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『千曲と私』

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私に大きな影響を与え続ける千里さんへの感謝をこめて。パス付き保存していたplaylog時代の記事が現在見られなくなったので「千曲と私」のカテゴリーを加筆修正して移動したものも含ま… もっと読む
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記事一覧

「Spotify」との小一時間~超初心者向け~

千里さんが貼り付けているのを見て俄然やりたい!と思った spotify とやら。 最初は読むことすら出来なかった。 すぽてぃふぃ?何それ、的なほど疎い。 えす、ぴー、おー、、、とアルファベットを打ちつけて検索し ああスポティファイというのね、から始まる。 千森に引きずられるようにPlaylogに登録してから十数年。 思えばネット上での新しく始めたことは、千里さんから教えてもらっている気さえする。 そんなふうに影響されまくりの私は「千曲と私」というマガジンを作っている。カテゴ

アルバム発売記念~千里ファンとして~

デビュー当時、千里さんのアンテナにひっかかったのは、まぎれもなく私。ではなく姉だった。 あの頃、まだ中学生だった私はおじさま好きであったため、姉が飾っていた「大江千里」なる人のレコードジャケットを「女の子みたいな少年」と思って見ていた。 青年やお兄さんではなく、年下のボク的存在だった。 ごめんなさい。だってこんなに可愛いんだもの。 「ワラビーぬぎすてて」も「十人十色」も私の渋好みに かすることもなく、ただ姉のかけている「大江千里」を聞き流す毎日。 しかし今思えばあれは千脳

広島へ~Senri Oe ”Hmmm”Japan Tour 2020~

一歩、店内に入ると、丸椅子が隙間なく置かれていた。 一度座ると動くことが出来ないほどの、ぎゅうぎゅう詰めの会場。 マスク姿の観客。マスク姿の店員。 そんな中で当然Noマスクの千里さん登場。 なんだか申し訳ない気持ちになるけれど、 のっけからコケる振りして笑いを誘う。 紺のジャケットとGパン。あれ、紹介していたドーナツ柄の衣装じゃないのね。そう思っていたら正面を向いた千里さんのネクタイは、あのドーナツ柄だった。 前の二日間も微妙に変えていたのをnoteで知る。個人的には、あの

『秋唄』うたいながら~千曲と私⑩~

一桁の気温が増えてきた 朝の冷え込みと 高い空 キリリと澄んだ空気が 最高に美味しいのが秋 思わず口ずさみたくなる空に 出会えたりして 大江千里さんの曲には 季節ごとに聴きたくなる曲がある 大好きな「秋唄」 タイトル通りの 秋のうた 1998年10月から11月にかけて NHKのみんなのうたで流れていたのを私は知らずに生きていた シングルで仕事と子育ての両立に無我夢中で 時間に追われるように生きていた時期で 自分が何を好きか思い出すこともなく 好きな音楽を聴くこ

『Dubidubiduo』夜空を見上げた帰り道~千曲と私⑨~

そう、すべての行動は自分が選んだものでしかない。 「あうっ」というシャウトから始まる明るくてリズミカルなこの曲 1998年発売 アルバム『ROOM802』9曲目 / 大江千里 👓🎶 出会ったのは、シングルとなり幼子ふたり相手に過ごしていた頃。 楽しくてノリノリの曲♪が第一印象だった。 とりあえず購入したけれど、余裕がなくて数回聴いただけ。でも、耳に残った明るいこの曲は、帰り道にふっと口から出てくることがあった。 お迎えの時間に間に合うように、仕事を時間内に終わら

【和敬清寂】心の基本姿勢として

部活というと、すぐに卓球部を思い出す私は、茶道部に在籍していたことを忘れていることが多い。 あるMVをみて、心をわしづかみにされ、そして思い出した。 茶の道で学んだ大切な言葉たちを。 裏千家だった。 茶道には多数の流派があって、大きな三大流派は千利休の息子たちが作った、武者小路千家、表千家、裏千家が有名どころ。 それぞれで道具や作法が異なる。お茶のたて方、座り方やおじぎの仕方、袱紗の色に至るまで個性がある。 でも、心構えは同じ。 茶道というと敷居が高い、と言われることも

ひとり旅『舞子VILLA Beach』へ ~千曲と私⑧~

一昨年の9月にひとりで舞子に旅をした。 神戸までは何度も行っているけれど、なかなか舞子まで足を伸ばせていなかった。 歌のタイトルにもなっているこの場所を、単純にどんなところなのか見てみたいという興味から。 彼は、2013年にも神戸新聞に舞子の思い出を綴ったエッセイを書いている。 気になってはいたけれど、誰かと一緒だと、ただ歌の舞台だからと言う理由だけではなかなか足を伸ばせず、何年も過ぎてしまった。 明石海峡大橋のたもとにあるその浜は、既に海水浴シーズンが終わり、そこに

