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常に「挑戦」「開拓」「人的ネットワーク」を念頭に、日々過ごす。授業研究、学級学年経営研…

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常に「挑戦」「開拓」「人的ネットワーク」を念頭に、日々過ごす。授業研究、学級学年経営研究は三十数年間の足跡。4月から新たに、不登校支援ICT担当として「オンライン学習支援校プロジェクトチーム」の一員に。不登校児童やメンバーとの関わりで日々新たな発見。

最近の記事

新しいオンライン時間割

9時30分スタート。15時が終了。途中、昼食休憩ありです。具体的には、図のとおり。〇〇タイムという呼び方で統一しています。それぞれについては、市のホームページ上の動画で紹介しています。また、本年度は、Tが一人増え(あと2名手伝いあり)、スタジオも増設と言うことで、時間割が変わりました。昨年度は各学年、週1回の体験型でしたが、今回は毎日児童は参加し、様々なタイムプログラムを受ける事が可能です。 ただし人数は常駐の学習支援担当者の数が3人しかいないので(後2人が交代できてくれて

    • オンライン体験学習の卒業式

      【オンライン学習支援校プロジェクト50】 令和3年度末3月18日、オンライン体験学習の卒業式を行いました。半年間のオンライン学習最後の日の最後の学習(じゅぎょう)が終わった後に、修了式と合わせて15分ほど時間をとってオンライン上で行いました。登録者の2割程度の参加でした。それでも心に残る場となりました。 もともとは卒業式や修了式という儀式をする予定はありませんでした。オンラインスクールではそもそも学校行事などありません。学習も個人のペースで進め、参加も自分の選択で自由にやっ

      • チャレンジのすべてが未来の幸せへの源

        【フレンドリーオンライン2 】 フレンドリーオンラインでは、最初は低中高に分けて、それぞれに担任を2人ずつ担当して(担当者が6人いるなら)という構想を持っていましたが、状況から変えざるを得なくなりました。しかし、どういう体制がいいかずっと考えているうち、これまでの子どもたちの参加状況や学力の実態・関心度、そして学校に行きづらくなったことなども考えているうち、そもそも担任制度にする必要はない、と気付きました。 全学年全員が1クラス制度、学年ごとの学びの場は設定し選べる、担当者

        • フレンドリーオンライン本格始動

          【フレンドリーオンライン1 】 昨年度1年間は試行の年でした。本年度は本格始動です。「フレンドリーオンライン小学校」と名称も決まりました。参加児童22名。参加児童は、昨年度体験学習を申し込んだ人の中から、今年も継続して申し込んだ人たちが正式メンバー。皆経験者です。 さあ、2022年度(令和4年度)、フレンドリーオンライン初日。朝のスタートタイムから半分以上の子どもたちが参加しました。学校に登校するのが難しい子どもたちが、初日の朝からこんなに集まってきたことに嬉しく思いました

        新しいオンライン時間割

          一斉授業に対する自分の問い

          【オンライン学習支援校プロジェクト49】オンライン体験学習の中で、いわゆる国語・算数の授業のような時間を設置しています。約25分間で一つの学習を取り上げ、前半解説、後半問題を解くといった授業。教室で言えばまさに一斉授業です。1日に2コマあります。私は3月は、5.6年の算数を担当しています。 昨日は6年生のまとめ(復習)でした。しかしここに来る子供たちは、十分な学習ができていな子どもが多いので、ある程度焦点化します。今回は「変化と関係〜ともなって変わる量〜」から「比例と反比例

          一斉授業に対する自分の問い

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          西Tのどっちクイズ(オープニング)

          どっちクイズのオープニングムービーです。これを流した後、問題を出します。

          西Tのどっちクイズ(オープニング)

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          西Tの「どっち?」クイズ

          【オンライン学習支援校プロジェクト48】 スタートタイムでは、毎朝ちょっとしたお楽しみタイムを取り入れています。11月ごろ発案したコーナーは「どっちクイズ」。ん?どっちだっけ?と思わず迷うような問題を出して、答えてもらいます。2社択一のクイズ形式なので、知らなくても正解確率は50%。みんな楽しんでいます。ネタが切れないよう、月に2〜3回やってます。 最初に出したのは、良くある信号機のライト並び問題。 第1問 信号機どっち? 第2問 歩行者信号機どっち? 大人でも意外と間違う

          西Tの「どっち?」クイズ

          紹介カードを個人で作成

          【オンライン学習支援校プロジェクト47】 熊本紹介カード作成の2時間目。自分で選んだものについて写真(イラストでも可)を選ぶようお願いしました。なるべく自分が写したものが良い、そうでなければ公式のホームページ(県や市、観光課など)が良いこと、またインターネットから引用したならどこのホームページかただし書きを付けることなどは話しました。全員ができなくてもかなり意識してやっていたことはわかりました。中には「父のInstagramから」と写真に注釈を付けたものあり、驚いたとともに、

          紹介カードを個人で作成

          いつもちょっとトラブルのICT?

