あなたとの憩いに沿って歩いていきたい
幸せの隅に置いた思い出を持って
ヘッドライトに照らされながら
歩道をすすむ 私の背中
求めてきたのは
息づいた 現実の 笑い声
震えない たくましい 恋の色

ねぇ...

たったいちどのキスだけじゃ終われない
もっと私を求めてほしいけど
人気ない道でひとり エアポッツで曲を聴いて
あなたとのもう触れられない幸せを思うたび
あのキスだけじゃ終われない
あのキスだけじゃ終わりたくない
あなたはズルい人ね 私を置いていくもの...


躊躇した孤独な恋でもあった それでも
私なりに感じた愛もあったんだけど
マンハッタンの雑踏(おと)には勝てず
群衆(むれ)の中へと 飲み込まれては
なんにも見えない
結局は こうなった 有様で
健気じゃない 切実さ その心地

ねぇ...

たったいちどのキスだけじゃ終われない
愛で彷徨(さまよ)う私なんかいらない
馴染みのある空を見て 流れだす涙を抑え
現実の違和感になんとか耐えながら歩くも
あのキスだけじゃ終われない
あのキスだけじゃ終わりたくない
そう思わせる人ね あなたは次にすすんで...


昼の陽には勝てぬ 私は夜の女になる
大人しくなんてなれない
それでいい? それでいい?
贅沢の極みは あなたを求めること


でも、ねぇ...

たったいちどのキスだけじゃ終われない
なにも話さなくてもいてくれれば...
高架橋の下で今 エアポッツを落とし 探し
せっかく抑えてた涙は流れてしまい ぽつり
あのキスだけじゃ終われない
あのキスだけじゃ終わりたくない
私はセマい人ね 世界をひろく見えてない...

いまだ、あなたしか見えてない...

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