夏の千曲『路上のさようなら』~千曲と私⑦~

夏らしくなってきました。 そろそろ納涼を見る時期です。 すみません。分からない人 多数ですね。 ファン以外の人には通じないマニアむけ投稿なので控えてましたが?一昨日に「千曲と私」シリーズにスキをつけてまわってくれた方がいて、嬉しくなって書きたい衝動がむくむくと 笑 ※  ※  ※ 夏になると、私は毎年「OLYMPIC」というアルバムを取り出す。 多分もう30年以上も欠かしたことのない、夏の恒例行事。 何年たっても色褪せない。 千里さんの夏曲といえば 夏休みは~ぜった

SENRI OE TRIO Blue Note TOKYO 2019/5/17

大江千里さんのトリオツアー、ブルーノート東京初日に、参加した。 博多から始まり駆け足の1週間。 今頃、東京3DAYS、6SETの最終公演が終わる頃。 私といえば、 前回の仙台遠征から悩んでいたのは数日で、結局 来日のたび 遠征である。 好きなものの近くへと出来るだけ近づこう。 歳を重ねるに連れ そんな気持ちを持とうと努力している。 それは私の生きていく活力を増すことになるし、それは私を豊かにするから。 会場に着くと独特の雰囲気が 気持ちを昂らせる。 薄暗いロビーの中、誰

『母の手』さくらの頃~千曲と私⑥~

桜の開花が始まる頃に聴きたくなるのは、 ゴーストノートの中の「桜狩り」と この「母の手」だ。 大江千里さんポップス時代最後のオリジナルアルバム「ゴーストライター」 その中に収録されている最後の曲。 満開ではなく、散っていくさくらに母との思い出を重ねている。 ♪幾つもの思い出が 次の春にまたその次の春に 届きますように♪ 人々がさくらを毎年愛でるのはそんな風に人の思い出が続いていくからなのだろうか。 タイトル通り、曲の中で息子は 散っていく花びらを見ながら母の手を

大江千里さん35周年JapanTour 2019 in仙台

昨年、自身のポップス時代の曲をジャズとして蘇らせたアルバム「BOYS & GIRLS」を作った千里さん。 自身がベストという状態で世に生み出した曲たちを、ジャズに変換することは苦しみも伴ったという。 10月にanniversaryコンサートを、千里さんゆかりのある関学とTFMホールで行っており、私は関学に参加した。 千友さんとのガールズサミットで千里さん愛をしたため、憧れの芝生広場で写真を撮り参加。ピアノはもちろんトークも楽しく、やはり地元の盛り上がりを感じ、更に握手会もあ

辛い日々の傍らに『TORCH』~千曲と私~⑤

千曲でどの曲が好きかと問われたら、たくさんありすぎて悩むけれども、最終的にはこの曲を選ぶと思う 私が看護学生の時に発売された曲 それまでの人生を、のほほんと比較的平和に生きてきた私にとって、看護の道は想像以上に衝撃的な世界だった 何度も泣いて、たくさん悩んで、深く深く考えた。 いろんな事象について そして人が生きるということについて そんな真っ只中にいた頃に出会った曲 患者さんの悲しみとタブって聞こえたあの頃 自分の辛さと重ね合わせて聞いていたあの頃 私の中には

私の中の『APOLLO』 ~千曲と私~④

9月の風を感じるようになると『APOLLO』を思い出す。   「つつじがにおう」という歌詞からは、秋の曲ではないのかもしれないけれど。   「裸足で飛び出したきみ」との関係、想いを、 過去の描写と今の想いを交差させながら、曲は進んでいく。 ラブソングなのだろう。    曲と出会う時、聞く側のシチュエーションによって、 全く違うとらえ方ができるものだ。   私と『APOLLO』との出会いは、 強烈で、それゆえ鮮明に覚えている。 何度も泣いてたくさん悩んで、兎にも角にも大変だっ

雪国で聴く『白い雪まいおりた 』~千曲と私~③

雪が毎日のように降っている これからまだまだ白い雪がまいおりる日が続く      すごく広がりのある気分になるこの曲     大人になって雪を鬱陶しく思い始めていた頃に出会ったこの曲は 雪ではしゃいでいた子供の頃の気持ちを 私に思い出させてくれた 真っ白な誰も歩いてない場所を歩く時の嬉しさ たくさんの雪をまるめて作った雪だるま はしゃぎまくった雪合戦に雪中サッカー(遠い目…) それでもまたすぐに日常に追われて そんな新鮮な気持ちを忘れてしまう自分 朝起きて真っ白な一面