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無性に何かを書きたい。
無性に何かを書きたい。
ふっと湧いてくるそんな気持ちが、一番厄介だ。
長編小説を書いている時。短編小説を書いている時。掌編小説や140字小説を書いている時。
そういう衝動に作業を邪魔されるからだ。
この衝動の厄介なところは、特に何か書きたいものが明確なわけではない点である。明確ではないので、まずは何を書き出したいのか探し始める作業からやらなければならない。
その間、本来書くべ
文字と言うものを発明しました。
私は発明家であります。
この度、「文字」と言うものを発明いたしました。
日頃、私たちは「言葉」にて、考えを交わしたり、会話と言うものを楽しんでおります。
しかし、それらは保存がきかず、口から放たれたなら、瞬く間に消滅するか、もしくは聞き手の脳内に一定期間保管されるのみです。
この度発明した「文字」にあたりましては、「言葉」を保存できる機能がございます。
一度書いてしまえば、言葉の長
ひとつのことを極めないといけないという呪いにかかっていた話
いわゆるスペシャリストって言われている人、世の中にはたくさんいますよね。
神絵師と呼ばれるイラストレーターさんとか、魚のことに異様に詳しい先生とか。
僕も、何かのスペシャリストになりたいなあ。と、そう思っていました。
そんで、今も同じように思っています。
でも、少し前の僕は、
「何かのスペシャリストになるのなら、他のことに目を向けてはいけない」
という呪いにかかっておりました。