見出し画像

好きを仕事にしてみたら苦手なことの方が多かったと気づいた話

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦兼フリーランスをしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

久しぶりの更新になってしまいました。
noteに書きたいことはたくさんあり、日々の出来事をメモしているのですが、メモが溜まっていく一方で、なかなか書けずにいてもどかしいな~と日々思っています。
そして、メモしたその時はすごく感情が熱くなっているのですが、後で読み返すと、そこまで書くようなことでもないな・・・とか、なんでこんな風に思ったんだっけ??とか、ましてやこれは何の件だっけ??となることもしばしば(笑)

やっぱり、思ったときにすぐ書かないとダメですね。

先週、わたしが会社員を辞めてから最初にやろうと思った外国人向けの料理教室のお仕事があり、テーマ決めからレシピ作り・試作・スタイリング写真を撮り告知・集客とものすごく大変で、ようやく終わった~~~~という感じで一安心です。

そこで、今日はわたしの感情が熱いうちに、フリーになって最初にやろう!と思った外国人向け料理教室を今はどう感じているのか、やってみてどうなのかその辺を書いて見ようと思います。

わたしはたまたま選んだのが外国人向けの料理教室だったのですが、みなさんもそれぞれ自分の得意なことやこれをやりたい!と思うことがあると思います。

それを実際に自分のサービスとしていくときに、やりたい!好き!だけでは乗り越えられないこともあるんじゃないかなと思うので、自分のサービスに置き換えながら読んで頂けるとありがたいです。


やってみて初めて分かる感覚


まず、最初になぜその活動をしようと思ったのか。
それはこちらの記事で書いております。
会社員を辞めることになり、どうしようかと悩んでいたときに、自分の強みや得意なことを書き出してたどり着いたのがこの外国人向け料理教室でした。

そして、約半年程たち、ようやく自分が主催できるところまで来たのが先週あった料理教室です。
正確には、同じような活動をしている方たちと一緒に告知をして、月に1回ずつ会場を借りて交代で行うという方式なので、完全に個人でというわけではないですが、、
でも、当日は完全にわたし1人でゲストをお迎えして、自分が先生となってレッスンを行う、これは会社員時代には全く考えもしなかった光景だな~と思います。

という話をすると、結構順調にいっているな~という印象を持たれるかもしれませんが、現実はそうではなく・・・今はこの活動をどうしていくか考える段階に来ています。

先程紹介した記事の時点でのわたしは、めちゃくちゃわたしにぴったりじゃん!と軽い気持ちで考えており、よしやるぞ!という意気込みしかなかったわけですが、実際やってみると散々棚卸しをしたはずの、自分の得意不得意・好き嫌い・得意苦手が全然生かされてないなと感じています。

これはやってみて見えてくる課題ではあるので、実際やってみて今後どう方向転換をしていくかを考えないといけないなと思っています。


好きを仕事にするの好きを細分化してみる


最初に、わたしが会社員を辞めて何をやろうかと思ったときに、好きなことをとりあえず書き出してみました。

その時に「料理」というのも入っていたのですが、ただ料理が好きと言っても色々ありますよね。
メニューを決めるのが好きなのか、料理の作業工程が好きなのか、作ったものを喜んで食べてもらうのが好きなのか。
得意の中にも、時短料理が得意なのか、一度に大量に作るものが得意なのか、おもてなし料理やパティー料理が得意なのか。

人それぞれ好きと得意の中にも、更に細かい好きなポイント、得意なポイントがあると思います。

わたしの場合、料理をしている工程が好きで、一度に何品も同時進行で作るので、頭の中で工程を組み立てて、できるだけスムーズに無駄なく作っていくと、ああ~すっきりした!という気持ちになります。

これを感じるのは、一人で料理するときが多く、黙々とそのことだけに集中しているので、わたしの生活の中ではマインドフルネスな時間になっています。

週末に夫と一緒に料理を作ることもあるのですが、これは全く別物。
本音を言えば自分ひとりで作ったほうが断然早いし、美味しい!笑

でも、これは1つのエンターテイメントというか、週末の夫婦のイベントとして作っているので、料理というよりコミュニケーションの一貫としてやっている感じだな~と思います。(そして夫はそれがすごく楽しそうで嬉しそう)

そう考えると、わたしが料理の中で好きなのは、黙々と作って感じる達成感や満足感が先に来ていて、その後に美味しいものを食べられる、食べる人が喜んでくれる、が来ていることが分かります。

自分は料理が好きだとずっと思っていたけど、実は料理をする工程が好きなのでは?と改めて気づきました。

今回料理教室をやってみて、やりにくいな~と感じたのは、このマインドフルネス状態&効率的ではないことが出てくること。
当たり前ですが、料理教室なのでゲストに教えなくてはいけません。そして相手は外国人。料理に慣れていない&知らない食材も多い&日本人のようなコミュニケーションがとれない。

