藤助@野食材を色々食べる試み

新潟県在住の四季折々の野草等を食べまくる妖怪。野食材を中心に山菜、畑の野菜、魚、その他…

藤助@野食材を色々食べる試み

新潟県在住の四季折々の野草等を食べまくる妖怪。野食材を中心に山菜、畑の野菜、魚、その他諸々のあれやこれをしたためます

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野食材を色々食べる試み

皆さまどうもこんにちは。 野食材を色々食べる試みの藤助と申します 私の住んでいる新潟県は日本海に面していて、なおかつ野山も深く、それにあたりそれぞれに季節ごとの食材が豊富に採れる、まさに天然の食糧庫と言える素晴らしい場所です 山猿のじいちゃんから山菜の心得を叩き込まれ、料理人の父の仕事を盗み見て育った私の「野食材達との美味しい日常」です 皆さんの知ってる野草や知らない魚、もしかしたら普通の食材も登場するかもしれません 日々のちょっとした好奇心に、ちょいとおやつでもつまみ

    • 鶏もも肉の赤ワイン煮込みを食べる試み

      皆さまメリークリスマス サンタさんへプレゼントのリクエストはお忘れ無いでしょうか?藤助は幼少期のプレゼントに(お願いしたわけでは無い)「番犬ガオガオ」をもらって以来、大人とサンタさんに対して不信感を持つようになってしまった過去があります。 あんな原始的恐怖の塊を幼稚園児に与えるな さて、古今東西万国共通、銀世界を目の当たりにすると煮込み料理が食べたくなるのが人の性。おでん、ポトフ、ボルシチ、トリッパ…ほこほことろとろと温かい食べ物は、どうしてあんなに美味しいのだろう 白い

      • でっかいダツを食べる試み②〜持つべきものはデカイ厨房と料理人の身内〜

        前回はコチラ↓ 皆さんこんにちは。暖かい日が続いて油断していたら突然の豪雪に見舞われて泡吹いて倒れた新潟県人こと藤助です。 さて、前回くっそデカいダツを釣り上げたものの、デカすぎて一般ご家庭のキッチンではまな板に乗せる事すら不可能。 藤助家のクソ狭限界キッチンでは到底太刀打ちできまい しかし皆さま、安心召されよ。 こうなれば最後にして究極の手段… 実家の厨房をお借りしよう こういう時、実家がお料理屋さんだと大変助かる。ながーいダツが収まるまな板、良く切れる各種包

        • でっかいダツを食べる試み

          どうも皆さまこんにちは、野食材を色々食べる試みの藤助です。 突然ですが、釣りは好きですか? 今回は素晴らしい秋晴れに恵まれた日、これはチャンスと釣り道具をトランクに詰め込み、柏崎まで車を走らせた時のお話しです 新潟県で一生雨や雪に縁のなさそうな青空が広がっていも、多くの場合これが明日には蜃気楼のように儚く消え去ってしまう事は、我々県民にはもはや常識。 しってるぜ、おれは新潟の天候には詳しいんだ 貴重な晴れ間をフル活用すべく、法定速度内で許される限りのハイスピードで釣

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        野食材を色々食べる試み

          玉子サンドを食べる試み

          皆さんこんにちは 北日本から寒気がそろりそろりとやって来て、ようやく冬らしい気候になってきましたがいかがお過ごしでしょうか。 とりあえず一週間前の陽気を返してくれ さて、貧乏貴族の私藤助は、皆さんご存知の通り自炊がスタンダード。 特売チラシと冷蔵庫、各食材の賞味期限と相談しながら献立を決めていく 今朝は卵と食パンが余っていたので、玉子サンドを作ろうと思う。 野食材感はゼロだが、殻を綺麗に剥くコツをぜひ皆さんにお教えしてドヤ顔したいので、少々お付き合い頂きたい。 す

