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自分と向き合うオトナ女子へ。おすすめ本02

カナダ・モントリオールに、やっと、春がきた!すっかり雪は路上からなくなり、緑の葉と小さな花が顔を覗かせている。この体感温度が10度をこえてくると、街の人たちはみんなニコニコし始める。今日も歩いていたら、すれ違っただけなのに、おじいさんにニコッと「いい天気だよねぇ」と、挨拶された。これがモントリオールの春の合図である。

長かった冬があけた!!!!

そんな春の陽気の中、真っ先にやりたいことといえば公園で読書。冬は基本的にマイナスなので、外で読書がとても困難である(手が凍るからねw)。本日、真っ先に向かった先は公園。なんて気持ちがいいのだろうか…。あちこちでカップルがイチャイチャしている。みているこっちまで、暑くなってきた。

完全には溶けてない(笑)

さて、本題。そんな春の訪れを楽しむ、イチャイチャカップルたちに合わせたわけじゃないけど、最近ハマってずっと読んでたのがこれ「人はなぜ恋に落ちるのか?」。なぜこれを読もうかと思ったかというと、私自身、最近、恋愛について少々頭を悩ませていたから。もう「辛い」とか「悩み」は無くなったのだけど、改めて、自分の恋愛について深く考えてみたくなった

その中で、自分の恋愛について振り返りつつ、そもそも「恋愛」ってなんだろう?と考えるようになった。なんであの人のことが好きなのか、あの感情は恋だったのか、なぜ人は浮気するんだろう、恋愛で得られる、心のつながりってなんだ…?そんなわけで、この疑問を解決するためのいい本を見つけちゃったわけである。

恋愛の本って色々あるけど、この本の著者はアメリカで最も有名とされている類学者「ヘレン・フィッシャー」。実際にアメリカ人や日本人などに恋愛についてのアンケートを実施し、その結果を元に脳科学的に恋愛を紐解いていく、という内容だ。

実際に読み進めてみたら、「え?wそんなことある…?ウケる」って、電車の中でクスッと笑ってしまったこともあったくらい、実にユニークで面白かった。特に私のお気に入りは、第2章にある「動物たちの恋愛」パート。

ゾウにも好みがある。

ぜひ読んで欲しいので、多くは語らないが、アフリカのメスゾウの話がすごかった。なんでもメスゾウは子供も身ごもると、妊娠や子育てにより約4年間は交尾をしなくなるらしい。なので、相手選びにはか〜なり慎重になる。気にいる相手もいれば、拒否する相手もいる。かなりのオスゾウがよってくるので、選び放題。オスゾウたちも一生懸命、それぞれが個性的な方法でアピールする。

それでもメスゾウは、人間と同じように好みがはっきりしていて、ちゃんと「恋」をしないと受け入れない、というところが興味深く、心にささった。動物も関係なく、恋をするのだ。

で、そんな動物の本能や恋についても学びつつ、他にも「なぜあの人を好きになるのか」ということを脳科学的に証明したり、「失恋とは何か」をデータを元にわかりやすい実例で教えてくれたりする。「女子力アップの方法」とかそうゆうのではなく、データと人類学に基づいて解説されているので妙な納得感がすごいあった(笑)。

ああ、あの時の私の行動は、本能だったんだ。間違ってなかった」と、何回も読みながら頷いていた。正直、脳科学の詳しい解説も出てくるので、難しすぎるところは飛ばしたりしたが、それでも読み終わった時には、何か自分の中での「自分の恋愛とは」が、少しわかった気がした。わかったというより、納得できた、という方が近いかもしれない。

私のように、恋愛についてもう少し深く考えてみたい、おもしろく恋愛を本能として理解したい、そんな人におすすめの一冊だ。

ちなみに他のおすすめ本記事も、暇がある時にぜひ。


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