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真似したとて。

三連休、いかがお過ごしでしたかー?

私は最初2日がかなり充実してたので今日は何もしない日を発動しました。

最近、Netflixで「ビリオンズ」という海外ドラマを観ているので、今日もそれを観たりだらだらと。

このドラマ、以前からとっても面白くて好きで、シーズン4が配信されたので観ていたのですが、何が好きって、スリリングなストーリーはもちろんのこと、勉強になるんです。

ざっくりいうと、ヘッジファンドで法律スレスレのところでボロ儲けしているボビーという男と、それを捕まえようとする連邦検事・チャックとの心理戦を描いたお話。アメリカのドラマです。

日常的な検事の仕事ぶりだったり、ボビーが経営するヘッジファンドの会社での仕事の様子がたっぷり描かれるのですが、それが面白くて。

検事の仕事の様子をみていると、日本の官僚主義的な香りとやっぱり似ていて、強烈な縦社会や出世競争がとても窮屈だったり。

ボビーの経営する会社では、精神科医の女性(ウェンディ)が常駐で会社にいるんです。経営者であるボビーもそうだし、トレーダーである社員たちも、何か仕事でストレスを感じたり人間関係で悩みを抱えたら、すぐにウェンディの部屋に行ってセッション(カウンセリング)を受けていたり。日本だったら、医務室に行くだけで「どうしたの?」っていちいち言われちゃいますよね。。そもそも精神科医常駐していないし。

みな、「要求すること」に対して抵抗がないからなのか、報酬・昇進の話や仕事に対する見返りの話を堂々と上司にしていたり。その代わり馬車馬のように働くし、上司に対する忠誠心もわかりやすく表明する。

検事であるチャックの妻はウェンディなのですが、両方とも働いているので、家にベビーシッターがいるのは当たり前。食事も、日本の一般家庭に比べれば、ホントーに大したものを作っていない。でも、夜遅くにワインを飲みながら夫婦で相談事や会話をしている姿はよく見る。しかも表面的なことではなく、とても心理的に深い話をする。

もちろんドラマだから全部が全部リアルとは思わないけれど、それだとしてもその考え方や働き方には、興味がわく。

私は休職前海外関係の仕事をしていたことがあって、その時はよく、海外の働き方を目の当たりにしていたので、「いいなぁ」とか「こういうところを真似すればいいのに」と漠然と思うことがあった。

けれど、昨日少し書いたけれど「働くこと」について興味をもって考え出したいま思うことは、海外を「真似をする」ことであったり、「良い取り組みを共有すること」だけで変化するような簡単なものではないだろうな、ということ。

商品やサービスそのものだったら真似できるところはあるのかもしれない。でも、働き方とか生き方って、歴史的な背景や価値観に大きく影響を受けるものな気がする。そう思ってからは、「あー、北欧の人は4時に帰れていいなー」とか安易に思えなくなった。日本は日本なりの、変化の仕方があるはず。真似するんじゃなくて別の方法で、付け焼き刃ではない変化を達成できるような気がする。難しいとは思うけど。

そんなことを思いながら、とても気軽に他国の文化(そのままではないけれど、それに近いもの)にリーチできることは幅広い知見を得ることにつながるなーとありがたく思ったのでした。真似せずとも、学べるところはたくさんある気がするので。

まぁそんな真面目なこと考えなくても(笑)とっても面白いのでオススメです〜!

Sae

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