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水を飲まないことは、犯罪に染まるのと同じ

「出かける時には、水を持って出ますか?」と言ったら、「はい」と言って、カバンの中からボトルを出して見せられました。

「え?それだけ?」
「はい、あんまり飲むとトイレに行きたくなるから、これくらいでいいんです」
「ちっちゃ! そのボトルって、200mlくらいでしょ?」
「これだけあれば一日持ちますから」

こう言われるのは、80過ぎの女性です。この方に限らず、多くの高齢者が「水はちょっとあればいい」と言われます。その理由は「トイレに行きたくなるから」です。その次に多いのが「喉が渇かないから」「別に飲みたくならないから」です。

この話は、真夏の8月25日の話です。テレビを付ければ「熱中症対策に水分補給しましょう」と毎日言っている時期です。


体の中の水を循環させましょう!


私はトイレに行くことは、体の中の水分を循環して、悪いものを体から出していると解釈しています。実際のところ、尿は老廃物です。上から綺麗な水を入れて、下から汚れた水を出す。そんな解釈です。だからトイレに行くことを苦に思ったことはありません。

睡眠中に起きていくのは多少邪魔くさいと感じることもありますけど、戻ったら何事もなかったかのようにすぐ眠れるので、私は気にしていません。しかし一度起きると眠れないと言われる高齢者がとても多いので、それでは確かに困りますよね。


飲む人と飲まない人の差


私は卓球をする時、たくさん持って行きます。「何本持って来てるの?」と驚かれることがとても多いです。夏でしたら、500mlのペットボトルを6本持って行きますから、3Lです。朝9時から夕方5時くらいまでに飲み切ります。それだけ飲んでも、トイレは3回くらいですから、汗で出ていくわけでしょう。

ところが、高齢者の場合、私と同じ体育館にいて、同じ卓球をしているのに、500mlすら飲みきらない人もいます。尋ねると「別に欲しくないから」と言われます。

ある程度は個人差があると思いますが、それではあまりに少な過ぎます。


尿は老廃物、出した方が良い


年が行くと、喉の乾きに鈍感になるから熱中症になりやすくなると言われています。部屋に居ても喉が渇く前に水分補給しましょうと言われても、本人にその自覚がなければ、飲むことがありません。

体育館でも「もっと飲んだ方がいいですよ」と言ってあげても、右から左で流されます。私の体ではないので、それ以上追求しないことにしています。


水を飲まないことと、犯罪に染まるのは同じ


極論ですが私は「犯罪と似ている」といつも思っています。例えば、万引きです。一度万引きした時、見つからなかったから大丈夫だと錯覚します。最初は大丈夫かな?と、恐る恐るやっているものが、捕まらないから大丈夫なんだと、どんどん錯覚するそうです。だからまたやります。そうやっているうちに、万引きすることが普通になっていくそうです。それが日常となります。そのうち悪いことしている自覚すら無くなっていくみたいです。

水を飲んだ方が良いと言われているのは分かっていても、今日そんなに飲まなくても何ともなかったから、大丈夫だと錯覚している。飲まない日々が続いても大丈夫だから、飲まなくても大丈夫な日常となってる。

私は同じだと考えてしまいます。


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