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きょうだいコンプレックス

愛着障害などたくさんの本を書かれていらっしゃる

精神科医 岡田尊司先生著
「きょうだいコンプレックス」

を読んで感じたことがあります。



1番身近な人間関係である、家族、きょうだいについて
親からの待遇の差によって相手を羨んだり、妬んだり、
小さい頃に体験した環境から

社会に出てからの対人関係、自己肯定感にも影響が
出てくることがあります。

なぜそうなるのか、の解説と
著名人を例に色々なパターンが書かれていて
とてもイメージがしやすく、
私自身が感じていたことが凝縮された内容でした。



私は個人セッションを受け始めた頃、
アプレンティスのMiyokoさんに

「大きな目がありますね」

と言われたことがあります。

ずっと他人の目があり、
どう見られてるか?を気にしている

意識的に感じている部分でもありましたし、
指摘をいただいて大いに納得していました。



岡田先生の本を読んで
あらためて、きょうだいのことを感じてみると、

私はただの人ではダメ という思いがあることに気づきました。




私の兄は重度の知的障害があり
皆と一緒に学生生活を送って、就職して、結婚して、
といわゆる普通の人生が送れません。

どこの学校へ行ってどこの会社に勤めてといった
世間からの目以上の物珍しい目は常に付き纏っていました。

兄の分まで私が頑張らないと!すごい人にならないと!と
両親を喜ばせたい思いもあって

誰も何も言わないけれど、
意識の深いところで常に焦り、プレッシャーを感じていました。




小中学生くらいまでは、近所の中ですごい人なので
まだなんとか成立していましたが

枠が大きくなるにつれてだんだんと無理が生じていきます。



そもそもすごい人ってどんな人だろう?
と考える余裕もなく

見えないゴールを目指して
自分で自分を追い詰めるような感じ。

「大きな目」に振り回されていました。



肝心の父母の思いはというと、
良い報告ですと
もちろん喜んではいましたが

周りから羨ましがられる、優位に立つための手段であったという、
ただそれだけのことで


周りの目、世間体ばかりを気にして

置いてきぼりだった「私」の存在に気づき
ゆっくりと癒すことができました。




私の場合、
本から感じることで
自分を紐解いていくこともありますが、

日常生活の中でも何かあれば
まず自分の内側を見るように心がけています。



外に向いた意識を自分の内側へ向けて
一つ一つ向き合っていく作業は

大変ではありますが
少しずつ自分の変化を感じられると思います。



今感じる違和感が何につながるか、
内側を探ってみるきっかけになれると嬉しいです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。
COCOROCOLLEGE専属ヒーラー、サイキックカウンセラーとして活動中。
オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。
詳細は下記事務局までお問い合わせください。
pcsession@cocorocollege.com

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