          玉子サンドを食べる試み

          完熟山椒でラー油を作る試み

          皆さんこんにちは。 野食材を色々食べる試みの藤助です 暖かいんだか寒いんだかわからん気候が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 私は「せや!寒い時はカプサイシンで身体ぽかぽか作戦や!」とハラペーニョの甘酢漬けを寒い日にむしゃむしゃやってたら胃とお尻を破壊した挙げ句、日に日に外気温が上がってきて暑くて痛くて辛いセルフ地獄を味わっていました。 人類は愚か。 さて、今日も今日とて早朝徘徊おじさんとしての責務を果たすべく近所をウロウロしていると、薄暗い木陰にチラリと赤

          完熟山椒でラー油を作る試み

          ヤマノイモのムカゴを食べる試み②〜出汁醤油で炊いたもんは大体美味い〜

          採取回はコチラ↓ どうも皆さんこんばんは。 炊き込みご飯が美味しい気候の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? というわけで、今回は先日採取したヤマノイモのムカゴを炊き込みご飯にする試みです 【ムカゴの炊き込みご飯】 ・ヤマノイモのムカゴ 一握り強 ・米 1合 ・塩 小さじ1/2 ・新味醤油 大さじ1 ・減塩本だし 大さじ1/2 ・水 1合分 ※なお、米を研いだ所に調味料と水を合わせてから汁を味見して「美味い」と思う塩気が大体このくらいだった気がするという程度のザ

          ヤマノイモのムカゴを食べる試み②〜出汁醤油で炊いたもんは大体美味い〜

          ヤマノイモのムカゴを食べる試み

          どうも皆さんこんにちは。 とある湖に野食材を探しに来た藤助です 湖と言っても今回は釣りが目的では無い。 以前立ち寄った時に偶然大量のヤマノイモのムカゴを見つけた記憶があったのだ その真偽を確かめるが為、この山の奥地に舞い戻ったという次第である とはいえ、もう10年以上昔の事なので、果たして変わらずあるかどうか… 少しドキドキしながら、湖の周りをゆっくりと回ってみる 目印は、縦長のハート型の葉っぱがたくさんついた蔓。 うーむ、中々見つからない… やはり10年もの月日は

          ヤマノイモのムカゴを食べる試み

          ミズのムカゴを食べる試み②〜こういうのでいいんだよ〜

          採取・調理回はコチラ↓ ブンブンハローY●uTube。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 悪天候の申し子新潟も、今日ばかりは近年稀に見る好天に恵まれ気持ちの良い秋晴れが広がっています 手短にいきますと、今回はミズのムカゴのアンサー回です 調味液に漬けて早幾日。パタパタと忙しく過ごしている内にすっかり放置してしまっていた ニラの種と赤紫蘇の実と同じく、まずは新潟の誇り白米と合わせていこう 炊飯器を開けると、ほっくりと炊けたごはんの甘い香りが部屋に充満していく。

          ミズのムカゴを食べる試み②〜こういうのでいいんだよ〜

          ミズのムカゴを食べる試み

          皆さまおはようございます。 ごはんのおともを探しに山を彷徨い歩く藤助です この日の早朝は涼やかで穏やかな、「まさに秋」という最高な気候。 落ち葉や土の熟成したような芳醇な空気はこの時期だけの特別な物だ。 胡桃を始め、アケビ、ヤマノイモ、栗などの秋の味覚がモリモリとたわわに実り、森全体が生命力と活気に満ち溢れているのを感じる 調子に乗ってむやみに歩き回ってると、気づかぬままバカの実でオシャレコーデを施されてしまう程には、多種多様の植物が次世代を残すための営みに勤しんでいるの

          ミズのムカゴを食べる試み

          ニラの種と赤紫蘇の実を醤油に漬ける試み② 〜ニラの種醤油はニンニク醤油の代替品足り得るのか?〜

          発見回はコチラ↓ 採取・調理回はコチラ↓ どうも皆さまこんばんは。 この肌寒い時期だというのにジャージが擦り切れてしまった藤助です。 古くて狭い我が家では、戸棚にぶら下げてあるドライヤーにこの穴が引っかかって危ない上に隙間風が可哀想な膝を容赦なく冷やしにかかってくるので、早急に修繕しなければ。 (元服の時に仕立てた着物を一生涯大切に使い続けたという武士の如く気高い志) さて、そんな倹しい暮らしを彩る本日の野食材は、かねてより準備していたこれである タイトル通り、ニラ

