言って彼が私を抱きしめる、
「もう大丈夫、俺たちやり直せるよ。」

私は彼を突き飛ばした。

私は涙が

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鳥かご鍵 23

鳥かご鍵 23

私は彼が落ち着くように、冷静に話した。

今の彼に何を言っても怒るだけ、
冷静に聞いてくれない。

これから先、私達はどうするのか?
納得できる回答を聞くまで彼は帰ってくれないだろう。

「嘘をついてごめんなさい。
彼とはSNSで知り合ったの。今日が会うのは初めてで、
友達だから、恋愛感情は無いわ。」

私は彼が怖くて嘘を付いた、
自己防衛の為の嘘の上塗り。

「友達には見えなかった。
あいつはお

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鳥かごの鍵 22

鳥かごの鍵 22

私は家に入り窓を開けて風を入れた、
これから重い話しになる。

少し前までの幸せな気持ちから一気に気分は下がっていた。

「今日はどこに行ってたんだよ?」

「今日は色々と…。」

「ふ~ん、色々ね、あの男と?」

「えっ誰?」

「あいつだよ、背の高い若いやつ。」

「なんで知ってるの?」

「俺はなんでも知ってるよ。」

彼は私と目を合わせないで、
窓の外を見ながら話している。

「もう俺のこ

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鳥かごの鍵 21

鳥かごの鍵 21

私達は軽くご飯を食べて、
ゆっくりコーヒーを飲んだ。

「今日は本当に楽しかった、
私の好みのお店色々調べてくれてありがとう、
全部が私の好みでビックリしたよ。」

「喜んでもらえて良かった。
また会えるかな?」

月が聞いてきた。

「うん、もちろん。またランチしよう。」

私が言うと、月は嬉しそうに笑った。

時計を見ると20時を過ぎていた。

私達はお店を出て、駅に向かった。

「明日仕事で

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