見出し画像

ひねくれ女の成長記(道半ば)| お題参加

noteのお題に参加してみます。

#私は私のここがすき

・ ・ ・

「自分の頭で考えるのが得意」かはさておき、「自分の頭で考える」ことができます。

わたし、学生の頃、ひねくれてたんです(笑)
厨二病なのか家庭不和によるものなのかわかりませんが、「周りは信用できない!なにごとも自分でなんとかして生きていかないといけない!」とイキってた時期が、かなり長いことありました。

いろんなひとに出会っていろんな経験をして、今は人に頼ったり甘えたりすることも覚え、肩肘張らずに生きているんですけどね。

昔はバリアがすごかった!誰からも攻撃されていないのに、勝手に世界を敵対視してたかのよう。
だから、なにかあったときは必然的に、自分の頭で考えざるを得ないんです。だって他人は信用できないから。自分で答えを出さなきゃいけない。そしてそれが一番いいんだ。正しいんだ。

そう思っていました。

・ ・ ・

「もっといろんなひとに会ったほうがいいよ」
わたしが大学生の頃、夫(※)に言われたセリフです。

※大学生の頃に出会った年上男性と数年後に再会して結婚したので、当時は夫ではない(この注釈いるのか?w)

当時は「そんな必要ないし」と少しムッとしたのですが、今思うと彼の言うことは正しかった。

幸か不幸か、周りを信用できないという負の理由から、自分の頭で考える習慣や考える力はそれなりに身についたと思います。しかし、何事もゼロから100まで自分ひとりで考えていたので、あくまでも自分の知ってる範囲でしか物事を考えられないんですね。若いうちからこれだと、機会損失です。自分の頭だけで生きているので価値観の柔軟性も弱くなる。「これもあるし、あれもあるよね」という考え方よりは、「こうすべき」の偏屈人間になってしまう。

読書やネットでも補えるものはあるけれど、対話のラリーによって生まれるものもあるので、ひとの話を聞いたり相談をしたりするのは大事なのだなと、いつの頃だかに気づきました。というか、社会生活の中で半強制的にひとと関わる中で、少しずつ気づかせてもらったのだと思います。流れるように生きてゆくうちに少しずつ、自分というものがほぐされていった気がします。

・ ・ ・

どこかで聞いた言葉があります。
ひとは生まれてからいろいろな鎧をかぶって自分を作り上げ、今度はひとつひとつ剥がしながら死に向かう、と。

わたしはひねくれていたおかげ(?)で、自分の頭で考えることを習得しました。ただそれは、考えると言っても小さな世界の中で導き出した答えに過ぎず、インプット・アウトプット両方の質に劣る。

ひとと関わるなかで、自分の頭「だけ」で考えることから脱し、ひねくれの鎧を剥がすことができました。そして、広い世界にアクセスして、その上で導き出した答えは、より良い意味で、自分の頭で考えることができていると言えるのではないでしょうか。

以上、「ひねくれ女の成長記(道半ば)」でした。

数年後の私が、この記事を「うふふ」とほほえみながら(後輩を見て昔の自分を思い出しているときのような目で)読んでいることを願います。



最後までご覧いただきありがとうございます。

お問い合わせはこちら

お仕事のご相談だけでなく、記事のご感想などもとってもうれしいです☺


SNS


この記事が参加している募集

私は私のここがすき

ご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、書籍の購入など次回以降の記事作成に活きるようなものに使わせていただきます!