          【オンライン学習支援校プロジェクト46】 いつものようにZoomをスタート。ギリギリだったからか、子どもたちも待合室で多く待機。 「じゃあみんなを入れますよ」 と共同ホストの相棒が言い、許可をして子どもたちが次々入室します。そんな中、私は異常にすぐ気付きました。カメラからの自分たちの映像が映りません。 「ん?ATEMは繋がってるよね?」 確かに接続は大丈夫です。原因はわからないが、何か不具合が起きて映らないらしいのです。いくつかコードを抜き差しするのですが元に戻りません。

          いつもちょっとトラブルのICT?

          「熊本しょうかいカード」課題設定と見通し

          【オンライン学習支援校プロジェクト45】 ミッションタイムとして、自分たちの地域(武将隊風に言えば肥後国を)のことを遠方の地域(安芸の国)の友人たち(厳密に言えばこれから友人になる間柄)に伝える学習です。さて、オンライン学習体験の子どもたちに、どうやってそれなりの主体的学習としていくか、考えました。 まずは、オンライン修学旅行(わくわく学習)で訪れた場所、あるいはZoom上でこちらにやってきた相手のことを知ることからです。オンライン修学旅行参加者は「ひろ」と「くま」という県

          「熊本しょうかいカード」課題設定と見通し

          熊本にもある海の中の鳥居(永尾剱神社)

          【オンライン学習支援校プロジェクト44】 朝のスタートタイムでは、「今日は何の日」の話題の時間と「西天タイム」というお楽しみの時間があります。どちらも時折クイズなどを交えて、子ども参加型の時間としています。今週は広島との交流にちなみ、「広島と熊本どっちクイズ」をしました。全部で3問。写真を出しながら熊本はどっち?広島はどっち?などと聞くわけです。 1問目「城」2問目「おこみ焼き」の両県の特徴的な写真を出して比べ、答えてもらいました。そして3問目で出したのが「海中に立つ鳥居

          熊本にもある海の中の鳥居(永尾剱神社)

          リアル課題で相手意識を持たせた学習へ

          【オンライン学習支援校プロジェクト43】 「オンライン修学旅行で交流する広島の人に熊本のことを紹介しよう」 それをテーマに、個人で「自分で紹介するものを選んで熊本紹介カードを作る」という課題を持たせました。これまでの自分の経験では(過去の小学校では)、じゃあどうやって紹介する?何を紹介する?から課題作りへと綿密に計画して進めましたが、ここではそれは通用しません。不登校支援オンライン教室でもできる総合的な学習の時間の学びとしてどうするか、考えてみました。 この学習でねらいとす

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          オンライン修学旅行〜熊本編

          【オンライン学習支援校プロジェクト42】 さあ、今回のオンライン修学旅行は受け入れる側、つまり案内人です。広島からオンライン上でやってくる子どもたちに熊本旅行を楽しんでもらうのです。場所は熊本城。時間は1時間。スタッフチームのアイデアをもとに、私たちリポートティーチャーズ(以下RT)は伝えます。 気温の低い2月16日(水)朝に、私たちRTSは二の丸公園に集合しました。そこでカメラ担当のS氏/Y氏のカメラクルー(以下C C)と合流し、スタジオともつないで、打ち合わせをしました

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          ミッションで選ぶプレイリスト フォト

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          ミッションタイムでNHK for Schoolの活用

          【オンライン学習支援校プロジェクト41】 このオンライン学習が始まった頃、何を目標にするかちょっとした議論をしました。学力保障なのか、関わり合う力の育成なのか、単にここに参加することをよしとするのか。すべては難しいな、と言いつつ、後者から優先的に1、2の順だろうなとまとまりました。もちろん、それなりの学力を定着させることも抜きにはできません。でもそれは、基礎・基本のできる範囲でというところに落ち着きました。 それでも私の中には、プログラムを考えるとき、創造力や課題追究力の育

          ミッションタイムでNHK for Schoolの活用

          オンライン学習の中でのリアルな授業

          【オンライン学習支援校プロジェクト40】 不登校の子どもたちのオンライン学習というと、多くの人が、学習アプリを使って自分で好きな時間に自分で学ぶという姿を想像するようです。確かに自分でネット上から学ぶものを見つけてやっている子もいるでしょう。そこにいる指導者(支援者)は、家庭教師のように時々個別に学習を教えるスタイルもあります。そのような場や教材を準備、提供し、使い方の不明な点に相談に乗ったり、内容について困り感を訴えてきた時にヒントとなる教材の場所を伝えたりすることもあると

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