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北欧旅行 a.k.a. ダーツの旅

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新婚旅行の記録です。行き先は世界地図を的にしたダーツで決めました。結果、北欧2ヶ国(アイスランドとスウェーデン)における7泊9日の旅となりました。旅をした期間は2017年4月中旬… もっと読む
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#北欧

新婚旅行2日目(1) ストックホルム観光

新婚旅行2日目(1) ストックホルム観光

ストックホルムに到着した翌日。部屋のカーテンを開けると、街の景色が飛び込んでくる。前日に見ていても思わず感嘆の声が洩れる。

朝食は部屋に届けてくれるサービスを利用した。

美味しい。パンと乳製品が特に絶品。写真では分かりにくいけれど、ボリュームも多かった。

腹ごしらえを済ませ、ストックホルムの市内観光をすることにした。まずは、徒歩で旧市街を散歩した。ホテルから歩いていけるのだ。

王宮があるエ

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新婚旅行7日目(3)ブルーラグーン、そして湯に浸かりながら飲む酒

新婚旅行7日目(3)ブルーラグーン、そして湯に浸かりながら飲む酒

ついにブルーラグーンに到着した。10年前に一人旅で訪れた時と変わらない、溶岩を切り開いたようなアプローチが施設へと続く。

建物の入り口の前に大きな池があり記念撮影をしたり。アプローチを歩く途中、移動中のバスの中にいた賑やかなオジさんも発見した。彼はなぜかバナナを一房手に持っていたのだった。妻の中で彼が「バナナおじさん」になった瞬間である。

建物に辿り着くと、入場手続きをする人たちで行列ができて

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新婚旅行4日目(2) アイスランド上陸

新婚旅行4日目(2) アイスランド上陸

ストックホルムから3時間余りのフライトで、アイスランドのケフラヴィーク国際空港に到着した。着陸してすぐに見える岩と苔だけの荒涼とした風景は、10年前の一人旅で訪れた時と全く変わらず、物語の世界のようだった。

空港も10年前とあまり変わっていなくて懐かしい感じがした。入国手続きを済ませて、まずは土産屋で酒を買うことにした。ちなみに土産屋は拡大していた。観光に力を入れているのが分かる。

酒を買おう

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新婚旅行7日目(4)アイスランドで万引き犯に間違えられる

新婚旅行7日目(4)アイスランドで万引き犯に間違えられる

ブルーラグーンをバスで出発し、空港へとたどり着いた。ここからタクシーで宿泊するホテルへと向かう。運転手さんに声を掛け、スーツケースを載せていざ出発。

運転手さんは還暦は越えていそうなベテラン。特に話しかけてくる様子もなく寡黙な人だった。アイスランドの人は、概してコミュニケーションにおける距離感が日本人と近いように感じる。安心してタクシーに乗る一方、気になったのはメーターだった。距離的に、日本の感

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新婚旅行6日目(3):アイスランド南海岸ツアーと晩餐

新婚旅行6日目(3):アイスランド南海岸ツアーと晩餐

ヴィークという小さな町を出発したツアーバス。次に訪れたのは草一本生えていない荒野だった。

バスから降り添乗員の案内で徒歩で進んでいくと、雹が突然降り出した。2日連続で雹を体験するのは初めてだ。妻と私はイテテテテと言いながら歩いていたが、他のツアー参加者はさほど驚く様子を見せない。

数分歩いた後に見えてきたのは、氷河だった。

ミーダルスヨークトルという名前だそうだ。(ヨークトルが氷河を意味する

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新婚旅行6日目(2) アイスランド南海岸ツアー

新婚旅行6日目(2) アイスランド南海岸ツアー

アイスランド南部の海沿いを巡る日帰りツアーは続く。ブラックサンドビーチという海岸を離れ、ツアーのバスが次に止まったのはヴィークという小さな町だった。人口数百人程度の本当に小さな可愛らしい町だ。大きな道路沿いから、街が一望できるくらい。

見渡すと、レストランとコンビニ的な売店が併設された店が1軒。土産屋が1軒。ガソリンスタンドが1軒。そして、丘の上に立つ教会が印象的だ。

さて、ここでツアーコンダ

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新婚旅行6日目(1):アイスランド南海岸ツアー

新婚旅行6日目(1):アイスランド南海岸ツアー

アイスランドに到着して3日目。この日は丸一日を使って日帰りツアーに参加した。「南海岸ツアー」という景勝地を巡るツアーだ。ホテルにツアー会社のバスが来てピックアップしてくれる。ガイドのお兄さんに挨拶し、バスに乗り込んだ。いざ出発。

