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福利厚生の実態〜あなたにとっての福利厚生とは?〜

就職活動では、よく福利厚生もチェックしていた
ものです。

しかし、実際に企業に入るとそこまで気にして
いないような気も。

皆さんはお勤めされる会社の福利厚生を全て
しっかり理解されていますか?

せっかく会社が用意している制度も従業員が
認知されていなければもったいないですし、
ぜひ活用できるものはしっかり恩恵を預かり
ましょう。

また、経営者の方はどのような福利厚生が
世の中に存在するのか参考になれば幸いです。

そもそもの福利厚生の定義ですが、企業が従業員
に支払う給料以外の報酬
を指します。

また、福利厚生は2つに分けられ、
「法定内福利厚生」と「法定外福利厚生」
が存在します。

『法定内福利厚生』


法定内福利厚生とは、企業が必ず用意しなければ
いけない法で定められた福利厚生です。

いわば企業における義務です。

代表的なものに健康保険、介護保険、厚生年金、
雇用保険、労災保険などの社会保険料の一部
または全部の支払いがあります。

『法定外福利厚生』

法定外福利厚生とは、企業が従業員のために
「独自」で用意する福利厚生です。

ここについては、企業で自由に定めることが
できますので、企業ごとに色が出る部分です。

この法定外部分をどれだけ充実させるかが、
人材の確保、社会的信用の向上、生産性向上、
働きやすさ向上、離職率低下などに繋がります。

また、就職活動をする方も入社後の自身の働き方
を考える上で大きく重視するポイントです。

では、この法定外福利どのようなものがある
のでしょうか。

大きくは以下の10個のジャンルに分けられると
考えます。

①住宅
②医療
③慶弔災害
④育児介護
⑤自己啓発
⑥仕事環境
⑦休暇制度
⑧レクレーション
⑨財産形成
⑩その他

思い浮かべるとあれこれと用意されてる制度
を思い出しませんか?

一例としていくつか挙げてみましょう。

①住宅

・住宅手当
・家賃補助
・寮

私もこの家賃手当にはすごく助かっています。
これがないとささやかな贅沢が奪われます。笑

②医療

・健康診断
・人間ドッグ
・産業医カウンセリング
・メンタルケア
・ジムや施設の活動補助
・禁煙推進
・ウェアラブル端末等の配備

年に1回の健康診断をめんどくさがる社員も
多いですが、これには多額のお金がかかって
いますし、自身の健康チェックができますので
ありがたく思うべきだと個人的に思います。

③慶弔災害

・結婚祝金
・出産祝金
・慶弔見舞金
・災害見舞金

④育児介護

・育児休暇
・男性社員の育児休暇
・産前産後休暇
・時短勤務
・保育施設の完備
・介護休暇

⑤自己啓発

・通信教育
・書籍購入補助
・資格取得支援
・セミナー開催
・海外インターン
・キャリアアップ支援

私が今の会社に求めるのは書籍購入補助です。
これがあればもっと本を買って勉強したい。

⑥仕事環境

・通勤手当
・社員食堂
・カフェテリア
・自習スペース
・リフレッシュルーム
・仮眠ルーム
・テレワーク導入
・希望勤務地制度
・転勤免除制度
・メンター制度
・副業可能

⑦休暇制度

・法定外休暇(有給)
・リフレッシュ休暇
・年末年始休暇
・盆休暇
・育児休暇
・産前産後休暇
・介護休暇
・プレミアムフライデー
・サバティカル休暇

私がいま会社に導入してほしいのは、
サバティカル休暇です。
海外では結構取り入れられており、外国人が
優雅にバカンスをしているのはこういった
休暇制度があったりするからです。

数年に一度、例えば1ヶ月休むことができる
といった長期休暇制度なので、海外旅行も
海外留学も自由自在です。

⑧レクレーション

・社員旅行
・ファミリーデー
・スポーツ大会
・部活動

⑨財産形成

・確定拠出年金制度(DC)
・確定給付年金制度(DB)
・財形貯蓄制度
・自社株制度

最近はこのDC導入が進んでますね。
マッチング拠出で社員の金融リテラシーも
向上しますし、メリットは大きいです。
また今度詳しく書きます。


⑩その他

・外部福利厚生サービス導入

私の会社では「WELBOX」という各種サービス
が優待価格にて受けられる外部サービスの導入
が行われていたりします。
こちらをアウトソーシングすることにより、
企業の負担も抑えることができます。

などなど。
挙げるとキリがないくらいありますね。

皆さんの会社にも該当するものはありましたか?

ぜひ自身の会社の福利厚生の中身を調べて
活用をしてみてはどうでしょうか?

また、経営者の皆様でぜひ導入してみたいと
思うものがあれば、このコロナ禍で働く
従業員に報いるためにも検討してみては
いかがでしょうか。

なお、2020年4月1日からはパートタイム・
有期雇用労働法が施行されています。
そのため、正規雇用労働者とパートタイム労働者
・有期雇用労働者の間の待遇差は禁止されて
います。

全ての人が平等に福利厚生を受けられる
体制整備も問われていますね。

そして、ワークライフバランスという言葉が
重要視される世の中です。
企業の財産である従業員およびその家族まで
手厚いサポートができるといいですね。

それでは。

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