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フレイル注意! 自覚なしは、さらに危険! 隙間時間を活用しましょう!

職場でタイムカードを押すために、勤務時間の終了を待っている70歳くらいの女性がいました。「あと5分もあるわ~」「あと3分」「やっと1分」時計とにらめっこされているので、「その1分でスクワットでもしてみたら、いかがですか?」と、私が言うと「そんな邪魔くさいこと、するわけないやん!」とぶっきらぼうに言われました。

私は良かれと思って言っただけです。「どうせ、あと5年ほどしたら、理学療法士さんからスクワットしましょうね、と言われるんですよ」と言ったら「なんで?」と返答されました。

どうやら自覚がないようです。


その人の歩き方は、すでに老人の歩き方になっていて、真っ直ぐ歩くことができていません。それを面と向かって言ったことはないけど、年齢の割に年老いた歩き方で、歩幅は狭いし、歩くのも遅いんです。どうやらその自覚がないみたいです。

一日でも若いうちから運動習慣を作っておかないと、どんどん筋肉は衰えていきます。いまスクワットを邪魔くさがっていたら、先で困るのは本人です。その自覚、というか、知識と認識がどうやらなさそうです。

デイサービス付属の終末期病院で働いているのだから、毎日ヨボヨボの高齢者ばかり見ています。「あんなふうになりたくない」という気持ちが生まれても不思議ではありません。少なくとも私はそう思って働いています。目の前にとても良い教材があるのですから、教訓として受け取っても良いはずです。

良かれと思って助言すると、逆切れされることがある。


「腰の歪みとか気になりますか?」と尋ねてみると「え?私が?別に?」という返答です。かなり左右に揺れていて、骨盤の傾斜が私は気になっていましたので尋ねてみました。しかし自覚はないようです。

こんな時、私は困るんです。私の整体に来られた人になら、正直に言います。しかし、そうではない場所で出会う人には、こちらからとやかく言うのは失礼かと考えてしまいます。ですので「気にならないのなら良いです」とだけ答えておきました。

卓球の試合会場で出会う人も同じです。教えてあげたくなるのをグッとコラえて我慢しています。と言いますのも、良かれと思って言ってあげたことがあるんですけど、逆ギレされました。それ以来、見極めが難しいので、言わないことにしています。

老いを認めたくない気持ちがある


自分の体のことは自分が一番良く分かっているとよく言いますが、本当にそうでしょうか? 認めたくない気持ちからそう言うのではないかと私は思います。

60歳を過ぎると、誰でも筋肉はそれなりに衰えてきているはずなので、まずは受け入れることです。その上で、どうするか?が大事です。

何もしない人も多いですが、多少、老化に抗うことが必要ではないかと私は考えます。そのひとつがスクワットです。ストレッチも良いし、ヨガも良いでしょう。何ができるかは人それぞれです。今日できることをやるだけで、若さは少しでも保てることと思います。

筋トレやストレッチは、ちょっとした隙間時間に、あるいは、何かをしながら、ちょっとずつすれば、ちゃんと習慣化しますよ。


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