ツアーで乗った車はベンツのマイクロバス。バスやトラック等の大型車はベンツが多かった気がする。

街を離れ数十分経つとこんな雪景色が広がる。更に進むと雪は無くなったが、家

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新婚旅行5日目(3):アイスランド首都レイキャヴィクでの街歩き再び

新婚旅行5日目(3):アイスランド首都レイキャヴィクでの街歩き再び

本屋のカフェで十分に暖を取った私たちは、再びレイキャヴィクの街へ繰り出した。特に行き先も決めずただただ散歩する。

国会議事堂。国の人口が34万人だとこの小ささで良いのだろう。フェンスなどで囲われてもいない。庭にも普通に入れるオープンな場所だった。この国の治安の良さと透明性が見て取れる。

市庁舎。湖畔に浮かぶように立つ建築。正面の入り口へは橋を渡ってたどり着くアプローチになっている。1階には観光

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新婚旅行4日目(1) さらばストックホルム、そしてアイスランドへ

新婚旅行4日目(1) さらばストックホルム、そしてアイスランドへ

ストックホルム4日目は、次の目的地であるアイスランドへの移動日だ。とはいえ空港には昼頃に着けばいいので、ホテルのチェックアウト前にストックホルム市立図書館へ行くことにした。一昨日に休館していて入れなかったところだ。開館直後に入れるよう地下鉄に乗り込んだ。

やはり地下鉄の車内は8時台でも全然混んでいない。

開館前に到着し、しばらく入口付近で待っていた。図書館前の広場で、保育園児が保育士たちに連れ

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新婚旅行3日目(1) ストックホルム郊外へ

新婚旅行3日目(1) ストックホルム郊外へ

ストックホルム3日目。身支度を整えたら、まずはホテルのレストランへ向かった。ビュッフェ方式の朝食だ。

前日に利用した部屋に届けてくれるサービス同様に美味しい。欲張って朝から満腹になるまで食べてしまった。

朝食を終えた後、ホテルを出発した。ストックホルム滞在中に天気予報で最も晴れそうだったこの日は、旅行の出発前から郊外に足を運ぶことにしていた。地下鉄や路面電車を使って20分程度で着く距離だ。

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新婚旅行2日目(2) トナカイを食らう

新婚旅行2日目(2) トナカイを食らう

ストックホルムのセーデルマルムという地区を引き続き散策する。カフェと洋服屋と雑貨屋と坂が多いのが中目黒っぽい。さらに川も近くに流れているが、その川は目黒川の何倍も川幅が広く隅田川以上だった。大きな川の向こうが首都中心部で、かつお洒落な地区という意味では、清澄白河みたいな感じでもある。

このように私は旅に出ると、その旅先を自分が知っている街に例えてしまいがちだ。特に都市だと尚更。この先でも、こ

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新婚旅行1日目(2) スウェーデンに上陸

新婚旅行1日目(2) スウェーデンに上陸

コペンハーゲンからスウェーデンのストックホルムまでのフライトは僅か1時間強。ほぼ国内線感覚だ。到着してからは特に検査されなかった。シェンゲン協定という協定のおかげである。

そして、ついにスウェーデン入国。最初にしようとしたことは酒を買うことだった。この国は酒税が高いためで、免税店で購入を試みる。でも断念した。いろいろ条件を説明されたのだが理解できなかったのだ…。無念。

気を取り直して宿泊する宿

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新婚旅行1日目(1)  スウェーデンへ

新婚旅行1日目(1)  スウェーデンへ

ついに旅に出る日がやってきた。7泊9日の新婚旅行だ。まずは成田空港からデンマークのコペンハーゲンへ。そこからスウェーデンのストックホルムへ向かう。コペンハーゲンへのフライトは10時間。疲れるが、食っちゃ寝が得意な私たちはなんなく過ごしきった。スカンジナビア航空の飛行機は、ミッケラーというクラフトビールメーカーのビールを出していた。最高だ。

コペンハーゲンのカストラップ空港に上陸する間際、胸が高鳴

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新婚旅行0日目(3) ダーツの旅、決行へ

ダーツの結果を聞いた妻からもらった返事はこうだった。

「どっちも全然イメージが湧かない。」もっともである。どちらも観光地としての知名度は高いとはあまり言えないのだ。しかし、しばらくgoogleなどで検索をかけた妻からこのように返ってきた。

「両方ともいいね!」そう、まずはどちらも治安は世界でトップクラス。特にアイスランドについては世界一とも言われている。さらに、北欧というデザインが洗練されたイ

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