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ダイエット論10:多少の脂肪があっても「太っているように見せない」事が重要

この記事は「ダイエットに対する考え方」を紹介しています。特にその中でも『多少の脂肪があっても「太っているように見せない」ようにするにはどうしたら良いか?』について解説しています。

尚、この記事は前回の『ダイエット論9:「ダイエットのループ」から抜け出すには?』の続きになっています。そちらも合わせてご覧下さい。


筋肉を鍛える事による「皮膚を押し上げる効果」

筋肉に大きなストレスを与えると、筋肉の細胞が肥大化します。それによって筋力が上がり、体を動かす時、今までよりも楽に動かせるようになります。

また筋肉を鍛えれば、基礎代謝が上がり、それを維持していけば、体を動かしていない時にも、効率良くエネルギーを消費できるようになります。

これによって、自然と脂肪も落ちていきます。そのペースは少しずつですが、その方が長期的に心身の健康も維持できます。

一方、筋肉を鍛える事によるメリットは、それだけではありません。特に筋肉を鍛える事による「視覚的な効果」は大きく、そうして筋肉を鍛えて大きくすると、「脂肪や皮膚を下から押し上げてくれる効果」が得られます。

それによって、特に皮膚に「ハリ」が生まれ、いわゆる「弛み」がなくなっていきます。

全身の脂肪の量を減らしたとしても、皮膚が弛んでいると、それだけで「太っているように見えて」しまいます。

しかしそうして筋肉を鍛えれば、多少の脂肪があっても、「太っているようには見せない」ようにする事ができます。また別の言い方をすれば、それは「脂肪を落とそうとして、無理に食事を減らす必要がない」という事でもあります。筋肉をつけましょう。


筋肉を鍛える事による「クビレの強調効果」

筋肉を鍛えて大きくすると、そのように筋肉によって脂肪が下から押し上げられます。

特にそれによって得られる効果が、「脂肪が多くある部位」と、「脂肪が少ない部位」との「差を大きくする効果」です。これによって各部位の間に「クビレ」ができるようになります。

また脂肪が少ない部位においては、「小さな筋肉しかない部位」と、「大きな筋肉がある部位」との「差」も大きくなり、その「クビレを更に強調」する事ができます。

つまり「多少の脂肪があっても、筋肉を鍛えればクビレはできる」という事です。

更に、そうして各部位に「差」ができると、体を横から見た時、前から見た時、あるいは後ろから見た時に、体の「骨格的な凹凸」がハッキリと出るようになります。つまりそれによって、いわゆる「グラマー体型」に見せる事もできます。

特に欧米人は、我々アジア人から見ると、皆がグラマーな体型に見えると思います。しかし実は欧米人は、アジア人よりも全体として脂肪の量が多いのです。にも関わらず、決して太っては見えませんよね。それは何故かというと、そのように「筋肉の量が多いから」なのです。

もちろん遺伝子的な骨格の差(骨盤の傾き、骨の大きさ、速筋線維の割合など)は当然あります。しかし筋肉を鍛えれば、対抗する事も十分可能なのです(「どの部位をどのように鍛えるか」という鍛え方は大きく関係する)。


体を動かす事による「浮腫の改善効果」

筋肉を動かす事で血流が促されると、水分代謝が整い、いわゆる「浮腫」も改善されます。

特に四肢に余分な水分が溜まる「浮腫」があると、あまり脂肪がなくても、皮膚が腫れぼったく見えてしまいます。それによって四肢が太く見えると、体のラインが崩れ、全体としても太って見えてしまいます。

しかし筋肉を鍛えるために体を動かし、浮腫が改善されれば、その「腫れぼったさ」がなくなります。これによって「四肢を細く見せる」事ができ、体のラインを安定化させる事ができます。

特にそうして四肢が細く見せ、また前述のように筋肉を鍛えれば、例えばファッションモデルのような、極端に低い体脂肪率を目指す必要がなくなります。つまりそれを目指し、食事の量を極端に減らす必要もなくなるのです。

これはすなわち「食事の量を無理に減らさなくても、目標の体型を目指す方法はある」という事なのです。

前回までの記事で何度も言っているように、脂肪を落とそうとして食事を制限すれば、一緒に筋肉が落ち、基礎代謝も大きく落ちてしまいます。基礎代謝が落ちた状態で食事を戻せば、当然リバウンドしてしまいます。

それを防ぐためには、やはり「基礎代謝と運動量に合ったエネルギーを摂取し、その上で筋トレをし、それをなるべく長く続けていく事」が重要です。


胸を維持しながらダイエットをする事は可能?

女性の場合、「胸は脂肪」です。

従来のダイエット法の場合、まず食事の量を減らそうします。それによった確かに一時的には体重及び脂肪は減ります。しかしそれによっては「全身の脂肪が落ちる」事になるので、一緒に胸の脂肪も落ちてしまいます。

しかし摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが整っていれば、筋トレをし、運動量が増えていても、脂肪は少しずつしか減らないので、胸をある程度維持していく事ができます。

また「胸にある筋肉(大胸筋)」を鍛えれば、胸にある脂肪を下から押しあげてくれます。そして胸は大きいほど重たいです。それを支えるのは実は「背中の筋肉」であり、背中にある僧帽筋や広背筋を鍛えれば「胸を張る」事ができます。

これによっても姿勢・スタイルが良くなり、「グラマー体型」になるためにはこれも重要です。その意味でも、ダイエットは長期的に考えましょう。



以上になります。お役に立てれば幸いです。よろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします。尚、次回からは「実際に何をどのぐらい食べれば良いのか?」について解説していきます。

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