永田諒 / CHILLNN inc CEO

1994年長野県松本市生まれ。 東京大学在学中に株式会社CHILLNNを創業し、同社の…

永田諒 / CHILLNN inc CEO

1994年長野県松本市生まれ。 東京大学在学中に株式会社CHILLNNを創業し、同社のCEOを務めています。

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俺たちは、宿泊マーケのルールを変えて、狂ったホテルを増やしたい。We are Hiring!!!

宿泊事業者様向けにSaaSを提供している株式会社CHILLNNのCEOおよび、ホテルプロデュースカンパニー水星CTOをしております永田諒と申します。 これまで宿泊業を中心に事業を行ってきて、SaaSを利用してくださっている施設様の数は1000施設近くになり、グループ全体での累計の売り上げは10億円に迫ってきています。 自分達は今、次なるチャレンジとして「宿泊業界のマーケティングのルールを作り変えるための宿泊予約プラットフォーム」を作っていこうと思っています。 創業当初か

    • 採用戦略について

      最近、熱心に人材採用を行っています。 そんな中で割と採用活動というものの解像度が自分の中で上がってきたように感じています。 この記事は、表に出すようなものでもないんですが、自分の中で採用に臨む際に忘れずにいたいマインドをまとめておこうと思っています。 経営とはルールを作ること経営が果たす役割は事業成長のルールメイキングを行うことです。 ミッションの達成に近づくために、事業成長の因果を特定し、ノイズを取り払い、事業成長に再現性を持たせることが経営を行うということです。 採

      • 1番近くにいる人の本をよんでの書評「CREATIVE JUMP」

        共同創業者の龍崎が本を執筆した。 実はまだ読んでいなかったのだけど京都から東京に向かう新幹線の中で読み切った。 https://amzn.asia/d/aCRgKFl 多分、この本を世界で一番楽しめたのは自分だと思う。一つ一つのシーンが頭に浮かんで、ああこんなこと考えてたんだと、いちいち腹落ちしていた。 龍崎は普段ビジネス書をよまない。 だから、内容は汎用性の高いパッケージングされた知識とかではない。書かれていることは全て実体験に基づく実験と発見のプロセスである。 ビ

        • 行動の根拠に自分の思考を置けるように。

          なんとなく日々、自己肯定感という言葉の使われ方に違和感を感じている。この言葉が、努力しないことを容認するような雰囲気を含んで用いられることがとても嫌いだ。 最近、会社の共同創業者でもある龍崎が本を出版した。 今日はその出版記念パーティーをグループ会社が運営している京都のホテルで行った。 人手が足りないとのことで、普段コードばかり書いている自分も現場に入って手伝いをしてきた。他にも会社のメンバーを一人、ヘルプとして貸し出していた。 自分が振られた役目はクロークの管理だった

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        俺たちは、宿泊マーケのルールを変えて、狂ったホテルを増やしたい。We are Hiring!!!

          比叡山に籠ってみた

          何週か前の週末、山に篭っていた。 比叡山延暦寺で「寒行」という一般人向けの修行に参加してきたのだ。 行のダイジェストを紹介する。 朝は5時に起きて座禅をする。 ひたすら写経をし、説法を聞きお堂を巡る。 食事中は音を立ててはならない。 精進料理なので肉類は出ない。 齢29にして湯葉のありがたみを知る。(湯葉はほぼ肉である。) 食べ切ったら沢庵を使って食べ残しをぬぐい、お茶で流し込む。 体裁としては修行なのだが僧侶ほど厳しく扱われるわけではない。どちらともつかない緩やかな

          比叡山に籠ってみた

          人はなぜ旅行に行くのか?

          ずっと考えていた。机の前で。 大学在学中に会社を創業して以来ずっと観光業に携わっている。 大学時代、ありがたいことにいくつかの会社でインターンとしてプログラミングのスキルを学ばせてもらって、在学中にエンジニアとして創業した。 創業間際のスタートアップというものはどこもお金がないもので、プログラミングのスキルというのは本当に重宝した。どれだけ働いても別に報酬を払わなくてもいい自分の時間は、コードを書いてプロダクトを作るための最重要かつ有限の資産だった。 自分を信じてくれて

          人はなぜ旅行に行くのか?

          20代のキャリア戦略感想戦

          最近、会社のインターン生がキャリアに悩んでいます。頼まれてもいないのに勝手にキャリア相談に乗りながら、自分のこれまでについて思いを馳せていました。 色々失敗しながらも、まだまだ道半ばですが、なんとか生き残ってこれたなあと、しみじみと感じています。この辺で次のステップに向かう前の備忘録として、文章にまとめておこうと思いnoteを書くことにしました。 書き始めたら、結構長くなってしまいましたが、もしお暇でしたらどうぞお付き合いください。 はじめに簡単に私についてお話ししてお

          20代のキャリア戦略感想戦

          僕がCTOとして、クリエイターエコノミー以後のBtoCマーケティングについて考えていること

          先日僕がCTOを務めているCHILLNNからノーコードツールをリリースさせていただきました。おかげさまで多くの反響を頂いており、お問い合わせをたくさん頂いております。現在、CSチームの強化とオンボーディングフローの精査を進めておりますのでご案内できるまで今一度お待ちいただければと思います、、、。 さて、個人としては久々にnoteを書くのですが、僕が最近考えていることについて話していこうと思います。徒然なるままに書いていくので結構脱線します。すいません。 はじめに僕がサービ