スムーズに進んでいくわけがありません。

そこで、夫と料理を作っているときと同じ気持ちになりました。
1つのエンタメとしてはとても楽しいし、すごくいい経験が出来ているなと思います。

でもこれは、出来るけどやりたくないことにあげていた、多くの人とコミュニケーションを取ること、に当てはまってきます。

わたしは、コミュニケーション能力はある方だと思っていますが、不特定多数の人と関わること、大勢の人がいるところがあまり好きではありません。出来るし上手くやるのですが、自分がとても疲れてしまうのですよね。

だから、この状況は自分の好きではないし、得意でもないのです。

逆に自分の苦手なことであげていた、裁量権がないこと、融通が効かないこと、に少し当てはまるなと思います。

思っている順序通りに行かない、相手の行動が読めない、自分のペースで進められない、言語の壁でコミュニケーションが上手くとれない、これが頻繁に起こります。

好きなことを仕事にしたくて始めたのに、なんだか疲れる・違和感があると感じる、達成感や幸福感があまりない・・・
この理由を考えていくと、自分のやっていることは、自分の苦手なことの方が多く含まれてしまっている!!ということに気が付きました。

最初からある程度想像していたつもりですが、やっぱりやってみないと分からないことばかりです。特に、その時に沸き起こる自分の感情や感覚というものは1番分からないなと思います。

ましてや好きなことでないと続かないと思って選んだものが、自分の好きではないことのほうが多く含まれているなんて・・・
自分の選択と思考の浅さに情けなくなっております。

ビジネスにしたときに出てくる壁


そして、これを自分のサービスにしていこうと思ったときに出てくる壁が、利益の追求。
利益に関しては、別でやっていた仕事で色々と思うことがありこちらの記事で書いています。

どうしても、自分のサービスとして続けていくためには、利益を出さなくてはいけません。
こちらの記事で書いたのは、自分の利益だけを追い求めてしまっているので、ここまでは求めていませんが、それでも利益が出ないとビジネスとして回っていきません。

料理教室をやろうと思ったときに、最初にターゲットをどうしようかと考えました。料理教室って日本人向けに教えている場合と外国人向け(インバウンド旅行者)では単価が2倍以上違います。

最初に外国人向けに絞ったのは、会社員時代に海外向けの食品事業をやっていたという背景もありますが、単価をあげやすいと思ったからでもあります。

ただ、今はそれが裏目に出ていて、教える手間、インバウンドを狙うと毎回不特定多数の方とコミュニケーション(しかも英語で)を取ることになる、固定客がつかないので集客を毎回しないといけない&深い関係が築きにくい、など自分の苦手としていることがついて回ります。

これはわたしが、どうせやるならターゲットの単価が高いほうが良いと、浅はかな考えで選んでしまったことで、今後サービスを見直すときに、そこをもう少し噛み砕いてサービスづくりをする必要があるなという、自分の経験から学ぶ教訓です!笑

また、料理教室をやるためには、最初にレシピ作りや試作、時間通りに終わるよう段取りを確認して、当日必要なものを買って現地に持っていかなくてはいけません。
ここのコストと時間をしっかり計算できていなかった。

客単価×人数で単純に計算していいわけではなく、そこにかかるまでの時間と労力がものすごく大変で、普通に時給計算してしまうと、スーパーでレジ打ちしたほうが良いな・・と思ってしまいます。

まあ、これは最初はどの分野でも言えることだとは思いますが、わたしの場合は採算度外視でもやろう!!と思えていないというのが問題だと思います。
本当にやりたいことって、たぶん時間計算とかしないと思うんですよね(笑)

わたしはしっかり時間計算して、うん全然割にあわないぞ!と思ってしまっています(笑)

その先に待っているものが自分の得意や好きではないと、こういう考え方になってしまうのかなと思います。

これは、会社員時代には全然思ったことのないことでした。
会社にいると給料が毎月決まっているので、言ってしまえばどのパフォーマンスでもそこまで変わらない。

でも、今は自分の時間を切り売りしているので、とにかく単価を考えてしまいます。それは時間単価でもあり、商品の単価をいかに上げていけるかでもあり。そして、そこに自分が使う時間をいかに下げていけるか。

利益というものを強く意識したときに、初めて自分の好きこと、得意なことでないとやっぱりしんどいし、長期的に続けていくには難しいんだなと感じました。

好きなことを仕事にする!とはいかないまでも、(最近これに否定の自己啓発本多いですよね)苦手でないこと、苦痛に思わないことを自分のサービスの柱として持っていけるようになりたいですね。

実際にやってみて自分の頭の中で考えていることと、実態が違いすぎるということが改めて分かりました。
やっぱりインプットばかり増やして、やれる気になり頭でっかちになっていると、見えないことばかりです。

今考えれば全部、そんなことやる前から分かるだろ自分!と思いますが、当事者になると見えないことばかりで。やってみて、あれなんか違うぞ??ということの繰り返しです。

すぐに結果が出ることではないと思うので、今回はいい勉強になったな~というくらいに思っておきます。
ここで得たこと学んだことを次に実践することの1つの指標として、自分の中に蓄えて行けたら良いなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?