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LGBT、性的指向、性自認、という言葉を最近よく聞きます。私に何か言うことはできませんが、今日はちょっとだけ書かせてください。

ryuchell(りゅーちぇる)さんが亡くなりました。ネットニュースによると、誹謗中傷を受けての自殺だそうです。

現代では「有名人にはプライベートがない」という程度では済まず、プライベートに土足で踏み込む輩がたくさん出現しています。

ここ数年の間にも、タレントさんの自死がたくさん発生していますが、一般人が仕向けた誹謗中傷によって精神的に追い込んでいることが事実として取り上げられています。なぜこんな世の中になってしまったんでしょうか?


LGBTQ+の理解を深める必要がある


ryuchellさんは、男性のような女性のような、自分でも性別に苦しむ人生だったようです。これは、昔からよくある「女装癖」とはまったく違うんです。私たち一人一人が、LGBTQ+の理解を深める必要があると思います。

有名になると虚像が独り歩きし、自分というものが分からなくなります。そしてようやく自分らしく生きていく決心ができた矢先だったのに、それを一般人が誹謗中傷で邪魔するなんて間違っています。どうして応援してあげることができなかったのでしょうか?

LGBTQ+の「Q+」の存在を知っていますか?

LGBTに対する認知が浸透してきたことを踏まえ、今年4月に発表した調査では、「LGBTQ+調査」と名称を改め、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)だけでなく、多様なセクシュアリティー(Q+)の内訳についても詳細な分析を行いました。

なお、(Q)は、クエスチョニング(Questioning)のことで、自身の性自認や性的指向が定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティーを指します。(+)は、他にもさまざまなセクシュアリティーがあることを表しています。

電通報より

LGBTQ+問題は、人類が経験したことのない大きな問題に来ていると思います。世界中で議論され、日本でもいまだに結論の出ない案件がいくつもあります。一人の人間の個性として認めるために、法律はとても大きな壁となっています。


LGBTQ+の人が、なぜこんなに増えたのでしょうか?


本当にLGBTが増えているとしたら、どんな要因が考えられるでしょうか?

①社会の理解が進むにつれて、アンケートで自らがセクシュアルマイノリティに該当すると回答しやすくなってきた

②自己受容ができ、自らのセクシュアリティを肯定できるようになっている人が増えている

③自らのセクシュアリティに大きな違和感を持っていなかった人や思春期など自らのアイデンティティを模索する時期にLGBTという言葉や概念を知るに従い、自らをセクシュアルマイノリティと自認する人が増えている

このような要因があげられます。前述のZ世代などでLGBTの割合が増えている理由としては③が一番、影響しているかもしれません。

LGBTダイバーシティを考える

この調査結果では、私はちょっと納得できないです。なんだか流行り物のようなイメージでとらえられています。確かのこのような一面もあるでしょう。しかし、生まれながらにして性に疑問を抱く人は、少なくともこれらの中には含まれていません。

ryuchellさんもまたその一人です。体は男だから、男として生きていこうと頑張ったんです。結婚して子供ができたけど、やっぱり自分の心と違うと気付いたんです。そして離婚して、男や女という性を超えて、自分らしく生きていこうとしていただけなのに、それを一般人がとやかく言う資格なんてないはずです。妻のpecoさんが言うならともかく、他人の家庭問題です。


LGBTQ+は、これからまだまだ増えていく


日本人口におけるLGBTの割合は、「1.6%から8.9%」(100人に1人から13人に1人)といわれています。

また、欧米圏では「4%から7%」という結果も出ています。

JobRainbow編集部

すでにこんなに多くの人が現れているということは、「男性 or 女性」という問いができなくなっているということです。これは「趣味」という域ではなく、「病気」でもなく、もしかしたら「人類の進化」によるものかもしれないと、私は思います。

LGBTQ+は、性的少数者と言われますが、少数ではなくなる時代がすぐそこに来ている気がします。少数でも放っておいてよい問題でもありません。法律がどうとか関係なく、私たち一人一人がもっと理解し合える社会にしていかなければならないと思います。

ryuchellさんのご冥福をお祈りします。


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