          僕がCTOとして、クリエイターエコノミー以後のBtoCマーケティングについて考えていること

          再現性をもって事業創造する

          何冊も本を読んで、すごく運要素が強いと思っていたスタートアップを率いて勝ちに至る方法が自分の中で体系化され、迷いが晴れたので、まだ何も成功していない今のタイミングで、忘れないように書き残しておくことにしました。有料にしたのはシンプルに恥ずかしいからです。

          有料
          100

          再現性をもって事業創造する

          CHILLNNの今週のアップデート

          こんにちは!CTOの永田です。 CHILLNNの今週のアップデートをお伝えします! 全ての予約に共通の質問が設定できるようになりました。全ての予約に追加できる質問機能を追加しました! 今までプランでしか質問は追加できなかったのですが、ホテルポリシーで全ての予約に共通の質問が追加できるようになりました! 質問は全て必須か必須ではないかを選ぶことができ、 - フリーテキスト - セレクトボックス(複数選択) - ラジオボタン(単数回答) の三種類から選ぶことができます。 お

          CHILLNNの今週のアップデート

          今週のCHILLNNアップデート

          こんにちは!CHILLNN CTOの永田です。 CHILLNNの今週の改善に関して報告します! 1. メールがカスタマイズできるようになりました。いままで定型文でしか入っていなかったゲスト様向けのメールに施設様からのメッセージが入れられるようになりました。 ホテルポリシーからデフォルトの文言と、 各プランでプランごとに個別の文言が指定できます。 ゲスト様に送られるメールでは、 以下のように定型文の下にメッセージが入る形で送られます。 (実際には「予約成立時」の部分に施設

          今週のCHILLNNアップデート

          又は、課題が一生解決しなければコミュニケーションが最小限になるという話

          こんにちは、CHILLNN CTOの永田です。 CTOといいつつ、全然システムのことではないですが、サービスのグロースに関して勉強したことをまとめてみます。 終わらないって素敵今週は、思えば、デザイン、インフラ構成等いろいろ考えていたんですが、最も大きな収穫としては、グロース の方針に関してある程度形になったことです。(とはいえまだこれに関してはあまり社内で話せていないので個人の見解になりますが。) 自分はこれまで他人のサービスは何度も作ってきたのですが、自分のサービスを

          又は、課題が一生解決しなければコミュニケーションが最小限になるという話

          7月に向けてUI/UX改善をしています。

          CHILLNNをリリースしてから、2ヶ月ほど経ったわけですが、現行版のシステムはもともとのリリース予定を前倒して、スピード重視でコロナ特化機能をメインにリリースしたので、主にゲストサイドに関しましてUXに関しての課題を含んでおりました。 諸々のUX上の課題は、事前にある程度想定されており、得られたユーザーデータはその予想を裏付けるような形になっておりまして、導入を決めていただいた300以上の施設様、ご利用いただいたゲストの皆様、使いづらい部分のある中、サービスに共感いただき、

          7月に向けてUI/UX改善をしています。

          ソフトウェアエンジニアの基礎レベルと実務レベルのギャップについて

          「いいね」ってめんどくさいよねという話又は、本や、Webサービスで学んだ後、サービスを作るにあたって、独学プログラマーは何をすればいいのかという話です。 Twitterをどう作るか?Webアプリケーションを学習し始めると、RDBMSを用いたDB設計に関して学ぶことになるかと思います。RDBMSの設計には「正規化」、という非常にわかりやすく学問的に体系化された手法があり、それに従うと比較的容易にDBを設計できるようになります。 多くのエンジニアインターンでは、課題としてよく

          ソフトウェアエンジニアの基礎レベルと実務レベルのギャップについて

          CHILLNNのビジョンを実現するためのアーキテクチャに関して

          株式会社CHILLNNのCTOをしています。永田と申します。 一昨日サービスのリリースを出した時に少し触れたシステム設計に関して、備忘録がてら少し書いておきます。 一応下にリリースのリンクを貼っておきます。 簡潔にまとめると、今回のシステム設計に求められるのは、流動的な販売チャネルを自由に増やしていくことができる、可用性の高いアーキテクチャでした。 自分は、大学在学中の前職時、受託開発の現場で高速にたくさんのアプリケーションのプロトタイピングを行っていました。(常に2〜

          CHILLNNのビジョンを実現するためのアーキテクチャに関して

          CHILLNN改善日記 vol.1

          どうも、初回はCTOの永田がお送りします。 さてCHILLNNですが、「未来に泊まれる宿泊券」を、本日リリースしました。 そもそも、宿泊の前売りサービスは、このご時世でもなければワークしないと思っていたので、マジで1週間前まで一切想定もしていませんでした。 さて、この1週間で作った機能は、 ・予約プラットフォームCHILLNN に必須の決済まわりの機能 ・「未来に泊まれる宿泊券」 なのですが、工数の比率は6:1くらいで前者が大変だったので、 ぶっちゃけ前売りの機能にかけら

          CHILLNN改善日記 vol.1