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谷中ぐらし

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記事一覧

愛する人に金をくれと言われたら

愛する人に金をくれと言われたら

昨日は、友人が近所まで来ていて連絡をくれたので、
日暮里の羽二重屋でお茶など。
話をしているうちに、彼女が以前付き合っていた人の話になった。
彼は、いわゆるサイコパス? ナルシスト?
彼女はかなりつらい思いをして、そいつと別れた。

別れた前後、まわりから、あなたはつくしすぎるから
こういうことになる、とずいぶん言われたと友人は言う。
愛しすぎるから、つくしすぎるから、信用しすぎるから
ダメなのだ

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家族みんなで墓参り

家族みんなで墓参り

「義兄の初めてのお彼岸だからお墓参りに行かなくちゃ」
とキョーコさんからのメッセンジャー。
それを読んで、そうか、お彼岸って
お墓参りに行くもんなんだ、と気づいた。
何年日本人やってんだよ、って言われそうだけれど、
行ったことがないのだ、お墓参り。
といっても、気づいた時はすでに遅く、連休は予定が満載。

お墓の周り掃除して、お花だけでもいけてこようと
朝早めに家を出て、霊園へ。
車がないととても

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谷中の不思議なもの2

谷中の不思議なもの2

前に書いた谷中の不思議なものの続きです。

散歩の際に出会った不思議なものの写真を集めています。
谷中というのか上野というのか、この界隈は朝早くからみなさんアクティブです。特に上野公園は、7時前に行くとほんとにビックリするような光景が。

これは不忍池の脇にある野外コンサートホールに寝っ転がる大量の男性達。
特に談笑しているとか、一緒に何をしているとかいうわけでもなく。
いや、出くわした時にはビッ

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キッチンの床下収納

キッチンの床下収納

先日の旧安田邸の写真を実家で母に見せたら、
極めて見慣れた台所だったらようで、
昔の典型的なお台所ね、という反応でした。
そうだ。母の実家は材木屋で、職人さんもいたらしいから、
結構大所帯。安田邸ほど立派じゃないにしろ、
それなりの規模があったんだろうな、台所。

水回りが真ん中にあるのは便利ね、という私にも比較的無反応。
水回りが真ん中の家は昔もあったのかもしれないと、
母の反応を見ながらチラリ

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これぞ、理想のキッチン?

これぞ、理想のキッチン?

年に一度の防空壕公開日だったので、旧安田楠雄邸庭園へ。
団子坂から奥に入った須藤公園の急な坂を登り切った先に旧安田楠雄邸庭園があります。
須藤公園を上がると、突然、景色が変わっていきます。
それまでに、ごちゃごちゃした下町の長屋が姿を消し、大邸宅がずらり。
昔、銀行の頭取の家が軒を並べ、銀行通りなどと呼ばれていたとのこと。

その一角にある旧安田楠雄邸庭園。
大正時代に建設したのは、豊島園を作った

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ミニ冷蔵庫を処分する

ミニ冷蔵庫を処分する

冷凍庫があるから、なんとかなるだろうという甘い目算で買った小型冷蔵庫。大昔の冷蔵庫と同じ作りで、冷凍庫と冷蔵庫が別れていません。
冷蔵庫の中に、氷作る場所がある、というタイプ。
実は、これも、冷凍庫同様霜取りが必要。いや、結構な霜がつくのです。
そして、一番上にあるこの氷を作る場所の温度調節が難しく、霜がガッツリつくような冷え冷え状態だと、その下の段においたものは、もれなくパーシャル状態になります

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長老の知恵 ゴキには熱湯

長老の知恵 ゴキには熱湯

昨年の4月くらいからかれこれ1年以上、週3回朝会をやっています。
日本にいる高齢の英語を話す外国の方々で、
お一人暮らしの方が主なメンバーです。
コロナで外に出にくいと、そうでなくても孤立しがちな方々。
朝、zoomあけるから、とりあえずおはようだけ言いに来てね。
というのが会の当初の趣旨だったのですが、
まぁ、昔話や四方山話に1時間くらい花を咲かせて散会という
ささやかだけれど和やかな会が続いて