          ニラの種と赤紫蘇の実を醤油に漬ける試み② 〜ニラの種醤油はニンニク醤油の代替品足り得るのか?〜

          ニラの種と赤紫蘇の実を醤油に漬ける試み

          前回はコチラ↓ どうも皆さまおはようございます。今日も野食材を求めて徘徊する藤助です 先日の記事を読んでいただいた方はご存知、我が家の周辺の川沿いには、シーズン中はもう一生買わんでええわくらいの在来ニラが大量に生えており、安月給の私の胃袋を満たす大切な食料となっている そんなニラ君、この時期可憐な白い花を咲かせるのだが先週には全て散り、今や緑の鮮やかな玉だけになっている これは種らしく、熟して地面に落ち、そこからも来シーズン新たなニラが出るようだ。アサツキやニンニク等

          ニラの種と赤紫蘇の実を醤油に漬ける試み

          ロールしないロールキャベツを作る試み

          皆さんおはようございます 地域によっては爽やかな風を感じる清々しい秋晴れ、また、私を含め日本海側の方々におきましては、土砂降りの雨に打たれながら寒々しい曇天を頭上に凍えるような毎日をお過ごしと思います。 我々が何をしたと言うんだ。 検索サイトに「1年の内 雨 新潟」と打ち込むとサジェストに 「新潟 気候 最悪」 「新潟 天気悪い 鬱」 と真っ先に出るくらいには絶望している同士がいると思うと逆に元気づけられてしまう。 皆強く生きような そんな日照率が最低で他県で言うと

          ロールしないロールキャベツを作る試み

          柴漬けを作る試み②〜愚か者の油断〜

          採取・調理回はコチラ↓ どうもこんばんは。野食材色々を食べる試みの藤助です 今日は先日、衝動にかられ近所に生えていた赤紫蘇を毟り、柴漬けを仕込んだその後のお話をしようと思う 皆さまにとっても、恐らく反面教師的参考になるかと存じます あの日、きゅうりと赤紫蘇を塩で揉んでお酢とみりんで漬け込むだけの簡単なお仕事を終え、私は浮かれていた。 初めて作ったにも関わらず、スピーディかつ完璧な手捌き、まさに天才的所業。これはレシピを保存しておかねば世界の損失になる。 ウキウキとメ

          柴漬けを作る試み②〜愚か者の油断〜

          柴漬けを作る試み

          寝苦しい夜も遠い日の如く、肌寒さを感じる今日此の頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。我が家は朝の飲み物が冷たい麦茶からホットコーヒーになりました。 さて、私の実家は新潟の辺鄙な片田舎にあり、1年を通して何かしらが野外に干されているのが常である。 春はぜんまい、秋は柿、冬は大根。 そして、夏は梅。 梅干しと言えば、感の良い皆さまは上記の画像で既にお察しであろう。 今回のテーマは赤紫蘇である。 ただいま10月の始め、酷暑の影響で遅れているとはいえ紅葉も準備運動を始めた様な

          謎の花を調べる試み

          まだ薄暗く、それでいてほんのり明るいまさに朝ぼらけ、(「朝ぼらけ」なんだか寝ぼけてるみたいでかわいいよね)近所の河川敷をぷらぷら散歩する。太陽で温まる前の、朝露で濡れた草や土のしっとりとした空気が堪らなく好きだ。日本人の心、炊きたてご飯の香りとタメはるくらい。 ちいさい頃からじいちゃんに野猿の心を叩き込まれた私は、山や草木が生い茂る場所に行くと食べれそうな植物をサーチする癖があり、今日もキョロキョロと辺りを警戒する不審者みたいな動きで散歩していた そういえば、夏にここらで