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kokoron‥心音。詩。写真詩。

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誰に届くわけでもなく、誰に響くわけでもなく‥。それでも詠っていたい夜がある 月明かりの下‥ただとめどなく。
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2022年7月の記事一覧

【詩】月時雨‥Tsukisigure        

【詩】月時雨‥Tsukisigure        

 

*・☪:.。

                 *・☪:.。

あなたも知らない
わたしの涙

あなたに見せない
わたしの涙

月明かりだけが
知ってるの

人知れず流す
涙のその理由(わけ)も

誰にも言わない
誰にも見せない

夜の秘め事
月時雨‥。

お月様だけに
話せること

眠りにつくその前に

月明かりにそっと
打ち明ける

胸に秘めた心の音を
ひとり抱えるのは
つらいから‥

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《詩》Nostalgia‥ノスタルジー

《詩》Nostalgia‥ノスタルジー

探しても
探しても

見つからない

消えたくなるの
分かるから

探さない
探さない

あなたの面影を
気配を
その息遣いを

居るはずのない場所にさえ
期待して

もう逢えないのに

心の断片が
言葉の吐息が
どこかに落ちていないかと

思い合わせようとして‥。

あなたじゃないのに

痛いほど
気持ち分かるから

探さない
探さない

開いてしまった空白を

埋める術など
知らなくて

抱え

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《詩》Yumegokoti‥夢心地。‥。

《詩》Yumegokoti‥夢心地。‥。

誰もが
必ず
見つけれるわけではない

誰もが
必ず
出逢えるものでもない

ともすれば
見つからないまま

出逢えないままかも
しれない

そのくらい尊く
かけがえのないものに

出逢えたこと
見つけたこと

それだけで
望みの半分叶ったような

夢心地‥。

るん詩の世界 #7 Yumegokoti‥夢心地

 

長いようで短い
人生の中‥

やりたいこと、好きなことを
見つけれたこと

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《詩》いちにちひとつ‥。

《詩》いちにちひとつ‥。

いつからだろう

気づけばあなたの声を‥
言葉を‥待っている

どんな呟きだって
聞き逃したくないからと‥。

一日一通‥
交わす手紙の
やりとりのように

一日ひとつ‥
あなたのことを知っていく

時には
晴れた空の下

時には
眠る前のベッドの中で

また時には
雨音を聞きながら

何度も読み返し
その存在を胸の奥にぎゅっと
抱き締める

心地よく流れる
優しい時間を

なりより愛しく
大切に

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