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「ねばならない」から、親も子も解放されるために。

こんにちは!
【子供の能力を高める】子育て研究者kotoです!

前回の記事では、
親も子供も、違う人間なのだから感じることが違ってもいい。まずは子供が感じたことを否定せずに受け止めてから言葉のかけ方を考えるようにする。ということをお伝えしました!

▼くわしく知りたい方はコチラ!

今回の記事では、子供の感覚を否定してしまう原因の一つである「~しなければならない」という考え方について考察していきたいと思います!

◆子供が「上着、着たくない!」と言ったら?

春になったとはいえ、まだまだ肌寒い日がある今日この頃。特に、夕方は一気に冷え込んできますよね。

大人なら、「昼間はあったかいけど、夕方は寒くなるから上着を着ていこうかな。」といった予測ができ、寒さをうまく回避することができます。

でも、今、この瞬間しか見えていない子供にとっては「今、あったかい」という感覚がすべて。
いくら大人が「あとから寒くなるから、上着を着ときなさい!」と言っても今、寒さを感じていない子供は「上着なんていらない!」と主張するのです。

こんな場面よくありますよね…私もなかなか上着を着てくれない息子に「着ないなら連れていかないよ!」なんて、なかば脅迫をして着させていたことがよくありました。

それでもごねるときは「もう、好きにしたら!」
と言って、薄着のまま出かけ、帰ってくる頃には鼻水が…なんてことも。

親の言うことを聞かせるのがいいのか、子供の感覚を優先するのがいいのか…悩みどころです。

◆着せるのと、着せないのとどちらが正解?

さて、このとき子供自身はどう考えているのでしょうか?

上に書いたように、
子供は大人と比べて圧倒的に経験が不足しています。「夕方になったら寒くなる」なんて、大人の話は全然信じられません。「だって今暑いじゃん!」と。(しかも、子供の体温は大人より高い)

だとしたら「先のことは分からない。でも今は暑いと感じている。」この感覚は大切にしてあげたいですよね。でも、今のこの感覚だけに従っていたら夕方は鼻水確定です。子供の感覚、未来の予測をして行動することどちらも大切にしたいところです。

そのときに考えたいのが親側の「今すぐにしなければならない」という思い込みに気付くこと。それに気付くことができると、「今は暑いなら、いいよ。でも後で寒くなると思うから、持っていったら?」と、今の子供の感覚を尊重しながらも予測される危険を回避できるような柔軟な提案をすることができます。

ママやパパの願いの本質は「子供に風邪を引いてほしくない」ということ。「今すぐに、上着を着なければならない」というのは「ルールにはすぐに従わなければならない」という大人側の思い込みであるのかもしれません。

◆子供の感覚よりも「~しなければならない」と思ってしまうのは。

子供が自分らしく輝いて生きていってほしいというのが、子育て中のママやパパの大きな願いだと思います。でも自分勝手な子にはなってほしくない…周りともうまく合わせられるように…ルールや規則は守って…といった「ちゃんとした」大人になってほしいというのも事実。

自分のことも大切に。でも他のことも大切に。というのが、親心の本音ではないでしょうか。そこのバランスがとれていれば、子供の中に自分も社会も大切にする感覚が育っていきます。けれども親側がつい周りの目を気にして、子供の感じたことよりも常識を優先してしまうと子供の思いは置き去りに。

本当なら子供の発達やペースに合わせて、生活していきたいのですが、世間の風当たりが厳しいのも事実Ҩ(´-ω-`)

公共の場で子供がぐずっていると、ダメな親に見られるのではないかと心配して、子供の気持ちを大事にしてられない。すぐに言うことを聞かせなきゃ…と悩むママやパパも多いのではないでしょうか。

子供というのは、体も心も脳もまだまだ発達途中。我慢できる、できない。言うことが聞ける、聞けない。いったりきたりを何十回も、何百回も繰り返して、自立した大人に成長していくのです。

その過程では、もちろん家の外でぐずってしまうことも、ママやパパの言うことを聞けないこともたくさんあります。
子供の成長は、大人が思っているよりも時間がかかるもの。今日できたからといって明日できるとも限らないし、そのときの気持ちによって発揮される力はかなり変わってきます。
そういった子供の成長の仕方を知っていれば、その子のペースを尊重した関わりができるのかもしれません。

公共の場で周りの目を気にしない。というのはなかなか難しいですが、家にいるときは「~しなければならない」から親も子も解放されて、ゆったりと子供の思いを尊重した関わりができればいいなと思います。

今、すぐにできなくてもいい。たまには子供のペタイミングに合わせてみると、案外すんなりとママやパパの思いに沿ってくれることも。

子供だって、寒いと思えたら上着を着たくなります。そのタイミングを待って提案すれば、きっとすんなり受け入れられるはず。

「尊重するってどういうこと?!」と難しく考えず、「子供が今どう感じているか?」に注目すれば、自然と子供が感じていることを大切にできます。「大好きなママやパパが、自分のことを大切にしてくれている。」そんな安心感があれば、子供は自分自身の力でどんどん伸びていってくれるのではないでしょうか。

もちろん、子供の命に関わることや他の人の大きな迷惑になることなど、子供のペースに合わせられないこともあります。
また、何でもかんでも子供の思い通りにしてしまうのとも違います。子供の思いを100%通すのではなく、どうしたら困ったことを解決できるか、どこなら妥協できるのか、といったことを大人ならではの知恵と工夫と柔軟さで子供を導いてあげたいと思います。

◆まとめ

今回の記事では、子供の発達の段階を理解して、子供のタイミングに合わせた関りをしていくと、子供は自分の力でどんどん成長していける。ということをお伝えしました!

私もついつい自分の思いや都合を優先してしまいがちなので、子供がごねたときこそちょっと立ち止まって、「自分の感覚を押し付けてないかな?」と考えられるようになりたいです。

明日も一緒にがんばっていきましょう!


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