マガジンのカバー画像

私のつきあっている病とは

5
この少子化の時代に珍しくなっている絨毛性腫瘍について、体験情報があまりに少ないので、経験をまとめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

絨毛がんは治るがん

絨毛がんは治るがん

名古屋大学病院への受診の翌日

転院を決めたことを主治医に報告と挨拶にいく

先生は私の決断を受け入れて応援してくださり

抗がん剤がMEA ならMEAで最後までスケジュール通りやりきるんだよと熱く念を押してくださいました

でも、話をしていくなかで私が先生に出逢えたことは奇跡だと、的確な治療をしてくださってたことに感謝の気持ちを伝えていくと

先生も本音をこぼされました

今まで見たこともない、

もっとみる
絨毛疾患治療の実態 セカンドオピニオンからみえたこと

絨毛疾患治療の実態 セカンドオピニオンからみえたこと

セカンドオピニオンの結果

千葉大にみえた先生から直接名古屋大学病院の絨毛疾患専門医に紹介いただく流れになりました

もともと名古屋大学病院もセカンドオピニオンを依頼していたのですが

千葉の先生から直接依頼していただいて、名大の先生から休日にもかかわらず連絡があり、至急受診の指示をいただき、主治医の先生に紹介状を準備してもらうことになりました

受診といえど、まずは話を聞いてみてどこでどう治療す

もっとみる

絨毛癌に エマコ

絨毛性腫瘍に対する治療は、段階があります。

どんな治療方法や薬なのか。私の経験したものを紹介します。

侵入奇胎というローリスクのときは抗がん剤のなかでも、

免疫抑制剤という類いの薬。抗悪性腫瘍薬ではなくて。

メソトレキセート(免疫抑制剤)とロイコボリン(免疫保護剤)の筋肉注射を毎日8日間打ってました。

一週間休んでまた8日間毎日。それを7クール。4カ月やりました。

その後転院して、治療

もっとみる

胞状奇胎→侵入奇胎→絨毛癌

異常妊娠である胞状奇胎は、子宮内容除去して経過観察で問題なければそれで完治です。

私の場合は、次のステージへうつりました。

臨床的侵入奇胎。

手術で実物を取り出したわけではないので、臨床的(データ上の診断)とつきます。

専門用語が飛び交うのでこれでもかなりアバウトに表現してます。

難しかったら適当に読み飛ばしてください。

胞状奇胎を含めて、妊娠にともなって胎盤由来の異常細胞によっておこ

もっとみる

胞状奇胎ってなに?

私の治療してる病がどんなものなのか?

少子化の時代、あまり聞きなれないものなので、ご紹介します。

まず、最初の診断名でいうと、胞状奇胎(ほうじょうきたい)。異常妊娠のひとつです。

昔は『ぶどう子』ともよばれ、妊娠した子宮内にぶどうの房のような外観の“つぶつぶ”が多数存在する病気です。 今の日本では、約500妊娠に1回、300分娩に1回の割合で発生するといわれています。本来赤ちゃんや胎盤になる

もっとみる