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エッセイ

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たまに書くエッセイ。自分の考えたことや、体験談がメイン。
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記事一覧

無性に何かを書きたい。

 無性に何かを書きたい。

 ふっと湧いてくるそんな気持ちが、一番厄介だ。

 長編小説を書いている時。短編小説を書いている時。掌編小説や140字小説を書いている時。

 そういう衝動に作業を邪魔されるからだ。

 この衝動の厄介なところは、特に何か書きたいものが明確なわけではない点である。明確ではないので、まずは何を書き出したいのか探し始める作業からやらなければならない。

 その間、本来書くべ

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もう少しで

 たまにはとりとめのない文章を書いたっていいだろう。そこ、「たまには?」とか言わない。
 100本書くまで作家と名乗ってはいけないというルールを課し、書き始めた小説の本数もあと少しでいよいよ100本だ。
 自分に課したルールからすれば、これを達成すれば俺は晴れて作家と名乗ってよいことになる。
 ツイッターのプロフィールだろうと、カクヨムのプロフィールだろうと、もちろんnoteのプロフィールにでも作

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無垢で無慈悲な君の声

 偽善を良しとするのは、そんなにも悪いことだろうか。

 悪意無き、素直な感想ほど、俺を傷つけるではないか。そっけない素振りで、そこにあった熱意などガン無視で。
 俺は必死だよ。
「どうせ、作りもしないくせに偉そうに!」
 俺を馬鹿にするヤツに向け、心の中でそう叫んで見下している。
 作っているだけ、そいつよりもマシな気がして。

 そしてそいつが、いざ創ったとして、
「俺よりもずっと秀でていたら

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好きなものを後から食べたい

 好きなものが朝食に出てきたら、一番最後に食べたい。
 たとえば、オーブンで焼いた焼きサバ。
 油がたっぷりのった、腹側の部分が最高である。

 好きなものが昼食に出てきたら、一番最後に食べたい。
 たとえば、アツアツの卵焼き。
 スクランブルエッグのような、柔らかい加減のトロトロが大好きだ。

 好きなものが夕食に出てきたら、一番最後に食べたい。
 たとえば、小さい頃から大好物のコーンスープ。

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「月がきれいですね」

「月がきれいですね」
 著名な文豪の生み出した言葉だ。
 愛の告白と同義だと言うが、愛についてはまだ良く知らない。故に、この言葉がなぜ、それと同義なのかよく分からない。

 分からないのならば、考えてみるとしよう。

 月がきれいですね、と言うタイミングはいつだろう?

 まず、月が見えていることが想像できる。
 それは夜だ。
 月を見てもいないのに「月がきれいですね」と言う者がいれば、そいつは幻

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夏休みの宿題現象

 学生時代の8月31日に良い思い出は無い。
 なぜなら、捌ききれなかった夏休みの宿題で、ひーこら言っていたから。

 その日に捌ききれたら良い方で、ひどいときは最終的な提出期限まで終わらなかったことさえある。
 宿題というのは出さないことには終わらない。先生は未提出を許さないし、どんな形であれ提出するまで催促してくれる。

 社会人になってから、夏休みの宿題と同じようなことが多々あるな、と思うよう

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さぼってしまった!

 いやあ、note再開すると言いながら、かなりの間更新をストップしてしまいました……。
 別に、毎日更新するつもりはなかったのですが、それでも続けられないとそれ自体が良くないことのように思えて、自分を責めてしまいます。
 でも、書きたいと思っても、何を書けばいいのか分からなかったり、そもそも書くことの意味が分からなくなったりで、結局、うやむやなままにしてやらなかったりするんですよ。
「やるかやらな

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達成感

 この度やっと、シャニマス(アイドルマスターシャイニーカラーズ)にて、W・I・N・G編を優勝したので報告したいと思います。

 初めてプロデュースしたのは大橋甜花さん。
 ゲームをする前に切り抜き動画等で拝見して、
「こういう内気なアイドルとのやりとりでもどかしくなりながらゲームを進めてみたい」
 という、謎の動機から甜花さんを選びました。

 で、何度も何度も途中敗退して。
「優勝するまで甜花さ

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文字と言うものを発明しました。

 私は発明家であります。
 この度、「文字」と言うものを発明いたしました。

 日頃、私たちは「言葉」にて、考えを交わしたり、会話と言うものを楽しんでおります。
 しかし、それらは保存がきかず、口から放たれたなら、瞬く間に消滅するか、もしくは聞き手の脳内に一定期間保管されるのみです。

 この度発明した「文字」にあたりましては、「言葉」を保存できる機能がございます。
 一度書いてしまえば、言葉の長

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スライム理論

 割と当たり前のことかもしれないんですけど、自分的には新たに言語化しておきたいことがあるので、文章にしていきたいと思います。

 スライム理論、という理論を考案しました。

「いつまでも同じレベルの相手を倒し続けていると、レベルが上がりづらくなる」
 というゲーム内での現象は、現実でも同じように起こりうる、という話になります。

 これは、RPGで序盤に出てきがちな「スライム」というモンスターから

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日記みたいな文章

 日記のようなものを書いてみようと思う。記事ではなくて、日記。note上で日記を書くということは、誰かに「本来人に見せることを意図していない」文章を見てもらいたい、と言う意図がある。

 元から公開するつもりで文章を書いていて思うのが、「なんとなくつまらない」だ。他人に読んでもらうためには、いろんなことに気を使って文章を書く必要があるのだと思うのだけれど、なんだろう、今の自分的には、それが「他人に

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言葉なんて

 言葉なんてただのツールだ。
 上手く使えたって、自分の心を100%、言い表す言葉なんて見つからなくって。
 沢山の言葉を覚えたら、きっと、苦しくなくなると思っていたんだ。
 それはちゃんと本当で、でも、嘘でもあって。
 自分の気持ちを表すならまだしも、誰かに伝えるなんて、もっと難しくって。
 相手が知らない言葉ならば、僕が知っていても意味が無くなって。
 そう言う僕だって、相手の知っている言葉を

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ひとつのことを極めないといけないという呪いにかかっていた話

 いわゆるスペシャリストって言われている人、世の中にはたくさんいますよね。
 神絵師と呼ばれるイラストレーターさんとか、魚のことに異様に詳しい先生とか。
 僕も、何かのスペシャリストになりたいなあ。と、そう思っていました。
 そんで、今も同じように思っています。

 でも、少し前の僕は、
「何かのスペシャリストになるのなら、他のことに目を向けてはいけない」
 という呪いにかかっておりました。

 

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【反省】昨日の記事を書いて

 久しぶりにnoteの記事を書いて、気づいたことがあります。
 それは、

「僕、誰かに主張するような文章、苦手かもしれん……」

 ということです。

 日頃、思いのままに日記を書いている中では、自分が思ったことを、自分のためだけに書いています。
 それは誰からの評価を気にすることもなく、誰からも干渉されることのないものです。
 なので、ただただ主観を書ければそれでいい。
 そんなスタンスで書い

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