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<おすすめ最新刊情報>〜4月文庫本編①〜

個人的におすすめな文庫版小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「蜜蜂と遠雷(上)」恩田陸 (著)

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。

「よるのばけもの」住野よる (著)

夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の著者が描く、本当の自分をめぐる物語。

「万引き家族【映画小説化作品】」是枝 裕和 (著)

「彼らが盗んだものは、絆でした」
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日常的に万引きをする生活を送っていた。
ある日、治はじゅりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、信代の妹でJK見学店で働く亜紀。
6人家族として貧しいながらも幸せに暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。

「サブマリン」伊坂幸太郎 (著)

家裁調査官・陣内と武藤が出会う「少年たち」。報道される事件と、実情が違っていることは少なくない。『チルドレン』から、12年。罪と罰をめぐるものがたり。

「ままならないから私とあなた」朝井 リョウ (著)

あなたが見ている世界は、ほんとうに「正しい」世界なの?
天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく薫と、無駄なものにこそ人のあたたかみが宿ると考える雪子。
すれ違う友情と人生の行方を描く表題作。

「宝の地図を見つけたら」大崎梢 (著)

小学生の頃、祖母からこっそり手に入れた「金塊が眠る幻の村」の地図。それは晶良と伯斗の友情の証、そして秘密の冒険の始まりだった。「探しに行かないか、昔みたいにふたりで」。渋々と宝探しを再開する晶良だったが、直後、伯斗の消息が途絶えてしまう。代わりに〝お宝〟を狙うヤバイ連中が次々に現れて……!?手に汗握る〝埋蔵金〟ミステリー!

「陽だまりのひと」藤岡陽子 (著)

「婚約破棄は、どのくらいの罪になりますか」横浜・鶴見区にある芳川法律事務所は弁護士の芳川と事務員・涼子で成り立っている。ある日、相談にやってきた高校教師の桐山希は、婚約を破棄してきた元恋人を訴えたいという。だが、希の態度から彼女の本心に疑問を持った涼子は、自分の想いを伝え…。

「家庭教師は知っている」青柳 碧人 (著)

原田は、首都圏で“家庭教師のシーザー”を運営する会社で働いている。大学生のアルバイト講師たちの指導と相談を受け、派遣先の家庭で虐待など深刻な問題がありそうなら自ら家庭訪問を行う。スタッフたちから奇妙な相談が持ち込まれるたび、原田の家に入り浸っている女子高生・リサは「それぞれの家の事情だから放っておけばいい」と言うが…。驚愕のラストが待ち受ける家庭訪問ミステリー。

「あの日の君に恋をした、そして」似鳥 航一 (著)

十二歳の夏を過ごしていた少年・嵯峨ナツキ。彼はある事故をきっかけに“心”だけが三十年前に飛ばされ、今は亡き父親・愁の少年時代の心と入れ替わってしまう。途方に暮れるナツキに、そっと近づく謎のクラスメイト・緑原瑠依。彼女にはある秘密があって―。「実は…ナツキくんに言わなきゃいけないことがあるの」長い長い時を超えて紡がれる小さな恋の回想録。

「15歳のテロリスト」松村 涼哉 (著)

「すべて、吹き飛んでしまえ」突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤人を知っていた。かつて少年犯罪被害者の会で出会った孤独な少年。何が、彼を凶行に駆り立てたのか?進展しない捜査を傍目に、安藤は、行方をくらませた少年の足取りを追う。事件の裏に隠された驚愕の真実に安藤が辿り着いたとき、15歳のテロリストの最後の闘いが始まろうとしていた―。

最後までお読みいただきありがとうございます。あくまでも個人的に厳選したおすすめ作品となっておりますので、ご参照いただければと思います。また、サポートにてご支援頂けますと幸いでございます。

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