過去の壮絶ないじめや
虐待などの生育環境など

辛い経験をしてきた人

ではなくて

大きな失敗や
死にそうになった経験は
していなくても

精神的に落ち込みやすかったり
すぐに心配になったり
テンパってしまったり

すぐに絶望を感じる人

いませんか？



別に辛い思いをしていないからといって
落ち込まないとは
限らないんですよね。


なんとなく落ち込む。
なんとなく閉塞感を感じる。
なんとなく孤独感を感じる。



そういうことは
よくありますし
個人的には
どちらかと言うと
そういう人の方が
症状が長引くような
気がします。

◯恵まれるほどにメンタルが弱くなる理由

社会的に成功したり
夢を成し遂げたはずなのに

精神的に疲弊して
気分の浮き沈みが激しくなったり

他人にも自分にも厳しくなる。

それは
恵まれていることによって
自分の許容範囲が
狭くなっちゃうんですね。

それがメンタルを不安定にさせている
要因です。

色々なことが
許せなくなったり
見逃せない。

いつまでも気にし過ぎてしまうんです。



子供の頃
家から離れた大きい公園に行くのも
不安で不安でしょうがなかったですが

電車で初めて
2つ、3つ離れた太宰府天満宮まで
行かなきゃいけなかった時があって

電車の乗り方など教わり
数十分かけて
移動する経験をしたことで

自転車で少し離れた公園に行く時に
なんだか
物凄く近く感じるようになったんですよね。



その時点で少し
許容範囲が広がっていたんだと思います。



人生って
それの繰り返しみたいなところがあって

いろんな辛い経験を
乗り越えられた人ほど
他人のミスや不条理を
受け入れたり
受け流すことができる人が
多いですよね。



逆に職場などで
キャンキャン文句を言っている人ほど
あまり大きな挫折や
辛い経験を
経てない気がします。



だから小さい子供と同じなんですよね。

親の元で
甘えられている環境故に
親に文句を言ったり
すぐに怒ったり
時に物や人に当たったりする。


うまく行かなかったり
失敗したり
喧嘩したり
時には仲間はずれにされたり

そういう経験が
他人を思いやる気持ちを強くして
他人に対して
許容する気持ちを
持つことができるものですからね。

◯安定や安全が人を不安にさせることもある

また
人って追い込まれたりしている時って
案外メンタルが
安定していることもあります。

お金がない時
仕事がない時

そういう時って
確かに辛いんですけど
不安になる余裕がないくらい
行動していたりもします。

そして夢や目標に向かって
頑張っている時は
周りと比べて落ち込むとか
あまりないと思います。



なんでもそうですが
物にせよ勝利にせよ
手に入れるまでが
1番燃えて
手に入れた後は
さほど喜びはないものです。

もっと言えば
手に入れた後は

失うことが怖くなる。

手に入れる喜びよりも
失う悲しみの方が
大きいものですから。



結婚して
子供が産まれて
家を買って
車を買って

色々なものを手に入れたとしても
満たされるかと言えば
案外そうじゃないこともある。



贅沢な悩みに見えますが
そうではなくて
安定や安全な状況によって

身動きが取れない
閉塞感を感じることもある。

特に手に入れるまでに
情熱を燃やした人ほど
手にした後に
つまらなくなる。



山を登って
頂上まで着いた後は
山を降りていくしかないですからね。



私の知り合いに
甲子園に出た人がいますが

出た時はテレビでも特集され
もてはやされてしまった結果

今の一般社会人としての生活が
張り合いがなくて
楽しくなさそうなんですよね。

高校球児のときって
死ぬほど練習をして
辛い思いをしていたはずなのに
精神的には充実していたのかもしれません。


もちろん人による部分もあるので
穏やかな日々に
この上ない充実感を
感じる人もいるわけですから
自分自身にとって

どういう生活を送ることが
自分にとっての
〝快〟なのか

を見つめた方がいいよね
という話です。

だから人によっては
楽しいと思えることをどんどん探して
常に探究心や好奇心を持を持つ

そういうハングリーさがある方が
実は幸せには
大事なんじゃないかな

というお話でした😌