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藝大DOOR ドキュメンタリー制作   課題映画:幕末太陽傳

1957年に封切られた白黒映画。東海道の最初の宿場町品川宿(吉原と対をなす遊郭だったそうで、戦後も57年までは赤線地帯があったという)の女郎置屋の物語。

なんといっても、俳優陣が豪華で、ビックリしてしまう。
主人公はフランキー堺
石原裕次郎、小林旭、岡田眞澄など、当時のイケメン若手
左幸子と南田洋子が女郎のツートップ
小沢昭一、山岡久乃、金子信夫
そして、何より驚いたのが、菅井きん
左幸子より4

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藝大DOOR ドキュメンタリー制作   課題映画: 道

藝大DOOR ドキュメンタリー制作   課題映画: 道

DOORの選択授業でとったドキュメンタリー制作。先生の、映像制作に教科書はない、とにかくいい映画を見ましょうというお考えのもと、毎回課題映画が出される。せっかく、いろいろな映画を見るよい機会なので、記録的に見た映画と感想など。

第一回の課題映画はフェデリコ・フェリー二のデビュー作と言われる「道」
1954年の作品。ちなみに、1956年に日本では経済白書が「もはや戦後ではない」と経済の急拡大を宣言

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鳥獣戯画展:これが谷中暮らしの醍醐味

鳥獣戯画展:これが谷中暮らしの醍醐味

たまには谷中暮らしを自慢しちゃいます。
私が住んでいるのは、谷中の端っこで、
上野公園(これ町名)、上野桜木に近いあたりなんですが、
ここから芸大は徒歩5分。トーハクも、8分くらいです。
6月1日。なんとなく、5月の緊急事態宣言がゆるみ始めたあたりで、
アメ横では「当店で酒が飲めます!」というポスターが増え、
昼飲みしている人達がたくさん出てきました。
ということは、そろそろ博物館も戻るわね、

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藝大DOOR ドキュメンタリー制作   課題映画: 友だちのうちはどこ?

藝大DOOR ドキュメンタリー制作   課題映画: 友だちのうちはどこ?

DOORの選択授業でとったドキュメンタリー制作。
カメラのポジショニング、動かし方、それぞれの呼び方などといったところから始まって、ドキュメンタリー作成の基本技術を勉強中。
先生曰く、映像制作に教科書はない。映画をたくさん見ることが勉強。

で、毎週、課題映画(図書ではなく)が一つ出る。2回目の今回は1987年のイラク映画「友達のうちはどこ?」
第6回 「東南アジア・インド・中近東映画」の解説は以

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藝大DOOR 薬物経験者の体験を聴く

藝大DOOR 薬物経験者の体験を聴く

藝大DOORで必修のダイバーシティー実践論。

当事者の声を聴くことを中心に組まれた講義。
今回は、Kさん。
Kさんは4つの側面からご自身をマイノリティーだ
と自己紹介して話を始めた。
同性愛者
HIV感染者
執行猶予つきの犯罪者
薬物中毒者

順をたどると
同性愛者であり、そのパートナーから薬物を勧められて、使用し始め、
中毒になり、逮捕された(結果、犯罪者というレッテルがつく)
という流れにな

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藝大DOOR  当事者の話を聞く

藝大DOOR 当事者の話を聞く

当初いろいろ授業選択や情報発信については??と思うことが多く、
友人達にブツブツとそう話しては、
「藝大、とんでもない奴を入れちゃったと思ってるよ」
と苦笑されていた藝大のDOORプロジェクト。
様々なマイノリティーの人達の話を聞く授業が始まった。

授業もすでに4回目が終わった。
ここ2回は、文字通りの当事者の方々の話だった。
これが、すごく面白い。
枠組みを作っている人の話も貴重だけれど、

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